治安


ニースの治安

ニースはこれまで比較的治安の良い街でした。夏になると現れるジプシー達の軽犯罪は確かに有名だけど、それはどこの街でも同じこと。。。しかし、昨年位から未成年(15,16才とか)による犯罪が急上昇。観光客ばかりでなく、住民もその被害に多々遭っているのです。そして、とうとうフランスでの青少年による犯罪増加率が、パリを抜いて1位になってしまいました。。。

どうぞ皆さんも身の周りに気をつけて歩いて下さい。以下は、代表的な青少年の犯罪手口です。本当はこういうことをサイトに載せるのはどうかとも思ったんだけど、どうしても気になるニースの現状なので、どうぞご理解下さい。





駅で話しかけてくる非イタリア人

モモコさんからのご報告です。ニース駅で自動券売機にコインを入れていると、イタリア人男性と思われる方が英語で「イタリアに帰りたいからお金をください。」と寄ってきました。周りにイタリア人ツーリストがたくさんいるのに、わざわざ外国人の私達に寄ってくることがおかしいな~と思い、「ごめんなさい、英語がわかりません。」ととぼけておきました(笑)。怒って去っていきましたが、こんな人もいるんだなと思いました、とのこと。

半年ほど前にチュニジアやリビアからの移民がイタリア国境で足止めを食らっていたこともあり、今でも駅構内には北アフリカ系と思われる男性が多く見られます。気をつけていれば心配はありませんが、駅や駅の周りは気を引き締めていきましょう。


旧市街のニセ警官

お友達ふぅちゃんからのご報告です。旧市街にニセ警官が出ている話は耳にしていたのだけど、日本から旅行に来ていたお友達が偶然にも遭遇してしまったとか。

お友達が旧市街を一人で歩いていたら、警官の服を着ている男性が寄ってきて、パスポートを見せろと言ってきたのだそうです。たまたまパスポートはふぅちゃんの家に置いて来ていたので、正直にパスポートは今持っていないと答えたのですが、なんとなくこの人は怪しいと思い始め、思い切って英語で「あなたは本当の警官ですか?」と聞いてみたとか。すると、その男性はあわてて走り去ってしまったそうです。。。という事で、ふぅちゃんのお友達は何も被害に遭わなかったのですが、それでも気分が良いことではないし、パスポートを見せている隙にバッグの中のモノを取られるという話もよく聞くので、旧市街でニセ警官に遭ってしまったら速足で逃げるか、買うつもりがなくてもお店の中に入ってしまいましょう。

ちなみに、ニースでは警官が一人で歩くということはまずありません。大体二人か三人で徒党を組んでいます。また、警察手帳を出さずに身分証明書の提示を求めることはないので(基本的にはないとされているので)、警官の格好をしているからと言って焦らないこと。ページ下方の「皆さんからの被害届」にもニセ警官にまつわるご報告があります。あわせてご覧下さい。

車のドアを開けてバッグを盗む

レンタカーをされる方、車のドアはいつでも絶対に閉めて下さい!数台のスクーターに分かれて乗った複数の少年達が餌食となる車をチェックしています。そして、赤信号や一旦停止になったすきに、標的となった車の全てのドアを開け、中にいる人のバッグをひったくり、スクーターに乗って逃げていく手口です。所要時間1分。見事なものです。。。私達はヴァロリスでイタリアナンバーの車が被害に遭ったのを目の前で見てしまいました。夫が走って追いかけたけど追いつくはずもありません。。。また、私のフランス人の陶芸の先生も最近同じ目に遭ったところです。

被害を防ぐには、車のドアをロックして運転すること。そして、バッグなどは窓から見えない場所(足元など)に置くようにしましょう。コンバーチブルの車を運転するときは尚更です。。。

お友達Mさんからの報告(2005年12月)

.....夜8時頃、出張から戻る夫を迎えに、子供を連れてニース空港まで運転しました。一人で行くのは初めてだったので、空港の辺りで迷ってしまい、川沿いの方に出てしまいました。電燈があまりなくて、薄暗い場所です。道を間違ってしまったと気付き、空港に戻ろうと左折ラインに入りました。

赤信号で停車していると、急に後部座席のドアがガタガタしました。息子が「お母さん、誰かがドアを開けようとしてるよ!」と言いました。後ろを振り向くと、10代くらいの若い男性が二人(両脇に一人ずつ)、車のドアを開けようとしていました。びっくり!でも、ドアが開かないとわかるやいなや、男性達はサーッと逃げていってしまいました。未遂で終わったものの、体の震えが止まりませんでした。。。

プルニエを見ていたので、きちんとドアをロックしていましたが、もしそうじゃなかったらと思うと、恐ろしいです。息子には、たまたま「夜は車を開けようとする泥棒がいるかもしれないから。」と話していたので、「おかあさん、あの人が泥棒なんだね。」とショックは受けなかった様子なんですが、皆さんもどうぞ気をつけて下さい。。。

TOMOからの報告(2003年12月)

.....友達から聞いたばかりの話です。最近は車を運転中でもスクーターでドアを開けてひったくろうとする人達がいるそうなのでご注意を。友達の友達はたまたま車のドアをロックするのを忘れて車に乗っていたら(助手席)、走行中にいきなりスクーターの男性にドアを開けられ、バックを持っていかれそうになったので抵抗したところ、車から引きずり下ろされて怪我を負ってしまったそうです。。。。その話を聞いて、どんな短い距離でも車は絶対ロックして運転しないといけないと改めて思いました。上に書いてあるように、バッグも窓から見えない場所に置くのが賢明です。。。

