旧市街散策1


Comment marcher dans le Vieux-Nice (1)
旧市街の歩き方(1)

(ぺロリエール通りにあるニース料理の屋台「RENE SOCCA」近く)


旧市街の歩き方(1)は、ガリバルディ広場(Place Garibaldi)にある有名なシーフードレストラン「Cafe de Turin(カフェ・ドゥ・チュラン)」からスタートします。ナナさんからのリクエストにより、地図を貼ることにしました。ここに出てくる「A」がレストランに当たります。地図画面左上にある「+」(詳細)のところを押していくと、どんどんズームされるので、まず旧市街がニースのどの辺りにあるのか把握できると思います。さらにズームしていくと、通りの名前も出てきます。Googleマップでは「ペイロリエール通り」と出ている通りに入っていきます。さぁ、準備はいいですか?



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De la rue Pairolière à la rue Droite
ペロリエール通り~ドワット通り

ガリバルディ広場(Place Garibaldi)がスタート。「旧市街の胃袋」と勝手に命名しているペロリエール通り(rue Pairoliere)からドワット通り(rue Droite)を抜けて、市場が立つコーサレヤにたどりつく散歩道です。

1) スタートの目印は有名なシーフードレストラン「Cafe de Turin(カフェ・ド・チュラン)」。このレストランを背中にして道なりに(注・通りは横断しない!)、マセナ広場に戻る形で歩きます。すると、すぐに脇に入る道があります。これがペロリエール通り(rue Pairolière)。入り口には右手に薬屋、左手に花屋があります。活気のある通りなので、すぐにわかることと思います。

2) 入ってすぐ左に「Girofle et Cannelle (クローブとシナモン)」と言う新しいお店ができました。手前が石鹸やソルトなどバス用品の専門店。色々な香りがついたマルセイユ石鹸が1個2ユーロから販売されています。イギリスから来たバスボンブも面白そう。奥のお店はハーブやお塩の専門店です。

3) そこから少し進んだ右側に超有名なニース料理の屋台「Rene Socca(ルネ・ソッカ)」があります。いつ行ってもお昼時は列ができていますが、外で食べるのは気持ちがいいし、ニース料理がリーズナブルに食べれるのでオススメです。みんなでわいわいシェアして食べるのが理想。エジプト豆の粉で作るクレープのようなニース名物料理「ソッカ」、玉ねぎのピザ「ピッサラディエール」、小魚のフライ「フリチュール」、是非食べてみて下さい!ニース風サンドイッチ「パン・バニャ」もオススメです!

4) そこから割とすぐ左に、色々なオリーブがショーケースに並んだ「La maison de l’olive」があります。オリーブやドライトマトだけでなく、オリーブオイル、ハーブ、マルセイユ石鹸、エッセンシャルオイルなど、色々な南仏製品を売っています。お店の人も親切。ドライトマトは100gで十分な量です。

5) 小さな広場みたいなところに出ます。左側には「Escalinada」というニース料理のレストランがあり(おいしいです!カードが使えないので現金をご用意下さい。)、少し道を進むと左側に「schlecker」というドイツ系の雑貨系スーパーがあります。ミネラル・ウォーター、ジュースや、ちょっとしたお菓子も売っているので、補給時にどうぞ!(飲み物は確か2階です。)

6) 更に歩き続けると、左側にオリーブ油&ビネガーを売っているお店が、右側にはコーヒー豆を売っているお店「Café Indien」があります。コーヒーのいい香り。中で飲んだり、テイクアウトすることも出来るようになりました。この辺に入ると、お肉屋が多いことにお気づきになるかと思います。理由は分かりませんが、何故か多いんですよね~。私が好きなお店は「Boucherie de la Tour」というお肉屋さん。おじさん達が優しくて面白いので和みます。頼めば豚肉を挽いてくれるのもうれしい。

7) ずんずん進んでいくと、左側に激安雑貨店の「Super Bazar」があります。ここは絵葉書がめちゃくちゃ安いので、昔よく愛用していました。ビーチマットやサンダルと言ったビーチ用品やスリッパなど日用品も調達できます。

8) お向かいにはチーズ屋(というか出店のような)「Chez Auguste」があります。ヨーロッパ共同体の法律に基づいて、最近はガラスのショーケースの中にチーズが所狭しと陳列されるようになりました。その種類の豊富さには圧倒!山から直接来るチーズもたくさんあります。

9) 午前中に魚の市場が立つPlace St Françoisに入るちょっと前の左側に、新しく南仏の伝統的なクッキーやお菓子などを売るお店ができました。量り売りなのですが値段はグラム表示です。あっという間に結構な金額になってしまうのでご注意を。

