ブイヤベース


ニースでブイヤベース




(Les Viviers(レ・ヴィヴィエ)のブイヤベース)



ブイヤベースは南仏を代表するシーフードスープです。
昔は漁師さん達が売れ残った魚を全てお鍋に入れて煮て作るという
荒々しい男の料理だったのが、フランス料理のシェフ達の手により
少しずつ洗練されていき、また昔はたくさん釣れた岩場に住む魚が
あまりいなくなってしまったことから、今は結構いいお値段します。

以前からブイヤベースのお店を聞かれることが多いんですが、
我が家ではブイヤベースは発祥の地マルセイユまで遠征して食べることが多く、
ニースでというご質問には、これまであまりお答えすることができずにいました。
でも、ニースとマルセイユって、200キロほど離れているんですよね。
近いようで遠いので、ブイヤベースが食べたくても、なかなか行けないんです。(涙)

娘が大のブイヤベース好きということもあり、
もっと近くにあるお店を開拓してみることになりました。
いくつかチェックした中から、まずはニース中心街のお店にトライしたところ、
思いのほか良かったので、皆さんにご報告いたします。

ほかのお店でもブイヤベースを食べてみたいので、
おススメのお店をご存知の方は教えて下さいね。
皆さんからのご報告も楽しみにしています♪



ブイヤベース


Les Viviers ニース

Les Viviers (レ・ヴィヴィエ)
22 Rue Alphonse Karr 06000 Nice
Tel 04 93 16 00 48
http://www.les-viviers-nice.fr/

月曜日から土曜日までの営業。
土曜日のランチと日曜終日定休。
営業時間:(ランチ)12:00-2:00pm /(ディナー)7:30 - 10:00pm

トラム「JEAN MEDECIN」下車。
マセナ広場方面に南下し、ショッピングセンター「Nice Etoile」の対岸にある
大通りBoulevard Victor Hugoに入っていく。
通りの右側を歩き、二番目の道がRue Alphonse Karrなので、
そこを入っていくと、すぐ右側。深緑の壁だったと記憶しています。

ギャラリーラファイエットからも歩いていけます。
メインストリートを北上。ショッピングセンター「Nice Etoile」の手前にある
大通りBoulevard Victor Hugoを左折。あとは一緒です。


このお店は以前定評がありましたが、
数年前にMOF(フランス国家最優秀職人賞)の称号を持つシェフ
Jacques Rolancy(ジャック・ロランシー)さんが引き継ぎました。

年齢層が高く、高級感漂うサービス。
ランチでもラフすぎる格好はNGなので、お気をつけ下さい。

ブイヤベースは1人45ユーロ。
最初から魚介類やジャガイモと言った具がお皿に乗って入ってきます。
サービス係の人がスープのお代わりをよそいに来てくれます。
向こうから聞かれなかった場合もリクエストすればOK。

夫が甲殻類のアレルギーだと言うと、先にちょこっとスープを持ってきて、
試食させてくれました。好感度UP。

これまで、まずはスープを飲んで、それから具を食べてというブイヤベースが
ほとんどだったので、一気に全部来ちゃってどうなのかなって思ったんですが、
(アイオリ(スパイシーマヨネーズ)を塗ったミニトーストを乗せる場所がない!汗)
何とかなったし、とてもおいしかったので大満足。

これだけでお腹がはちきれそうなほどいっぱいになるので、
前菜は取らなくて正解でした。
夫と娘はデザートを食べましたが、私は何も食べられなかったほど!
(ちなみに、お店の看板デザートはパリ・ブレスト。
夫から一口もらったのですが、うなってしまうおいしさでした!)

挨拶に来てくださったオーナーシェフは予想以上に気さくな方で、
私達の担当になったサービス係の方も感じが良かったので、
また来ようと思いました。

(ちなみに、次回トライしようと思っているのはランチコース。
29ユーロのランチコースには、メインにミニ・ブイヤベースがあるのです。
ちょっとずつあれこれ食べたい方にはコースの方がおススメかも。)



ブイヤベースではありませんが・・・



CAFFE BIANCO ニース


CAFFE BIANCO (カッフェ・ビアンコ)
9 rue chauvain 06000 Nice
Tel 09 82 50 45 12

月曜日から土曜日までの営業。日曜定休。
営業時間:(ランチ)12:00-2:00pm /(ディナー)7:30 - 10:00pm
(この時間ではちょっと間に合わないという方は、前もってお電話でご相談下さい。)

トラム「MASSENA」下車。
ジャン・メドゥサン大通りの二本裏手(東側)。
ギャラリーラファイエットからLACに向かい、LACが右手に見えたら、その角を左折。
少し進むとワインレッドのお店が見えると思います。
(LACから行く場合は、お店を出て、道路を渡り、そのまままっすぐ行くと、
左側にお店があります。)

フランス人のご主人様と日本人の奥様、料理人の二人がオープンしたビストロです。
(お店の詳しい情報はコチラからどうぞ。)

ブイヤベースはメニューで見たことがありませんが、
オーナーシェフのアレクシは、お隣VAR県の老舗レストランで
ブイヤベースの作り方を習得したとか。
オープン当時にメニューに出ていた魚のスープ、絶品でした!
夜の定番料理「Dos de cabillaud roti sauce bouillabaisse」は今でもあります。
ローストされたタラの下に、野菜の付け合せとブイヤベースソースが敷かれた一品。
ヘルシーな南仏料理とフランスの高級料理が合体。おススメです。





ブイヤベースを食べてみたい方はコチラからどうぞ!