ラ・チュルビー


La Turbie (ラ・チュルビー)

ラ・チュルビーはモナコの上の上の上の方にある小さな村です。ローマ皇帝アウグストスの戦勝記念碑が高々とそびえ立っています。それなのに、不思議とあまり観光地化されていないんです。村の中も可愛くて、昔から大好きな場所なんですよ~。今から10年以上前、私の親友が初めてニースに遊びに来てくれたときに、真っ先に連れて行った思い出の場所でもあります。その後、しばらく忘れていたんですが、最近お気に入りのレストランができたのと、数々のトレッキングコースの出発地点でもあることから、また行くようになりました。(娘が大きくなったので、山歩き再開なのです♪)



(Trophée des Alpes (トロフェ・デ・ザルプ)と呼ばれるローマ時代の戦勝記念碑。)



ニースからラ・チュルビーへの行き方

●車での行き方

1) ニース港の「コ」の字の真ん中の辺り(大きな教会の横)を入り、標識に従って北上。
Grande Corniche (D2564)をマントン&モナコ方面に向かって走る。
2) そのまま道なりに走って行くと、20分位で着きます。
もしくは、Moyenne Corniche(=Corniche André de Joly/D6007)でエズ村まで行き、
そこからラ・チュルビーに向かう方法もあります。うちはGrande Corniche派ですが、
お時間とお好みで使い分けて下さい。

●バスでの行き方

ニースの長距離バスターミナルから116番「Peille(ペイユ)」行きに乗る。
一日6便しかないのと、バスはちょっと大回りなのですが(ニースから約40分)、
片道1ユーロだし、時間に余裕のある方、リピーターの方には是非オススメです!
"La Turbie Mairie (ラ・チュルビー・メリー)"下車。
Mairie(メリー)と言うのは市庁舎という意味です。


バスの時刻表 
・・・・・ニース発の116番もですが、バスが少ないため、ラ・チュルビーとモナコをつなぐ114番、ラ・チュルビーとマントンをつなぐ115番も要チェックです!



(遠くからも戦勝記念碑がよく見えるラ・チュルビーの村)



ラ・チュルビーを訪ねる

1)まずは村!

石造りの小さな村なのですぐ歩き終わってしまうと思うんですが、
お花を飾っている人が多く、とても可愛いんですよ~。観光地化されていないのもGood!


2)Trophée des Alpes(ローマ皇帝アウグストスの戦勝記念碑)

村からバスの進行方面(市庁舎から離れる感じ)で歩いていき、
奥にパーキングが見えるところを右折。ずんずん入っていくと右側に入口があります。
入口を通り過ぎると展望台があるので、そこからの景色もお忘れなく。モナコが一望できます!

入場料・・・5ユーロ
(18~25才までは無料。でももしかしたらヨーロッパ共同体に加入国の学生のみかもしれません。
もしいらっしゃる方がいましたら、ご報告よろしくお願いします。)
また11月~5月までの第一日曜日は無料。
(イコール、6,7,8月は第一日曜日でも有料になるみたいです。。。涙)

開館時間・・・
●5月19日から9月20日・・・9h30~13h00 / 14h30~18h30
●9月21日から5月18日・・・10h00~13h30 / 14h30~17h00
(入場券販売は閉館時間の30分前まで。)

休館日・・・毎週月曜日、1月1日、5月1日、11月1日、11月11日、12月25日
(そのほか、工事などのときは特別に閉まることもあります。)


3)モナコが一望できる散歩道

お時間のある方にしかオススメできないんですが(女性の一人旅の方にもオススメできないんですが)、
村の裏側にある森の散策コースからモナコが一望できます。
王宮の辺りからモンテカルロ地区まで本当に良く見えるので、是非どうぞ♪

私達のスタート地点は、市庁舎前のパーキングと村の入口の間を市庁舎を背中にして右折。
家と家の間をずんずん歩いていくと森にぶつかるというコースなんですが、
うまく説明できないので、観光案内所で地図をもらうついでに聞いてみて下さい。
(ゴメンなさい!今度行く時に道をしっかり見てきます!)

Point Informations Tourisme (観光案内所)
2, Place Detras - 06320 La Turbie
市庁舎から村に行く途中、右側にあります。小さいですがすぐにわかると思います。


4)Circuit de la Forna

こちらはラ・チュルビーから少し外れた場所からスタートする散歩道です。
海を見ながら歩いていくのと、戦争時に使っていた防空壕やトンネルなどが興味深し。
比較的平坦な道なので子連れでも大丈夫だと思いますが、ベビーカーは無理かも。
(3でご紹介している山道もしかり。)

フランス語ですが、散策コースのページはコチラからどうぞ。




(青い海はもちろんのこと、モナコやキャップ・マルタンなどもよく見えます!)



ラ・チュルビーで食べる

絶対、絶対、絶対に「Le Café de la Fontaine (ル・カフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌ)」!!!
この村にある二つ星レストラン「Hostellerie Jérôme (オステルリー・ジェローム)」が経営する
ビストロです。素晴らしいお料理なのに、信じられないくらい良心的なお値段なんですよ~。
サービスもてきぱきしているし、日本人の方も働いていらっしゃいます。
ここでお食事をするためだけにラ・チュルビーに来ると言うのも、私的にはありだと思ってます!

