レランス諸島 (サント・マルグリット島+サントノラो


Iles de Lerins(レラン諸島)

カンヌの目の前にあるIles de Lerins(レラン諸島) は、Ile de Sainte Marguerite(マルグリット島)と
Ile de Saint Honorat(サントノラ島)から成り立っています。
多くの船が発着していてレストランや売店に事欠かないマルグリット島、修道士達が静かに生活を営むサントノラ島、
どちらも異なる魅力と見どころを持った素敵な島です。

おすすめシーズンは初夏~初秋。特に6月と9月。美しい環境で海水浴が楽しむことができるし、
船でのお出かけもリゾート気分満点です。7,8月のハイシーズンはものすごく混むそうなので、
時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
オフシーズンは自然好きの方には静かで良いと思いますが、レストランや売店もしまり、かなり寂しいそうなので、
多少は人がいる4月中旬以降から9月末くらいまでのお天気の良い日に行くのが良さそうです♪

(サントノラ島)

船の乗り方 (両方の島共通)

カンヌ発。船着場が変わりました!遠くなっちゃったんですよ~。(涙)

映画祭の会場となるPalais de festival(国際会議場)を前にして、右側の方向に進みます。港をぐるっと周り、長距離バスターミナルの前の道Quai Saint Pierreをまっすぐ道なりに進みます。駐車場があるので、その中に入っていくと(左方向)、レラン諸島行きの船5社が集合しているチケット売り場があります(Quai LAUBOEUF)。
カンヌ駅から徒歩で20~30分位。

歩けない方は、8番のバスで。駅からまっすぐ歩いて国際会議場まで行き、会議場を前にして右側に進む方向に行くバス停を探して下さい。行きは「Quai LAUBOEUF」行き、帰りは「PALM BEACH」行きのバスです。(BUS AZUR(仏語).....カンヌ市内、マンドリュ―やラ・ナプールを走るバス会社のサイト)

船着場には有料パーキングがあります。

心配な方は国際会議場にある観光案内所で聞いてみましょう。時刻表ももらえるようです。

お昼の便は12時発の便の後14時までないそうですので、ご注意下さい。チケット売り場はお昼に一旦閉まり、13時40分から再開するそうです。

かおりんさん、情報提供ありがとう!)

1. Ile Sainte Marguerite (イル・サント・マルグリット)

サント・マルグリット島

サント・マルグリット島は、もう一つのサントノラ島よりカンヌに近く、大きな島です。カンヌと島をつなぐ船の会社が4社もあり、どの船にもたくさん人が乗っていたとしても、島に上陸すると不思議とゴミゴミした印象がありません。170ヘクタールあるそうなので、そのおかげかも。レストランが何軒かあり、売店も充実しているので、サントノラ島より観光地化された印象がありますが、松やユーカリの木が生い茂る広い森、水が透明な海は、サントノラ島に引けを取りません。

鉄仮面を投獄していたことで有名な牢屋のある城塞は、現在は博物館(Musee de la Mer)になっています。紀元前からローマ人が利用していた島で、その時代の遺跡や海に関する展示物が公開されています。

のんびり散歩がしたい方は、ひたすら海沿いの道を歩くのも良いかもしれません。3時間ほどで一周できます。また、泳げる時期に行く方は、水着をご持参のこと。船着場近くの砂浜もいいですが、ちょっと歩いて行くと、人のいないビーチを見つけることができると思います。(7,8月は人が多いので難しいと思うけど。)

私達は食べ物や飲み物といったピクニック道具を持参して、ビーチでのんびりと一日を過ごしてきました。マスクとチューバでシュノーケリングをして、たくさん魚を見ることができました。ウニやカニ、タコ、エビ、貝など、様々な生物がいるんですよ~。楽しかったです。

私達が行った時は、有料トイレがいずれも故障中で、船のトイレもクローズでした。お気をつけ下さい。。。

サント・マルグリット島へのアクセス

カンヌの船着場から約15分。
船の便数は、午前7時半から(会社によって異なりますが)、行きも帰りも大体1時間に1本の割合。最終船は島を午後6時に出発。(シーズン時は午後7時の便があることも。)

