ジャム


Confiture(コンフィチュール)
ジャム


フルーツが身近にある南仏では、ジャムは「買う」というより、「自分で作るもの」という感じがあります。私も、お庭のプルーンを使い、生まれての初めてジャム作りを果たしてからというもの、自家製ジャムの大ファンになりました。普通のお砂糖を使ってじっくり煮込むこともありますが、スーパーでジャム用の特別なお砂糖を買って、ササッと作ることもあります。色鮮やかに出来る苺ジャムは我が家の春の定番。ご近所のおばさんからぶどうやサクランボのジャムを頂くこともあるんですよ~。

ジャムはトーストにつけたり、ヨーグルトやフロマージュ・ブランに入れたり、クレープに塗ったり、ケーキ作りや自家製アイスのフレーバーとして生地に加えたりと、実に様々な用途があり、我が家の冷蔵庫には、常に2,3種類のジャムが常備してあります。

最近、「ニースでおいしいジャムが買えるお店を教えて下さい。」というご質問が立て続けにあったので、私の知っているお店や、友達から教えてもらったお店をご紹介します。

ジャム好きの友達が教えてくれたフランス南西部生まれのミオ・ジャム。絶品です!

かなり停滞してますが、「ミオジャム全制覇計画」も良かったらご覧下さい。。。

情報をご利用される方々へのお願い


お店の開店時間、定休日、バカンス休業時期などは更新した時点での情報です。
変更があるかもしれませんので、その点はどうぞご了承下さい。

このページは私が歩いて探しただけでなく、たくさんのお友達やニースを観光された方からの
ご報告で成り立っています。皆さんもご旅行中に素敵なお店に出会ったら、是非教えて下さい。

情報の無断転載に困っています。
プルニエで得た情報を他の旅行サイトなどに報告するのは止めて下さい。
状況が改善されなければ、このコンテンツは取り外すことも考えています。
(ご好評だった「お気に入りのレストラン」を外した一因はここにもあります。)

ご自分のHPにお店の情報を載せたいという方は、「プルニエが情報元であるということ」を
一言ご明記下さい。メールや掲示板でご報告を頂けると尚うれしいです。

旧市街

●Maison Auer (メゾン・オエー)

7 Rue St François de Paule
http://www.maison-auer.com

旧市街の朝市の入口(マセナ広場側)に続く道。
市場を背中にして、道の右側をまっすぐ歩いていくと比較的すぐ右側にあります。
オペラ座のお向かいくらいだったかな。

1820年創業という老舗のお菓子屋さんです。一番有名なのはFruits Confits(フリュイ・コンフィ)、
フルーツの砂糖漬けなのですが、今はチョコレートやジャムなども売っています。
私も以前ジャムを頂いたことがありますが、とてもおいしかった。
自家製ラベルも可愛いので、おみやげにも喜ばれると思います。

あまり買ったことはないんですが、フルーツの砂糖漬けに関連したお菓子も絶対おいしいはず!
決して安いお店ではありませんが、お菓子があふれんばかりの素敵なお店なので、
市場見学がてら是非のぞいてみて下さい。
(個人的には、次回Orangettes Choco(オランジェット・チョコ)というオレンジピールの砂糖漬けに
チョコレートがかかったものをトライしようと思っています。感想をお楽しみに!)


mimiさんからのご報告(2009年11月)
.....たしか、TOMOさんはフルーツの砂糖漬けをお勧めされていましたよね?
ドライフルーツがぎっしりはいったパウンドケーキをお土産として購入したのですが、
これがとっても美味しかったのです。重たいし形も崩れるかもしれないからと、
小さめのものを買ったのですが、もっと大きいのを買えば良かったと、
帰国後で後悔しました。あと、オレンジマーマレードもお土産に差し上げたのですが、
こちらも美味しかったようです。


●Café Cerise(カフェ・スリーズ)

24, rue Pairolière

ガリバルディ広場にある有名なシーフード店「Cafe de Turin」隣のテラスカフェの横の道を入り
(花屋と薬局の間)、にぎやかな小道をまっすぐ行くと、左側にあります。

私がいつもオリーブやドライトマトを購入しているお気に入りのお店「Maison d’olive」が、
二軒先くらいにコーヒー、お茶、チョコレートとジャムと言った嗜好品のお店を出しました。それがここです。
おいしいものが大好きだというオーナー夫婦がミオジャムを取り扱ってくれるようになりました。
CAP3000まで買いに行けない方は是非ここでトライしてみて下さい。ものによって違うかもしれないけど、
一瓶5,8ユーロ。スーパーで買うジャムより高めですが、その価値はあります!

