ニース・クラシック音楽イベント 11月
C'EST PAS CLASSIQUE! (セ・パ・クラシック!)
C'EST PAS CLASSIQUE! (セ・パ・クラシック!)
毎年この時期になると、ニースのアクロポリス国際会議場で数日に渡り、
無料のクラシックコンサートが開かれます。
2005年からスタートしたこのイベントは今年で8回目。
せっかくの機会なのでスケジュールが合う方は是非いらしてみて下さい!
(開場時間のあたりはすごい人でした!)
NICE ACROPOLIS(ニース・アクロポリス国際会議場)ほか
2012年11月28日~12月2日
(Virgin Classics特別コンサートの公開リハーサル)
1) 行き方
車の場合...
MAMAC(ニース近現代美術館)のパーキングに停めて歩く。
5分くらいでアクロポリスに着くと思います。
アクロポリスの周りは路上駐車激戦区なのでご注意下さい。
トラムの場合...
「Acropolis」下車。ガリバルディ広場を背中にして左側に曲がると大きな建物があり、
それがアクロポリスです。
マセナ広場から北東の位置。マセナ広場からだと徒歩30分くらい。
ガリバルディ広場からだと15分くらい。
2) 開演時間
11月28日(水)18時/19時 コンサート2つ
11月29日(木)18時/20時、21時半 コンサート2つ
11月30日(金)20時半/21時 コンサート2つ
12月1日(土)13時半~21時 コンサート多数
12月2日(日)14時~20時半 コンサート多数
3) 楽しみ方
プログラムの中から興味のある作品を見つけて、聴きに行くだけ!
行きたいコンサートがどのホールで行われるのか間違えないよう要チェック!
一番大きなAPOLLONホールは階段上って左手。さらに階段を上ったところにあります。
年々人気が高まっているようなので、
的を絞り、ホールの前で待つくらいの心構えで行きましょう。
アクロポリス国際会議場の中に入ると、ホールがいくつかあります。
開園時間には人がたくさんいます。少し並ぶのも覚悟しましょう。
(夕方になると入口がグッと空いてきます。)
また、手荷物はX線検査にかけないといけないので(特に手さげカバンやリュックなど)、
荷物は少なめに行きましょう。
会場内には広いカフェと何ヶ所かにトイレがあります。
4) 2012年の主なスケジュール
赤字は公式WEBサイトで別枠にされている特別プログラム、青字は私が個人的に興味のあるプログラムです。
2012年11月28日(水)
●19時 (メインストリートにあるノートルダム大聖堂)・・・・・Ensemble Baroque de Nice
A.Scarlatti, Concertos de Londres (Intégrale)
2012年11月29日(木)
●20時と21時半の二回公演(ニース・オペラ座)・・・・・ニース交響楽団+ニース・オペラ座合唱団
Gounod, Verdi, オペラの合唱曲
2012年11月30日(金)
●20時半 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・Igudesman and Joo Big Nightmare Music+カンヌ・プロヴァンス・アルプ・コートダジュール交響楽団。Aleksey Igudesman(violon)、Hyung-Ki Joo(piano)。モーツァルト、ラフマニノフから映画音楽まで。
2012年12月1日(土)
●13時半(ガリバルディ広場)、16時半(コーサレヤ真ん中にある広場)・・・・・ニース市消防音楽隊
●14時15分 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・プロヴァンス・アルプ・コートダジュール合唱団。Carl Orff「Carmina Burana」。
●15時 (メインストリートにあるノートルダム大聖堂)・・・・・ニース合唱団。「Magnificat」Dufay、Pachelbel、Rutter、「Ave Maria」Schubert、Gounod
●16時15分 (アクロポリス・ATHENAホール)・・・・・Natalie Choquette。LA DIVA。ソプラノリサイタル。日本でも公演をされているとのこと。
●17時 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・ニース大学合唱団、ほか。「Queen, un grand classique」。ロックバンド「QUEEN」の世界をクラシック音楽にアレンジ。
