Menton (マントン)


マントンはイタリア国境の手前にあり、
毎年2月頃にレモン祭りが行われます。
ご隠居生活を過ごすご老人が多いことで有名ですが、
お隣イタリア人もかなり多く、
「ここはイタリア?」と勘違いしそうになるときも。(笑)

ニースから少ししか離れていないのに、より温暖な気候で
(だからレモンやオレンジ、柑橘類がよく育つのですね!)、
ノンビリした空気が流れるとても素敵な街です。
(余談ですが、フランス語の「en」の発音が微妙なので、
現地ではマントンよりモントンと言った方が通じるかもしれません。)


(マントンのレモン祭り)



マントンへの行き方

車での行き方

・・・モナコに行くとき同様、高速を使う方法と一般道を走る方法と二通りありますが、我が家は車酔いしやすいタイプなので、いつも高速を使っています。ニースの街中からA8(青い看板)を目指して高速道路に乗り、59番のMenton(マントン)で降ります。一瞬Sospel(ソスペル)方面に行き(D22A)、Mentonという看板に従い、県道(D2566)を南下していきます。突き当たりにカジノがあるのですが、旧市街は向かって左側の方になります。パーキングの「P」マークを見たら、車を停めて歩いて回った方がいいかも。


電車での行き方

・・・ニース中央駅から急行で30分強、各駅停車で40分弱。(あまり変わらないですね。笑)。海沿いの景色がきれいなので、進行方向右側に座るようにしましょう!(帰りは左側です。)。駅を出たらまっすぐ進み、通りを渡って青い小人の看板が出ているレストランの前に行き、そこから南下します(右折)。レモン祭りの会場になるBioves公園脇を歩いていく途中に観光案内所があるので、地図をもらっておきましょう。そのまま南下し、カジノに着いたら左側に進んでいくと旧市街に近づきます。


バスでの行き方

・・・100番のバスです。「Station J.C.Bermond」が発着所になります。マセナ広場からAvenue Felix Faureを東に向かって歩いていき、公園の終わりにある広場です。(長距離バスターミナル移動に伴う情報はコチラからどうぞ。)

時刻表http://www.cg06.fr/fr/servir-les-habitants/deplacements/transport-collectifs/lignes-et-horaires/lignes-et-horaires/(100番のところを探して下さいね!)

所要時間は時刻表によるとニースからマントンまで1時間。料金は1ユーロ。ぐるぐるとした山道を通ることもありますので、車に酔いやすい方は予め薬を飲んでおくと良いでしょう。


mangelさんさんからのご報告(2012年2月)

.....100番バスへマントンに行きましたが、その景色は最高ですね。次回は100番バスで一日途中下車の観光をしたいと思います。7日間パスを使ったのですが、帰路のマントンからニースへは、サンポールドバンスのように使えませんでした。ので、1ユーロ必要です。


マントンで食べる

マントンは意外に大きな街なので、カフェやレストランがたくさんあります。街中を歩くうちに感じの良さそうなお店が見つかると思うので、ピーンと来る場所があったら是非トライしてみて下さい。なんとなく見つけるのも旅の楽しさなので。(そこで良いお店を発見されたら是非教えて下さいね。よろしくお願いします!)

1) CAFFE ITALIANO
1, Ave. Felix Faure
.....カジノのある通りを向かって左側に行くと、何軒かカフェが並ぶ中にあります。イタリア人経営のお店で、パニーニやサラダ、ラザニアなど。デザートやカプチーノもおいしいので、あまり時間をかけずにサクッと食べたい方にオススメです。

2) La Coquille d'Or
1 quai Bonaparte
.....旧市街の歩行者天国を一番奥まで行き、階段を登らずに右側(ヨットハーバー方面)に進んだところにあるそうです。お友達のオススメ。シーフードがおいしいとか。

3) Gelateria SOFIA
9, quai Bonaparte
.....歩行者天国を一番奥まで行き、階段を登らずに右側に進むと(ヨットハーバー方面)すぐ左側にあります。ジャン・コクトー美術館からいらっしゃる方はそのまままっすぐ海岸沿いの散歩道を進んでいって下さい。左側にカフェが何軒か並んでいるところがあり、お店はその中の一つです。)

4) Boulangerie Patisserie VERMEULEN
13 Rue St Michel
.....パン屋さんなんですが、サンドイッチなど軽食も食べることが出来ます。ここでのオススメはマントン名物レモンタルトとフーガス・マントネーズ(fougasse mentonnaise)と呼ばれるブリオッシュ菓子。

5) Le Stanly
6 Place Cap
.....モモコさんからのオススメです。「とっても混んでいたのでつられて入ったのですが、安くて美味しかったです。飲み物も1杯サービスで出てきました。」


