アントルヴォー
Entrevaux (アントルヴォー)
コートダジュールは海が有名ですが、山もいいんですよ~。ここアントルヴォーは山の上にそびえたつ城砦が有名。ニースからプロヴァンス鉄道に乗っていくと、遠足気分も味わえて一石二鳥です。実はここ、ニースのあるアルプ・マリティーム県ではなく、お隣のアルプ・ドゥ・オート・プロヴァンス県なんです。車のナンバープレートは04。(アルプ・マリティーム県は06。)。車を見たらチェックしてみて下さいね。
(Entrevaux。岩山の上にあるのが城砦(Citadelle)です。)
ニースからアントルヴォーへの行き方
車での行き方
1) 海沿いの大通りPromenade des Anglaisをニース空港目指して走り、D6202 (Route de Grenoble) という看板に従って北上する。2) そのままD6202(大通り)を走っていく。
3) 途中でスキー場に行く道が右手に出ますが、Malaussène, Puget-Théniers方向を続ける。
4) 通りの数字がD4202に変わりますが、そのまま真っ直ぐ。しばらく行くと右手に城砦が見えてくるでしょう。
電車での行き方
プロヴァンス鉄道のニース駅から約1時間半。片道9ユーロ。(SNCF(フランス国鉄)のニース駅(Nice Ville)とは違いますのでご注意下さい!)
私は8時50分ニース発、10時23分アントルヴォー着で行きました。
●時刻表●
http://www.trainprovence.com/pages/fr/179/horaires-et-tarifs-de-nice-a-digne.html
(城砦(Citadelle)からの眺め)
アントルヴォーを訪ねる
石造りであまり観光地化されていない村の中を歩くのも楽しいですが、ここまで来たからには是非Citadelle(城砦)に登ってほしい!
頑張って汗をかいた人だけに恵まれる空気と景色がそこにはあります。
ただし、夏の間は熱射病にご注意。無理はしないようにして下さいね。
また、村を降りたところに大きな児童公園があります。
帰りの電車まで時間があるときや、子供の放牧タイムにどうぞ!
アントルヴォーで食べる
私達はピクニックを持参することが多いのですが、村の入口近辺にカフェやレストランがあります。また、パン屋さんやミニスーパーもあります。
(飲みものを忘れた方はパン屋さんでミネラル・ウォーターを補給することも可!)。
アントルヴォーで買う
secca d'entrevaux(セッカ・ダントルヴォー)という牛肉を乾燥させたものが名産品です。村に入ってすぐ左側にあるお肉屋さん「Boucherie Lovera」で買うことができます。
私はまだ食べたことがないのですが、オリーブオイルとレモン汁をかけて食べるのだとか。カルパッチョみたいですね。
そのほか、ハチミツ、パンデピス(ハチミツやスパイスが入ったパウンドケーキ)、またアントルヴォーは
リンゴの産地でもあるので、リンゴやリンゴジュースなど。
アントルヴォーを知る
●ENTREVAUX 公式HP(仏語)http://www.entrevaux.info/accueil.php
●プロヴァンス鉄道のHP(仏語、英語、伊語)
http://www.trainprovence.com
皆さんからのご報告
TOMOからのご報告(2004年3月末)
..... プロヴァンス鉄道(Chemins de Fer de Provence)のニース駅からEntrevauxまで、大人片道9ユーロ、往復18ユーロでした。(学割があるので、学生の方は学生証をお忘れなく!)。私達はニースを9時に出て、Entrevauxに10時半に着く電車に乗りました。駅から一旦Entrevauxの村の中に入り、そこからのんびり山道を歩いてシタデル(Citadelle=城砦)まで行き、頂上でピクニックをしたり、城塞の中を見学してから、村に下りてきました。帰りはEntrevaux発15時41分発の電車でしたが、10分ほど遅れて到着したことと、1車両のみだったので立つ人も含めて満員状態せいか、予定時間の17時16分より遅れてニースに着きました。シタデルまでの料金は相変わらず3ユーロでした。また、シタデルの入り口を入った左手に無料トイレがあります。にゃんこ先生からのご報告(2007年8月)