10) Place St Francois(サン・フランソワ広場)
左側のアーケードの角にクレープ屋さんがあります。・・・どうしてもガレットが食べたくて、散策中にみつけたところに入りました。撤収直後の魚市場のまん前だったので、少々魚臭かったのですが(笑)、しばらくするとその匂いも気にならなくなり、お食事を楽しめました。お食事&デザートクレープのセットにしたらもう満腹!なのにお安かったです。・・・2009年4月ゆみさんからのご報告)。そして、老舗のパン屋さん「La bella fornaria」があります。新装開店してテラス席ができ、朝食やランチを取れるようになりました。広場には魚の形が素敵な古い石の噴水があり、その向こう側には「Au Tombeau de la vaisselle」というキッチン道具や食器のお店があります。値段も良心的だし、何でもあるので愛用しています。店員さんは怖そうなおばさんばかりだけど、話すととっても親切なんですよー。

11) 広場をやり過ごすと、すぐ右側に旧市街で一番大きなお肉屋が目に入ると思います。安くて質がよいので、いつもたくさんの人が並んでいます。クリスマスの時期は色々な種類の鶏肉がにぎやかに飾られるのが圧巻。

12) あっという間にペロリエール通り終了。道が三つに分かれているので、その真ん中のRue Droite(ドワット通り)を進みましょう。

13) この辺は画廊やギャラリーが立ち並びます。ひやかしながら歩くと楽しいです。右側にPalais Lascaris(パレ・ラスカリス)というお城があります。見学無料。お城とは名ばかりの場所ではありますが、いかに昔のニースにお金がなかったかということ、またそんな中でお城をどう装飾していたのかという意味では興味深いと思います。

14) もう少し歩いて行くと左側にGESU(ジェズ)教会があります。ニース観光情報「教会」でもご紹介している大好きな場所です。ニースに来た友達は必ずここに連れてくるほどなんですよー。天使の飾りがたくさんあって、メチャクチャ可愛いんです。バロックの雰囲気が素敵。(最近閉まっていることが多いのが残念!)

15) 教会のお向かいには有名なパン屋さんESPUNO(エスプノ)があります。ここのパンは昔ニースで三本の指に入ると言われていて、昔は何を食べても美味しかったんですが、すこし味が落ちたような気がします。とは言え、BIO(オーガニック)系のパンや、南仏名物のフーガス、オリーブ入りパン、クロワッサンやブリオッシュなど色々おいてあるので、パン好きの方はお試し下さい。(感想、お待ちしております!)

16) 2,3軒先の左側にはニースの食堂的レストランACCHIARDOがあります。安くておいしい上に、気さくな雰囲気がいい感じ。色々な国のガイドブックで紹介されているので観光客の方が多いですが、それと同じくらい地元の人も食べに来ています。私達も大ファンです。ボリュームのある「本日の料理(Plat du Jour=プラ・ドゥ・ジュール)」や、ラビオリ、「犬のふん」というニース語の名前がついた緑のニョッキ「merda de can (メルダ・ドゥ・カン)」がオススメ。パスタはいずれもミートソース(bolognaise=ボロネーズ)、バジルソース(pistou=ピストゥー)、ゴルゴンゾーラソース(gorgonzola=ゴルゴンゾーラ)の三種類。デザートの松の実入りのクレーム・ブリュレも是非!土日定休。8月や年末年始などフランスのバカンスシーズンもお店を閉めるようです。(たくさんの方からおいしくて楽しい食事ができたとご報告頂いています!)

17) そのまま道をまっすぐ行くと、右側にNOA NOAという可愛いお洋服屋さんがあって、左側にはPaddy’s Pubというアイリッシュ・パブがあります。

18) もう少し先に行くと、左側にNOCY-BEという夕方からオープンのカフェがあります。色々な種類の紅茶があるとか。暗い中でまったりした雰囲気を味わいたい方、お酒が飲めない方は是非。更に先に行くと、正面におもちゃ屋さんがあります。カードなんかも結構素敵なので、かわいいものがお好きな方は是非のぞいてみてください。

19) これにて散歩は終了・・・だったのですが、おもちゃ屋さんの手前の道を右折して、rue Barillerieを進みましょう。右側にFenocchio(フェノッキオ=アイス屋)が見えたら、おみやげ屋さんの角を左折。おみやげ屋さんの上を見てみて下さい!1584年に造られた彫刻&外壁装飾が素敵なんですよ~。「アダムとイブ」がテーマになっているそうです。これで本当に終了。市場に出てお茶を飲んでも良いし、そこから海辺に出ても良いでしょう。あるいは、この紙をポケットの中にしまい、逆方向からまた同じ道を歩いてみるのも楽しいと思います。きっと新しい発見がありますよ!



ニース、コートダジュール旅行に役立つ本

地球の歩き方 南仏プロヴァンス コート・ダジュール&モナコ
るるぶ フランス (パリもいらっしゃる方は特に!)
Lonely Planet Provence and the Cote D´Azur  (英語)
Michelin Provence-Alpes-French Riviera, France (Michelin Maps) (地図) (ドライブ予定のある方には必須です!)
旅の指さし会話帳〈17〉フランス


最終更新日.....2009年12月17日
お店に変更があるかもしれないことはご了承下さいませ。