●Sirop T(シロ・テー)

4, rue de la Poissonnerie
http://www.sirop-t.com
旧市街の市場を奥の方まで行き(シャトー側)、青いカフェと赤いカフェの間の道を左折。
お土産屋さんやアイス屋さん「フェノッキオ」の支店を通り過ぎたらすぐ右側。
ガラス張りなので店内が良く見えるのと、シックなショーウインドーが目印です。

火曜日定休。午後1時30分から3時までお昼休み。(夏の間は、お昼休みを長くして夜中まで営業するそうです。)
英語OK。お友達Tちゃんの紹介です。


(「Sirop T」の外観とおしゃれな店内。)

「フルーツ、花、スパイス」をテーマにしたお店。ニースには珍しいおしゃれな雰囲気で驚きました。
話を聞いたら、オーナーは長い間ファッション業界にいらした方だとか。納得。
色々な種類のジャムがあって圧倒されます。一番のおすすめはカラフルなお店のラベル(Sirop T)がついているもの。
オリジナル・レシピで作ってもらっているジャムなんだそうです。友達のTちゃんは「Citron de Menton(マントンの
レモン)」というジャムを買ったところ、とてもおいしかったとか(7,3ユーロ)。私は「framboise de Berre
les Alpes(ベール・レ・ザルプのラズベリー)」を購入しました。こちらは7,5ユーロ。お値段高めですが絶品!
素材にこだわり丁寧に作られたジャムなので、大切に食べています。
(「グラースのバラ」なんていうジャムもありましたよー!)

店内入ってすぐのところにあるジュースはAlain Milliatのもの。「おおっ!」と感動しました。
高級レストランも仕入れている定評のあるメーカーなんです。オーナーが「店に置く食材は質にこだわって選んでいる。」と
おっしゃっていたのがよくわかりました。

ジャムの他に、シロップも売っています。店名にもなっているSirop(シロ)は、フランス語で「シロップ」を意味します。
シロップと言うと、水やレモネード、炭酸系のアルコールなどで割って「飲む」というイメージがありますが、
お料理にも使えるんですって。友達のTちゃんが買っていた「生姜のシロップ」に興味津々。おいしそうではありませんか?

コーヒーに香りをつけるarome pour le cafe、ヴィネガーやペースト類、紅茶なども、やはりフルーツやスパイスが
使われたものを厳選しています。

ジャム好きな方、質の高い食材に興味がある方は是非いらしてみてください。オーナーがとても優しいので、
気持ちよく買い物ができると思います。

アンティーブにもお店があります。(25, rue James Close。旧市街にあるようです。)



ニース西部

Lafayette Gourmet

(CAP3000)
Centre Commercial, Saint Laurent du Var
http://www.galerieslafayette.com/
営業時間.....8:30~21 :00。日曜日定休。

CAP3000はニース空港近くにあるショッピングセンターです。
詳しい行き方については、「ニース観光情報」にある「CAP3000」をご覧下さい。

Lafayette Gourmet(ラファイエット・グルメ)は、デパート「ギャラリー・ラファイエット」系の大型スーパー。
ニ-スで一番素敵な食材が揃う場所だと思います。普通のスーパーでも見つかるボンママンもありますが、ここでは
私が長年憧れていたミオジャムや、プロヴァンスの手作りジャムと言った他では手に入らないものがおすすめ。フォーションやエディアールは別にコーナーがあります。イギリス系のジャムやマーマレードも取り揃えています。



ニース東部

Biocoop Azur

59, Boulevard Delfino

営業時間.....9 :00~19 :30。(日曜日定休)
夏休みの間は1時から3時頃まで昼休みを取ると言ってました。

ガリバルディ広場の北(旧市街と逆側)から出ているAvenue de la Republiqueを上ります。
Boulevard Delfinoにぶつかったら右折。カルフールのあるショッピングセンター「TNL」を通り過ぎ、
そのまま歩きます。プジョーのお店を過ぎて、横断歩道を渡ったら割とすぐ。通りの左側にあります。
1つですがお客用パーキングもあります。

ここは普段私が買い物をしているオーガニック・スーパーです。ジャムも豊富に取り揃えられています。
私がいつも買っているのは「Confit de Provence」というメーカーのもの。ブルーベリー(Myrtille)が
お気に入りです。 緑のふたで、ラベルにブルーベリーの絵が描いてあります。
苺(Fraise)や、杏(Abricot)のジャムもおすすめ。スーパーで売っていジャムより少し高めですが、
味が全然違うし、オーガニックのものは体にも環境にも良いので、是非トライしてみて下さい!



イタリア

La Strega di Triora(「ラ・ストレガ・ディ・トリオーラ」)

corso Italia, 50
18010 Triora

火曜日定休(7,8月は定休日なし)
毎年1月6日から30日頃までバカンスにつき休業。

TRIORAの旧市街に入る手前にあるカフェがある並び

「トリオーラに行くのはこの食材店で買い物をしたいから」と言っても過言ではないほど素晴らしい食材店です。
キノコとか野菜のオリーブオイル漬けと言ったお総菜系はもちろんのこと、お菓子もメチャクチャおいしいんですよ~。
おじさんがスタッフと共に作っているというジャムは、私にとって一番のジャム。実がぎゅっと詰まったような濃厚さです。

私がいつも買っているのはlamponi(ラズベリー)とmirtille selvatici(ブルーベリー)なんですが、
pesce di vigna(この辺りの名産の甘い桃)や、albicocche (アプリコット)や、 albicocche e mandorle
(アプリコット&アーモンド)などにもトライしてみたいな~と思っています。

TOMO家のトリオーラ美食週末旅行(2005年4月)はこちらから。