Seborga(セボルガ公国)


イタリアからぬけだして世界一小さな公国になろうとしているセボルガ。テレビでセボルガ公国の公爵のドキュメンタリーを見てからずっと気になっていた場所でした。偶然に行ってきたという友人夫妻から、実はニースの近くにあることを聞いた時の驚きといったら!すぐに地図で場所を確認し、我が家も行ってきました。そのときの様子を私が日記で報告したところ、掲示板でたくさんの反応を頂き、その後、友人のぽーりーぬさんが2001年2月13日に列車とバスを使ってセボルガ公国に行って、セボルガ観光の強い味方となる基本情報を作り上げてくれました。2002年にご旅行されたかおりんさんからのレポートも加わって、一層詳しい情報に。特に何があるという訳ではない場所なのですが、一味違った田舎を味わいたい方にはお勧めです。一応パスポートをご持参された方が職務質問を受けたときに安心かもしれません。尚、私がセボルガを訪れた日の日記は、このページの一番下に「TOMOの初セボルガ記」として移動させました。


セボルガへの行き方

車での行き方

1) ニースからジェノバ(Gene,Genova)方面に向かい、高速道路に乗る。

2) フランス国境を越えて(越える前に一回料金所あり)、イタリア国境に入る。Ventimiglia(ヴァンチミリア)では下りずに、Genova (ジェノバ)方面に高速道路を続ける。

3) すぐにBordighera(ボルディゲラ)という出口があるので、そこで下りる。高速代は4500リラ位だったかな?高速を下りるとSEBORGA(セボルガ)という立て札がわりとあちこちに立っているので、迷うことなく到着出来ると思います。ニースから大体1時間~1時間半。


電車での行き方(ぽーりーぬさん&かおりんさん&ヒナコさんからのご報告)

●ボルディゲラ経由
1) 列車に乗ってニースからまずはVintimille (ヴェンチミーユ=Ventimiglia)へ向かいます。所要時間はおよそ50分。

2) Vintimille (Ventimiglia)に着いたら出口に向かいます。駅のロビーにある窓口でBordighera(ボルディゲラ)行きの切符を買って電車を乗りかえます。わずか1駅。

(Vintimille (Ventimiglia)からBordigheraまでは、バスも出ているようです。ニース在住の友人の話では、隣あっている町なので、行く気になれば30分くらいで歩いてもいけるとのことでした。電車の時間がアバウトなイタリア、いい時間に電車がなければ徒歩の移動もありのようです。2008年2月ヒナコさんより。)

3) ボルディゲラの駅前はちょっとした広場(駐車場?)になっており、そこにセボルガ行きのバスがやってきます。バスのチケットはすぐそばのタバッキ (TABACCHI)で買います。駅を出てすぐ前のまっすぐの道沿い右側にTABACCHIの看板が見えるのですぐにわかるかと思います。車内でもチケットは買えるようでした。。。バス停はボルディゲラ駅を背に、左に行って、郵便局の裏手にあります。唯一のバス停です。セボルガ行きのバスは真っ青で、Seborgaと書いてあります

4) バスに乗り、終点がセボルガ公国です。所要時間30分。バスが到着する広場でよ~く探すとバスの時刻表があります。ボルディゲラ~セボルガの便数は少ないので要注意。14時の後は18時までありません。セボルガよりも手前の村までしかいかないバスはもっと本数があるようです。これと間違えないように目を凝らしてちゃんと確認してくださいね!

バスの時刻表(2008年2月現在。ひなこさん、ありがとう!)

Bordighera駅→Seborga
平日:6:30 10:45 13:40 18:10
日祝:8:30 13:00 17:30
Seorga→Bordigheraは、その30分後ずつのようでした。バスはほぼ時間通りで、チケットは車内でもタバッキでも購入できて、片道1.25ユーロでした。(2008年2月ヒナコさんより。)

2002年5月にご旅行されたかおりんさんからのアドバイス

.....ぽーりーぬさんの「セボルガ日帰り記」の時刻を参考にして行って来ました。多少時間の違いはありましたが、レポート通りでちゃんと行けました。ただし、ニース駅で小銭がない場合、窓口に並ぶので時間がかかるのと、ヴァンティミリャのイタリア側窓口は、後続の人がすきあらば割り込もうとするので負けないこと(笑)。ご注意ください。ニース・ヴァンティミリャ間は往復で切符を買った方が良いと思いました。ボルディゲラからバスに乗るとき、たまたま同じバスに乗る人(しかも英語がわかる人)がいて、青いバスが来た時に呼んでくれました。やはり、周りの人に「セボルガに行きたい。」と言っておくのがポイントかと思います。。。

注)行きのバス停で帰りの時刻表をチェックすることができます。セボルガ内のバス停は着いた場所あたりをチェックしてください。村に向かって左側、レストランの右側くらいにわかりにくい交通標識みたいなのがあります。.....