10月1日から4月30日までは運行数が減るのでご注意下さい。

船の料金は、その時によって違うのか、ちょっと不明。私達が行ったときは激安の大人5ユーロだったんですが(2005年6月)、どこの会社のHPを見ても往復10ユーロと書いてあるんですよ。念のため、各会社の料金を比較する価値あり!
1. Campagnie Esterel Chanteclaire社
2. Campagnie Maritime Cannoise社
3. Horizon IV社
4. Trans Cote d'azur社(私達が利用した会社。船が新しくて大きくて良かったです。)

marie-claireさんからのご報告(2008年6月)

.....往復5ユーロの便を探そうとチケット売り場まで行ったのですが、呼び込みのお姉ちゃん達の勢いに負けて、トラン スコートダジュール社の往復11ユーロで行きました。料金表には子供料金が明記してあり、窓口でも「おとな2人・こども2人!」と叫んだのにもかかわらず、渡されたのは大人2人分のチケットだけでした。帰りの船で何か言われたらどうしようと心配しましたが、帰りも問題なくそのまま4人で乗船できました。料金の謎はありましたが、行ってきて良かったです。本当にのどかで、美しくて、のんびりと癒される場所でした。

にゃんこ先生からのご報告(2007年7月)

.....船に乗りたいという旦那の要望により行くことになった島。ところが、船といい、島の雰囲気といい、想像以上に楽しく、大好きになりました。

◎船・・・船着場に行ったら手前のチケット売り場に15 :00出航の張り紙が見えたので 直行。Trans Cote d'azur社、往復11ユーロ。会社によって船の大きさも違うようです。私が乗った船は一番大きく、屋上デッキ席がありました。屋上デッキ席は風と陽射しがキツイですが眺めは最高です。チケット売り場にトイレが有り、私が行った時はまだ新しいせいかキレイでした(無料です)。海風に吹かれながら素晴らしい景色を堪能。島の船着場の水は透明で魚が泳ぐ姿が見え、思わず飛び込みたくなりました。      

◎島・・・海洋博物館に進む道は木々の間からカンヌと海に浮かぶヨットが見え、絵になります。あまりの暑さに海沿いを歩くのは断念し、海洋博物館の右手から森

の中を進むことに。土の道と風情のある松林、セミの声・・・子供の頃の夏休みが蘇り、網を持って走り出したくなりました。途中には廃墟となった城壁があったり、森の木々も雰囲気があります。他に何もありませんが、童心に引き戻す不思議な力を感じる島です。1時間ほど歩き回りましたが地図を見てみたら、わずか3分の1程しか歩いていませんでした。意外に大きな島ですね。森ですれ違ったのはたった1人。島を貸切にした気分でした。この島はやはり夏に行くのが一番だと思います。

Yukoさんからのご報告(2006年9月)

.....Trans cote d'azurの船で行きました。往復7ユーロでした。その日は第3日曜日だったので鉄仮面の牢獄に無料で入れました。普段、船は往復11ユーロ、牢獄は3ユーロだそうです。あとで聞いた話なのですが、国立の美術館とかは毎月第一と第三の土曜と日曜がタダになるそうです。あと、島の入り口に小さな売店があるんですが、そこで売っているニース風サンドが最高においしかったです!

(TOMOより補足・・・Yukoさん、素敵なご報告ありがとうございました。島で食べるニース風サンドイッチ、とてもおいしかったことでしょうね。皆さんに補足します。Yukoさんが島にいらしたのは2006年9月17日(日)で、その土日はフランスでは年に一度の文化遺産の日に制定されていて、主な美術館や博物館が無料になる日でした。牢獄が必ず毎月第一と第三日曜日に無料になるかどうかは未確認です。もし「無料でした!」という方がいらっしゃいましたら、報告よろしくお願いします。)

2. Ile Saint Honorat (イル・サントノラ)

サントノラ島

古くから修道院が所有している島です。修道院の中には当然入れませんが、海の先の方にある城塞系の古い修道院なら見学することができます。眺めが最高!入場料は2,5ユーロだったそうです。(かおりんさんの報告によると、特にガイドしてもらわなかったけど、説明書をもらったそうです。)