●19時半 (アクロポリス・HERMESホール)・・・・・
Liviu Badiu(バイオリンソロ)+ルーマニア人音楽家。「Vivaldi Tsigane un concerto sous influences」。ヴィヴァルディ「四季」をジプシー風にアレンジ。
●20時半 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・ニース交響楽団。指揮Philippe Auguin。「Hollywood music festival」。ハリウッド映画音楽コンサート。
2012年12月2日(日)
●15時 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・ニース交響楽団。ピアノソロ Philippe Bianconi。「A la Russe on s'éclate avec Tchaikovsky」。チャイコフスキー。
●15時半 (アクロポリス・ATHENAホール)・・・・・Ensemble Café Zimmermann。バッハ コンチェルト。
●15時半 (アクロポリス・HERMESホール)・・・・・ Richard Delrieu。ピアノリサイタル。ショパン、ドビュッシーほか。1995年~2000年まで日本の音大でピアノを教えていたそうです。
●15時半 (アクロポリス・RHODESホール)・・・・・
Ensemble de guitares de l'école populaire de musique de la MJC Agora Nice-Est。ギター学校の生徒さん達による演奏。日本人ギタリスト西垣正信さん作曲による日本的な作品も演奏されます。
●17時 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・
Ensemble Baroque de Nice。30周年記念コンサート。カウンターテノール、プロヴァンス・アルプ・コートダジュール合唱団も参加。バロック音楽をお楽しみ下さい。
●17時 (アクロポリス・MUSESホール)・・・・・
ニース・オペラ座児童合唱団。指揮 Philippe Négrel。モーツァルト、プーレンクほか。
●18時 (アクロポリス・ATHENAホール)・・・・・Ensemble Rosasolisa。「Haendel en Italie」。Coelistis dum spirat; Sonate op.2 no.5; Salve Régina; Sonate op.5 no.6; Gloria in excelsis deo.
●18時45分 (アクロポリス・HERMESホール)・・・・・Trio Tran Ngoc Audibert Dumont。バイオリン、ピアノ、チェロ。ブラームス、シューベルト。
●20時 (アクロポリス・APOLLONホール)・・・・・閉会式記念コンサート。ゲスト・ヴァディム・レーピン(ロシア人バイオリニスト)+カンヌ・プロヴァンス・コートダジュール交響楽団。Prokofiev, Symphonie classique ; Concerto no.2 en sol mineur pour violon et orchestre, opus 63、Bizet, Symphonie en ut majeur。開演は20時ですが満席になる可能性が高いので、18時半~19時には入場されることをおススメします。
6) 連絡先
Conseil Général Alpes-Maritimes
Tel 0 805 560 660
http://www.cpasclassique-cg06.fr/
7) 皆さんからのご報告
2008年11月1日 keikoさんからのご報告
.....どうしても並びたくないという夫の希望でメインのステージは聴くことができませんでしたが、
1日の21時からのテアトルエルメ"Quatour de contrebasses"(渋いチョイスですよね・・!)に行きました。
思いのほかとっても良かったです。なんと最初の曲は「赤とんぼ」でした♪
2008年11月1日 TOMOからの報告
.....土曜日にお友達親子と一緒に行ってきました!まず、友達が目をつけていたパーカッションと児童合唱と言うのを見に行きました。合唱はすぐに終わってしまったんですが、パーカッションや鉄琴・木琴のアンサンブル(というかオーケストラ?)は続き、ベートーベンからウエストサイドストーリーまで幅広い演奏で、それが思いのほか良くって感激でした。