..... 「世界の車窓から 南仏版」を見て以来夢に見ていた鉄道。今回はこのプロヴァンス鉄道に乗るためにニース再訪したと言っても過言ではありません。時間の都合でアントルヴォーしか行けませんでしたが、とっても楽しかった。また乗りたいです!アントルヴォーまで往復18ユーロ。片道1,5時間かかります。ニース駅でトイレに入ろうとしましたが鍵がかかっており、親切なおじいさんが、「駅員さんに鍵を開けてもらって使うんだよ」と言って駅員さんに交渉してくれたのですが、何故か開けてもらえず。未だに理由不明・・・?? ホームに入ると車掌さんが「写真を撮ってあげる」と言って列車の前で撮ってくれました。この車掌さんがまた味があって、列車を降りる時も握手をし、カメラを向ける旦那に手を振ってポーズしてくれました。行きは左側の席がいいですよ。陽が当たらないし、ヴァール川沿いの迫力ある岩山の地層が間近に迫ります。冷房はありませんでした。
アントルヴォーに着くと、まず駅の景色がいい雰囲気。他の観光客はさっさと行ってしまいましたが、私達はホームのニース寄りに立って当たりを見回しました。駅舎の後ろには城山が見え、ホーム全体の景観も非常に良く、嬉しくてビデオ撮影してしまいました。(旦那が写真を撮っていなかったのが悔し涙。)
村の入り口の橋辺りも可愛く、門のタイルなど細かく見ると面白いです。城壁内のお店は村を入ったところにあるだけ。建物が古くひっそりと静かな村です。村人が生活してる感じが私はとても気に入りました。あまりの暑さに城山に登るのは断念しましたが、その代わり、広場のベンチで持参したサンドイッチを食べたり、ゆっくり過ごしました。
村に入ってすぐ右側に入る通りに蜂蜜などを売っている可愛いお店があります。 ここでレモン入り蜂蜜を購入。このお店のムッシューが優しく上品でいい感じです。アントルヴォー駅もトイレは鍵がかかっていましたが、駅の女性に頼むと笑顔で鍵をかしてくれました。便座無しタイプでした。
トトラさんからのご報告(2007年4月末)
..... オントルボーはTOMOさんの情報とおりの料金でした。3ユーロのジュトンを買って入れてバーを押して入りました。シタデルのあの坂道、昔はロバに荷物を積んでのぼったのかしらと話しながら行きました。この坂道の途中であった母娘さんに後日ニースのマセナ広場の近くで再会し話が弾みました。裏山のハイキングはシタデルの真裏の橋を渡って上り始めました。お弁当を持ってピクニックをしましたが村の広場のレストランでも軽い食事をしました。又行ったのは金曜日だったのですが駅前にマルシェが出ていました。
午後駅前を羊の大群が通っていきびっくり。歩きながらフンをするのですね・・(笑)。線路の山側にはオリーブと粉の水車がありましたが建物の中にあって見られませんでした。電車の料金も同じでした。2両たっだし平日のせいかまあまあ皆すわれました。運転手は携帯しながら!!!車掌さんはハンサムな青年で行き帰り同人でした。こちらからの情報をプリントアウトして持って出かけていましたが心強い味方でした。
モリムーさんからのご報告(2008年11月末)
..... 今回訪ねた村(ゴルビオ・サンタニェス・オントルヴォー・コアラーズ)の中で一番印象に残ったのは、オントルヴォーだと確信しました!ゼーゼーしながら、やっっっと登りつめたシタデルからの眺望の素晴らしい事ったら!天気にも恵まれ、間もなく12月だというのに半袖Tシャツ姿で汗かいて、下界には雪が積もっていて・・・てっぺんに到着した時には言葉が出ませんでした。ビールではなく、水を「美味しい!」と思ったのは、随分と久し振りの事だったと思います。駅から村に入るまでの風景も素敵でした。見上げれば遥か上にシタデルが見え(プルニエの写真と同じだ!と嬉しくなりました)、すぐそこには川が流れていて、川の向こうには教会のある小さな村があって・・・電車の都合で2時間半ほどでしたが、かなり密度の濃い滞在となりました。本当に清々しい気分でした。紺碧の海が広がるコートダジュールはもちろん大好きですが、プロヴァンス鉄道やクネオ線などが走る山間の小さな村も大好きです!良くハイキングに出かけているTOMO家に納得です。次は、オントルヴォーの先のアノーやディーニュレパンまで足を延ばしてみたい
です。
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