お店の詳しい情報&レポートは我が家の美食記をご覧下さい。
2008年3月1日
2009年2月28日



でも、いつかは二つ星の方でもお食事してみたいなぁ。。。



ラ・チュルビーで買う

ありません!(笑)
買うとしたら、絵葉書くらいかしら。。。
何か良いものをご存知の方は教えて頂けるとうれしいです。よろしくお願いします。



ラ・チュルビーを知る

●La Turbie 公式HP(仏語)
http://www.ville-la-turbie.fr/index.php



皆さんからのご報告


モモコさんからのご報告(2010年年末~2011年年始)

.....バスでエズに行った後、エズの観光案内所でタクシーを呼んでもらい、ラ・チュルビーへ行きました。18ユーロでした。ランチ&観光後、114番のバスに乗ってモナコへ行き、モナコからニースまでバスを使って帰ってきました。

TOMOからのご報告(2009年2月)

..... しばらく自然の中を歩く機会がなかったので、La Turbie(ラ・チュルビー)にあるお気に入りのレストラン「La Café de la fontaine(ラ・カフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌ)」でランチをしてから、二時間半のハイキングコースを歩きました。(上でご紹介している「Circuit de la Forna」です♪)

ここのところ、花粉症が始まったり(涙)、洗濯物の乾きが早くなったり、日が長くなってきたりと、少しずつ春の訪れを感じています。それは山でも同じでした。あちらこちらに野生のクロッカスが咲いていて大感激。可愛いかったですよ~。岩場ではカンパニューラも咲いていました。あちらこちらでタイムが繁っていて、摘んでいる人もいました。タイムとかローズマリーとかって、南仏ではお金を出して買わなくても、山に行けば取れてしまうのが素敵。

あいにく、途中から霧のような、雨雲のような物体が空に立ち込めてきて、展望台からの景色を楽しむことはできなかったんですが、かろうじてエズ村だけは見ることが出来ました。休憩も入れて3時間ほど歩きました。県が推奨しているハイキングコースだったせいか、舗装されすぎている場所もありましたが、帰りの下り道は山の中を通ったので、自然の緩やかな下りで、ひざが痛くならずに済みました。良かった、良かった。もう少し暖かくなったら、お弁当を持ってゆっくり山歩きをしたいな。。。


TOMOからのご報告(2008年9月)

.....日曜日は、夫の親友であり、我が家のホームドクターでもあるエリック&カティと一緒にLa Turbie(ラ・チュルビー)に行ってきました。この日は明け方ものすごいどしゃぶりで、午前中も雨が降ったり止んだりと冴えないお天気ではあったのですが、かすかに明るくなってきた空を信じて予定決行。村にあるパーキングで待ち合わせをしました。我が家からラ・チュルビーまで、高速を使って20分くらい。モナコの上の上の上の方にあるこじんまりした村です。ランチはエリック&カティに紹介したいと思っていたCafe de la fontaine(カフェ・ドゥ・ラ・フォンテーヌ)に行きました。

人気があるお店なのでテラス席の予約をしておきました。お隣になったのは偶然にも日本人のご夫妻でした。お料理は黒板を見て決めます。前菜もおいしそうなものが多かったんですが、「このお店はデザートを食べなくちゃダメだから!」と私が念を押したので、全員前菜はパスで、メインからスタートすることになりました。

私は鴨肉の赤ワインソースを選びました。MAGRET(マグレ)と呼ばれる胸肉と太ももが入っていてすごいボリューム!お肉もおいしいし、ソースもとろりと至福の味。急に寒くなってきたこともあり、秋の味覚がうれしい~♪付け合せのパスタもおいしい~。ワインはハウスワインの赤を頼んだのですが、お隣VAR県のカジュアルなワインで、気取らないお料理にピッタリな感じでした。幸せ~♪

本当はお腹いっぱいでデザートは止めようかと思ったんですが、二つ星レストランのシェフが作るデザートを食べないなんてと考え直し、オーダーすることにしました。栗は前回同様ビッグシュークリームを頼み、私はFRAISIER(フレジエ)という苺のケーキにしました。運ばれてきたものを見てビックリ。すごい!!!(苦笑)

エスプレッソを飲んで〆。午後はモナコを見下ろす山道を歩いて、モナコのすぐ上にあるBEAUSOLEIL(ボーソレイユ)の入口近くまで行きました。ラ・チュルビーは海抜500mで、ボーソレイユは海抜89mなので、意外と高度差のある散歩となりました。帰りの上り道もハードだったんですが、岩がゴロゴロしている道なので下りもヒザがカクカクして、意外と大変でした。石に滑って転んだ人、約一名。。。(私が散歩をすると言うのに5センチヒールの編み上げブーツを履いてきたことを笑った人です。誰でしょう?)

村に戻った時は思いっきり汗をかいてました。ゼイゼイ。カフェで水分補給してから、紀元前6年頃に建てられたローマ皇帝アウグストスの戦勝記念碑を見学しに行きました。ローマ人がこんなところにまで来ていたことにも驚きますが、この辺りの民族を全て傘下に治め、山の上に立派な塔を建てたことからも、ローマ人はやっぱりすごいなぁと思いました。

この週末はヨーロッパ文化遺産の日と言うことで入場無料だったのですが、閉館まであと30分!受付のおばさんに「最初に塔に登っておいた方が良いわよ!」と教えてもらいました。感謝。昔は塔の中には入れなかった記憶があるので冒険気分でワクワク。上からの景色の良さにも感激でした♪





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かなり情報網が広がっているようです。


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フランス語を勉強しておくとよいですよー。