それが終わると、お向かいのステージでオーケストラ(多分アマチュア)の演奏が始まりました。栗の知り合いがこのオケでバイオリンを弾いていると言うので、少し聴いてみたんですが、テーマは「ウイーン音楽」。あまり興味をそそられなかったので次に移動することにしました。(スミマセン~。)
カフェ&バーで飲みものを買っていたら、そこでもコンサートが始まりました。それはマセナ広場でいつも弾いているSteve Villa-Massone君でした。普段のカジュアルな服とは違って、白いシャツに黒いズボン、革靴だったので最初わからなかった!ちょうど彼の演奏を聴きに行くつもりだったので、飲みものを持ってテーブル席に移動。子供達は隣のテーブルに座ってもらい、大人だけ演奏者が見える席につきました。いつもはトラムを待つ間の短い時間しか聴けないので、一時間のリサイタルは感激でした。
ただ、やっぱりすごい人!栗はそろそろ帰りたいと言い始め、あやぴーもパパと一緒に帰ることになりました。残りは友達親子と私だけ。最後に、今夜開かれるVIRGIN CLASSICSの特別コンサートの公開リハーサルを見に行きました。二階席だったので全体が良く見えました。オーケストラの人もソリストも指揮者もみんな普段着なのが不思議な感じです。。。
まずはピアノソロとの合わせ。ソリストは、だぼだぼのチェックのシャツにジーンズを履いた小太りで頭がはげかかってるおじさん。道で通りすぎたら絶対ピアニストだってわからない風貌なのですが、ピアノを弾き始めたら素晴らしくてビックリしました。(しかも、このNicholas Angelichという方、後でWIKIPEDIAを見てみたら一つ年下でした。ショック!笑)
ピアノが終わると、次はバイオリンのソリストが現れました。こちらは神経質そうな男の子で、演奏もそういう曲だったのだろうけど神経質そうな感じでした。(もちろん、すごく上手いのだけど。。。)
最初のピアニストは合わせが終わった後、ワイワイと指揮者やオーケストラに挨拶をし、観客にもおじぎして拍手大喝采だったのだけど、このバイオリニストは観客に背中を向けたままサッサとステージを去り、隅のほうで自分のバイオリンを大切そうに時間をかけてしまっていました。今夜の本番ではもちろん観客にも挨拶するのだろうけど、こういうのが見えるのもリハーサルならでは。面白かったです。
そして、三番目はカウンターテノール。Max Emanuel Cencic。ロッシーニのオペラを歌うのだそうです。髪を金髪に染めたおしゃれな感じのヒョロヒョロとした男の子が舞台に出てきて、所在なさげに立っていたんですが、歌が始まってビックリ。素晴らしい声でした。しかも、力もある。オーケストラの音が最大になっても、彼の声がちゃんと聞こえるのは感激でした。すごいなぁ!
そろそろ私は次のコンサートに移動する時間。友達親子は買い物に行くとのことで、お別れすることになりました。一人でいそいそ小ホールに向かうと満席だと言われました。ガガーン。そこでサッサと諦めて帰れば良かったんですが、他のコンサートを求めてウロウロしているうちに、ニース市の吹奏楽団のコンサートにぶつかりました。私は全然知らなかったんですが、伝統のある楽団だそうで、演奏も上手だったし、指揮者の方もユーモアを交えながら(=観客とコンタクトを取りながら)で良い感じでした。
ところが、アンラッキーなことに、ここで気持ち悪い男性から声をかけられ、その人がずっとそばを離れなくて音楽どころではなくなってしまいました(涙)。幸い、隣に座っていたおばさんが状況を察してくれて、小さな声で「私達が席を立つときに一緒に来なさい。」と言ってくれたんですが、コンサートどころではなくなってしまい、早々に帰宅しました。
無料コンサートなので色々な人がいます。女性一人で見にいらっしゃる方は、私の苦い経験を念頭に置き、どうぞ気をつけて下さいね。まず、なるべく人がいる席につくこと。そして、つきまとわれたらハッキリ断るか(と言っても難しいんですけどね。。。汗)、ひつこい場合は明るいカフェバーや係員のそば、ところどころにある案内所など、人のいる場所に立ち止まるなど、一人にならないよう気をつけて下さい。もちろん、恐いことはないと思うので、構えすぎる必要はありませんが。。。
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