マントンで買う

旧市街の歩行者天国にいろいろなお店があるので、のんびりお散歩しながらチェックしてみて下さい。小さいけどギャラリー・ラファイエット(デパート)もあります。

1) Confiture HERBIN
2 Rue Vieux College
http://www.confitures-herbin.com/
.....有名なジャム屋さんです。旧市街の歩行者天国から少し入ったところ。看板が出ているのですぐにわかると思います。アトリエ見学も出来るのでお時間に余裕がある方は是非。(店内は写真撮影禁止なのでご注意下さい。)

2) Savonnerie Mentonnaise
23 rue Saint Michel
http://www.savonneriementonnaise.com/index.php
.....石けん屋さんです。マントンのレモンを使った石けんが人気。

3) Olivier & Co.
5 rue St Michel
http://www.oliviers-co.com/
.....実はパリ発のブランドらしいのですが、おしゃれなパッケージに、質の高いオリーブオイル、優しい店員さんも多くて、心地良く買い物が出来るお店です。ニース店もオススメですが、マントンの歩行者天国にもお店があるようです。(モモコさん、ありがとう!)

4) Les images de Provence
21 rue St Michel
.....南仏生地&南仏雑貨のお店。以前はニース旧市街にもお店があって、大好きだったのですが、マントン本店一本になってしまった模様(涙)。こちらも歩行者天国にあります。(モモコさん、ありがとう!)


マントンで泊まる


マントンのホテルは「ニース近辺のホテル」のページで1軒ご紹介しています。皆様からのオススメも募集中!どうぞよろしくお願いします。


HOTEL LEMON


10 rue Albert 1er - 06500 Menton
http://www.hotel-lemon.com/
.....インターネットで探した中で、一番興味を引いたホテルです。リサイクル資源、ゴミ分別はもちろんのこと、電気や水の節約、部屋のペンキやお掃除用品などにも環境に優しい製品を使用。朝食は別料金なのですが、オーガニック食材や地元の旬の素材を使うらしく魅力的。駅に近いので、ここを拠点にしてモナコやニース、イタリアの方へも日帰り観光できます。コートダジュールでは、環境を意識したホテルがまだ少ないので、応援したいと思います。どなたかご宿泊されたらレポートよろしく!



マントンで見る


1) 市役所の婚礼の間

SALLE DE MARIAGE (MAIRIE DE MENTON)
17 rue de la Republique (マントン駅から旧市街の途中にあります。)
.....市役所内にあるので平日しか見学できませんが、ジャン・コクトーが壁画を描いた婚礼の間は一見の価値があります。2011年8月現在、入場料2ユーロ(学生、教師、65才以上、大家族は1ユーロ、18才以下、学校のグループ、失業者、障害者、ジャーナリスト、アーティストは無料)。開館時間は8時半~12時、14時~16時半まで。確か、入口で日本語のオーディオガイドを貸してくれたような気がします。(今はどうでしょう?)


2) コクトー美術館

MUSEE JEAN COCTEAU
Bastion du Vieux Port
.....海側の出っ張ったところにあります。入口の石のモザイクからコクトーで感激。雰囲気も良いので、お時間のある方は是非いらしてみて下さい。2011年8月現在、入場料3ユーロ(学生、教師、65才以上、大家族は1.5ユーロ、18才以下、学校のグループ、失業者、障害者、ジャーナリスト、アーティストは無料)。開館時間は10時~12時、14時~18時。火曜日休館。


3) 市場

MARCHE COUVERT
Quai de Monleon
.....旧市街の歩行者天国から二本南側の通りにあります。いかにも市場という感じの素敵な建物なので、すぐにわかると思います。ニースの市場は月曜日がお休みなのですが、マントンはお休みがないみたい。(間違っていたらご教示願います!)。Socca(ソッカ=ひよこ豆の粉で出来たクレープのようなもの)や、Barbajuan(バーバジュアン=揚げ餃子みたいなもの)と言った地元の名物料理を出すお店もあるそうなので、季節の良い時期はここで食材を調達して、公園や海辺でピクニックをしても楽しそう。


4) 展望台(2006年にゃんこ先生からのご紹介)

.....サンミッシェル教会の右側の道を登り、舗装された坂道をズンズン登っていくと展望台があるんです。Montee du Souvenirという道のようです。展望台からはイタリア国境側の海と旧市街が見えます。私が行った日は曇りだったので写真が暗いですが、地球の○き方に載っている同じ場所からの写真は旧市街が陽に照らされキレイです。帰りは展望台脇から旧市街の中の細い道を下って帰りました。こちらの方が近い気がします。(←私も行ってきました!とっても見晴らしが良くて大感激でした!!!)