私達はサンドイッチやフルーツ、ミネラル・ウォーターなどを持参して、いつもピクニックをしています。自然に囲まれた誰もいないビーチで泳いだり、昼寝したり、1日のんびり過ごすことができます。南仏の自然に触れたい人に是非行ってほしい場所。お急ぎの方は1時間もあれば島を一周することができます。

レストランというか軽食のスナックは4月~10月中旬のみ営業しているお店が 1軒。かおりんさんの報告によると、セルフサービスで売っているサンドイッチやお菓子類には目新しいものがないものの、修道院のワインを冷やして売っているので、すぐに飲みたい方には良さそうですね。(詳しいレポートはかおりんさんのブログ「2004年9月11日」へどうぞ!)

サントノラ島へのアクセス(2008年6月現在)

カンヌの船着場から約30分。
出発は9時、10時、12時、14時、15時、16時半
島から帰りの便は、9時半、10時半、14時半、15時半、17時
◎日、祭日は8時の便も予定されていますが、遅れやキャンセルの可能性があるそうです。
◎5月~9月までは17時半にも一本出発便があります。帰りの最終便は18時。

Societe PLANARIA一社のみの運行。tel/fax04.92.98.71.38。

船の料金は、往復大人11ユーロ、5~10才の子供5,5ユーロ、5才未満の子供は無料ですが、窓口にその旨を伝え、白い無料チケットをもらうこと。オンライン予約ができるようになりました。日、祭日の8時の便は10%オフ、月、水、木、土の7時40分の便は30%オフ。以下のサイトでご予約ください。時刻表もあります。

http://www.cannes-ilesdelerins.com/index.php
Abbaye de LERINS(レラン修道院)
Ile de St Honorat 06400 Cannes
tel/fax04.92.99.54.00
http://www.abbayedelerins.com

修道院の売店情報(2007年9月現在)

修道院の売店では、この島で取れるブドウで作る有名なワインなどが買えます。知るひとぞ知るの高品質なワインはLa Vendange des Moinesといいます。他にも、赤は2001年のCuvee St .Honorat、白は2001年の Cuvee St. Pierreが職員さんのオススメだったそうです。(かおりんさん、情報ありがとう)

売店の営業時間は、午前の部が10時から11時25分。
ただし、日曜日やキリスト教の大祝日の日(*)は、午前11時15分から12時半。(ミサが9時50分からだそうです)
午後は10月から4月が午後1時半から4時半、5月から9月が午後1時半から5時半までということです。
(*)キリスト教の大祝日の日は、フランスの祭日となっている日以外にもありますのでご注意下さい。
(ネコのコネコさん、ありがとう!)

ネコのコネコさんからのご報告(2007年9月)

.....朝10時の船に乗って島へ渡り、そのまま半周して古い修道院のあるあたりまで行きました。お天気に恵まれて暑かったとはいえ、風が気持ちよく素敵な散策になりました。

 修道院の入場料は2.50ユーロ。「景色が抜群です」という言葉に引かれて入りましたが、その言葉には嘘はありませんでした。修道院の跡は、廃墟という感じで考古学的価値はすごいと思いますが、ある意味、それだけでしかない、という感じです。(簡単な解説のプリントをもらえます)

 ただ、上にあがるにつれて見え方が微妙に変わる海の様子がなんともいえず、屋上部分からは、サント・マルグリット島を越えて、本土沿いの街の様子まで見ることができて、息を呑むようでした。晴天の日は、この景色をみるために2.50ユーロ払っても惜しくはないです。

 その後、売店をチラッとのぞきました。閉店間際でゆっくりは見られなかったのですが、ブルゴーニュの修道院のアニスキャンディーを見つけて苦笑していました。ここは、午前は11時25分で閉まります。隣の教会でミサが始まるからだそうです。このミサも、街の教会のミサとは一味違って、なかなかすがすがしい気分になれました。(周囲の秩序を乱さなければ、誰でも参列できます)

私たちは12時半の船でカンヌに戻ってきたのですが、この次は、お弁当を持っていってゆっくりするのもいいかなと思いました。


最終更新日.....2008年6月17日

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かなり情報網が広がっているようです。


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旅行の前、留学の前には
フランス語を勉強しておくとよいですよー。