スリ、ひったくり

夏になると、ニースでは観光客がものすごく増えるので、それに伴いプロのスリが集まってきます。人が多いところ(市場、デパートなど)では、ショルダーバッグは斜めがけ、チャックの開き口を手で押さえて歩きましょう。慣れると苦になるポーズではありません。リュックサックの人は一瞬だけでも不安だったらバックをお腹にかけること。私もよくやっています。。。

ひったくり防止には、バッグが取られにくいように気をつけて持つこと。スリでもひったくりでも同じなのですが、人が多いところでは、自分の右前方、左前方、右後方、左後方、この4点を時々見るようにしていると、スリの方でも「この人は手ごわい。」となって、寄ってきません。

ジプシーに囲まれそうになったらダッシュで逃げましょう。囲まれてしまったら、日本語で構わないので大声を出して振り払いましょう。相手を叩いてしまっても、止むを得ないことです。。。

TOMOからの報告(2003年12月25日)

.....最近私の周りの親しい人たちが力づくでのひったくりに遭うという悲しい状況が続いています。滅多にないことではありますが、怪しい輩に囲まれたら、抵抗はせずにあきらめた方がいいのではと思い始めています(バッグには大金や貴重品を入れないようになりました)。というのも、私の知り合いの一人は抵抗したばかりに全治2週間の怪我を負ったのです。結局バッグも持って行かれてしまいました。体の傷は治るけど、そのとき受けたトラウマははかりきれないものがあるでしょう。パスポートや航空券など大切なものはホテルのセーフティボックスを利用するか、腹巻やウエストポーチなど、取りにくい場所に持つことをお勧めします。(ちなみに、私の周りで起きた事件のうち2件が男性3人組によるもので、犯人はまだつかまっていません。不審な男性が数人たむろしていたら、道を変えるなり、避けるなりするのが得策かも。。。)

あともう一件。道路を歩いていたら、後ろから来たスクーターにバッグをすくわれて持っていかれたという話を聞きました。道を歩くときは、バッグは道路側ではなく通路側に持つようにしましょう。.....

危ない場所

昼間は身の危険を感じることなく歩けます。ニースで危ないのは、やっぱり夜でしょうか。。。もちろん、そこに行ったから何があるという訳ではありません。一応ご参考まで。こんな場所も危ないという皆様からの情報もお待ちしております。

1)ニース中央駅及びその周辺・・・東欧系のホームレスが集まります。最近は彼ら同士のグループ闘争からか、殺人事件も起こりました。(コインロッカー盗難届が出ています。詳しくは下の報告をご覧下さい!)

2)夜のイギリス人の散歩道・・・夜の女の子の一人歩きは絶対危険です。ビーチに引きずりこまれて、、、という話を聞きました。歩くなら車道近くを歩くこと!

3)夜の旧市街・・・夜がふけると、酔っ払いが増えてきます。引ったくりがあったという記事を定期的に見かけるので、夜の一人歩きはご注意下さい。怪しげな人を見たら、道を変えるくらいの注意で。

4)ノートルダム教会周辺・・・メインストリートにあるノートルダム教会の裏手は、昔から娼婦が多く、また薬の売買もされている場所です。ちょっと面倒でも、メインストリートを歩いて迂回するのが無難だと思います。特に夜は。。。

5)バスの中・・・スリの話をよく聞きます。中には身なりの良いプロも潜んでいるそうなので、お財布には常に気を配り、バッグのチャックをしっかり手で握って隙を見せないようにしましょう。怪しい動きをしている人がいたら、場所を移動するか、体の向きやバッグの位置を変えましょう。

6)パーキング・・・最近二人組くらいで両脇から襲い、ものを奪って逃げるという手口が相次いでいるようです。車を降りる時は周りに怪しい人がいないかよく見てからにしましょう。また、支払い時にも四方に目を配らせましょう。


皆さんからの被害届

これまで、このページに掲載していた「皆さんからの被害届」は、新しくページを移転しました。
どうぞご出発前にご一読下さい。知っているのと知らないのとでは、気持ちの持ちようが変わってくるし、
そうすると、自然にバリアみたいなのが出来ると思うので。。。(→コチラです。



後、犯罪ではないけれど、おつりをごまかしたりするお店の人がたまにいます。
おつりをもらったら、必ずその場で確認し、足りなかったら堂々と言いましょう。
大抵、「あっ、間違えてました。」と言いながら、さりげなく返してくれます。
もちろん、純粋に計算ミスと言うことも多いので、「その場確認」は必須です!

また、困ったときは周りの人が気づいてくれるくらい大きな声で、
「ポリス(Police警察)!」と叫びましょう。

+警察の番号.....17

+Commissariat Central de Police(警察本部・・・外国人観光客の対応はここで)
1, avenue Marechal Foch
tel.04.92.17.20.31(午前8~12時・午後2~6時)

+Consulat General du Japon(在マルセイユ日本総領事館)
70,Avenue Hambourg, Marseille
tel.04.91.16.81.81(月曜日から金曜日まで午前9~12時・午後1時45分~4時半)