5) レモン祭り

.....ニースのカーニバルと同じくらい有名なマントンのレモン祭り。詳しくは「レモン祭り」のページをご覧下さい。


6) マントンのクリスマス

.....マントンのクリスマスイベントは定評があり、毎年テーマを変えながら多くの観光客、地元民を魅了しています。詳しくは「南仏のクリスマス」のページをご覧下さい。


7) イタリア国境

.....海沿いをずんずん歩いていくと、3キロくらいでイタリア国境になります。



マントンをネットで

マントン観光局

マントンに関する情報が集結しているので、ご出発前に是非ご覧下さい。探しものも見つかると思います。日本語のページもあります。

マントン市公式HP

マントン市のページなのに、観光局並みの情報量です。こちらも日本語表記あり。

レモン祭り公式HP

レモン祭りの日程、スケジュールなど、情報はここ!



みなさんからのご報告
(ありがとうございます!)

モモコさんさんからのご報告(2011年9月)

.....マントンではまたまたシーフードを堪能しました。いくつかのレストランはランチ時に閉まっていました。(La Coquille d'Orも含め)。私たちの行ったお店はこちら Le Stanly's(6 Place Cap, 06500 Menton)。とっても混んでいたのでつられて入ったのですが、安くて美味しかったです。飲み物も1杯サービスで出てきました。その後はソフィアでジェラートを食べてお買いものをしました。
 あと、マントンの、ジャン・コクトーの結婚の間は去年の年末に独りで訪問した際は3ユーロでした。日本語の音声ガイドも係りの方が流してくれます。でも!ここの職員の人々、アジア人が嫌いなのでしょうか、閉口してしまうほどの悪態で、ちょっとウンザリしてしまいました。きちんとした服装で、下手ながらもフランス語で礼儀正しく話したのですが、一目見ただけで露骨に嫌な顔をされ、観終わった後に、係りの人にお礼を言って帰ろうとしたら、廊下で会った人(多分職員)に攻撃的にいきなり、何しに来たんだ、金は払ったのか、見終わったら早く出ていけと言われました~。(ひ~) フランスで会った方、皆親切だっただけに、すごい対比でビックリでした。でも、ここの人々以外はとっても親切な方ばかりだったので、ラッキーでしたし、これを帳消しにしてしまう程、フランスの方々にはお世話になりました。

レイモンドさんからのご報告(2011年7月)

.....海沿いを走るバスが絶景との情報でしたが、時間短縮の為、電車で行きました。ニース・ヴィル(Nice Ville)駅窓口で往復チケット購入。9ユーロちょっと。販売機周辺は怪しい感じの男の人がいたので避けましたが、小銭をきっちり持っていてまごつかないなら、こちらの方が並ばずに買えてよさそうです。観光案内所のマダムはとても親切で、旧市街のお土産店もほどよい数あり見やすく、ワゴンで売っていたミントのシャーベット状のジュースはとても美味しかったです!ミニカップで2ユーロでした。色がとにかく緑なのですぐに見たらわかると思います。街の雰囲気もとても良かったです。女性一人旅でも安心して行ける場所ですね。

みこったさんからのご報告(2008年11月)

.....イタリア語ではメントーネと呼ばれるマントンへは、2008年11月の2度目のニース滞在の折に1ユーロバスでイタリア人の夫と二人で行きました。ジャンコクトーの婚礼の間を見に行きたかったからです。私達が行った時は日本語のオーディオガイドはなかったと思います。係の方が案内してくれ「何語にしますか」ときかれ、「イタリア語で」と言うと説明テープをスタートさせ、その後は私達を部屋に二人きりにしてくれました。粋な計らいに心から感謝し、美しい壁画を存分に堪能しました。次回はぜひ泊まってみたいと思っています。

taokiさんからのご報告(2008年2月)

.....マントンのジャン・コクトー美術館はお勧めです!
長距離バスでマントン、カジノ前で降りれば、少し近くなります。
時間があれば、海岸線を徒歩15分程歩くとコクトーの結婚の間があり、こちらも良いです。
日本語で解説のテープを流してもらいました。


にゃんこ先生からのご報告(2006年、2007年)

.....マントンもひらけた街ですが、ニースとは違いのんびりした雰囲気ですよね。
マントンは高台の墓地から見る旧市街(教会の塔の向こうに海がキラキラ)が好きです。
サンミッシェル教会の右側の道を登り、舗装された坂道をズンズン登っていくと展望台があるんです。
 Montee du Souvenirという道のようです。展望台からはイタリア国境側の海と旧市街が見えます。
私が行った日は曇りだったので写真が暗いですが、地球の○き方に載っている同じ場所からの写真は
旧市街が陽に照らされキレイです。帰りは展望台脇から旧市街の中の細い道を下って帰りました。
こちらの方が近い気がします。





地球の歩き方「南仏プロヴァンス&コートダジュール」

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かなり情報網が広がっているようです。


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携帯版フランス語会話とっさのひとこと辞典

旅行の前、留学の前には
フランス語を勉強しておくとよいですよー。