●ヴェンチミリアから直通バス(ネコのコネコさんからのご報告)

月曜から土曜まで、ヴェンティミリア発10時30分のセボルガ直通バスがあります。帰りはセボルガ発14時10分、18時45分。(所要時間50分前後)

 私たちが2007年9月はじめに行った時はなかったのですが、http://www.rivieratrasporti.it/ から入れる、
http://www.orariotrasporti.regione.liguria.it/ で検索した結果です。

Ventimiglia、Seborga といれると、選択肢がでますので、Ventimiglia は SNCF-Trainitalia を、Seborga は Seborga Cap を 選ぶと、直通のバスの有無、あるいはバスの乗り換え情報が得られます。ただ、この乗り換えは時に「もしかしたら無理かも?」と思うものなのと、乗り換えのバス停がボルディゲラの駅近くのバス停ではないので、途中、ボルティゲラで乗り継ぐ場合は、Bordighera Trenitalia と入れて、2回検索するほうがいいかもしれません。(ヴェンティミリア・ボルティゲラ間、ボルディゲラ・セボルガ間)。ちなみにこのサイトでは、ドルチェアクアやチェルボ行きの方法も調べられます。

セボルガのバス停にある時刻表は、時折古いままだったりするので要注意です。行きのバスの運転手さんに確認することをお勧めします。ボルディゲラの30分後というのは間違いないと思いますが。。。


セボルガで食べる

村には2~3軒レストランがあります。お勧めは村の真中にあるレストラン「Hosteria del Coniglio(オステリア・デル・コニリオ)」。入口の前は花で飾られていてとてもかわいらしかったです。前菜・メインディッシュ・デザート・水・ワイン・コーヒーがついて、38,000リラ(140フラン)(値段は2001年2月現在)。お店の人達も感じがよいです。下記「TOMOのセボルガ記」をご参照ください。

7月半ばから8月は休業らしく、よく覚えていないのですが、火曜日も休業のようです。メニューの端っこに書いてありました。(2007年9月ネコのコネコさん、ありがとう!)


セボルガで買う

お店というと、雑貨屋兼土産屋が1軒、村の中の教会のそばに土産物屋が2軒くらいでした。是非、ここで絵葉書を買いましょう。セボルガ公国の公爵(60代)の写真付がオススメです(笑)。ただ、売店は12時から15時まで閉まるようです。お昼前に買い物をしておいた方が良いかも。

他では使えないけど、セボルガ公国の硬貨・切手を両替所で買うことができます。両替所はちょっと博物館チックなので、のぞいてみるだけでも面白いかも。


セボルガを楽しむ

この村には有名な教会があるわけでも美術館があるわけでもありません。でも、天気がよければ山から海を眺めることができるし、村もかわいいし、のんびりするには最高!

ミモザの季節(1月後半から3月上旬)が特にオススメ!バスからの眺めも素晴らしいので、道中退屈することもありません。

ボルディゲラの駅のすぐそばには海があります。小さな商店街もありましたから、時間があれば、こちらの町でも遊べそうですよ!


みなさんからのご報告

2008年2月にご旅行されたヒナコさんのご感想

..TOMOさんのオススメのとおり、道中は本当に景色がよくて、点々と見えるミモザが見事でした。残念なことに、教会は修復中だったのですが、町の中は、桜や梅の花もさいていて、おだやかでとても安らぎました。帰りはBordigheraのスーパーで、安価でおいしいイタリア食材を買い込んで帰ってきました♪

2007年9月にご旅行されたネコのコネコさんのご感想

..セボルガでは時間の流れ方が全く違っていて(郵便局は3時間ちょっとしか開いていないし・苦笑)、空気からしてのんびりムードなので安らぎます。海沿いの街を見下ろす景色も抜群。そもそも、バスでずんずんと登りながら、街が遠くなっていく様子からして素敵なんです。花の季節だったら、もっとカラフルできれいなんだろうなと思います。 それから、猫がのんびり散歩している様子が気に入ってしまって、うちでは時折「セボルガの猫は今何をしているだろうか」と未だに話しています。いわゆる観光地ではないけど、景色を楽しみたい方にオススメ。私達はとても気に入って、もう一度行きたいと思っています。基礎情報を作ってくださった方々に感謝です。

2001年2月にご旅行されたぽーりーぬさんのご感想

..セボルガ行ってきました~!ニースを8時49分発で出発し、ヴァンテミリアで切符を購入し、リラを引き出し、駅のカフェでお茶して40分くらい時間をつぶして10時26発の電車に乗りました。わずか1駅で10時34分にボルディゲラにつきました。
 駅の広場にオレンジ色のバスがとまっていたので、制服を着た(警察?)若くてかっこいい(ムフフ)お兄さん、それからその周りの人に向って、昨夜覚えたばかりの「セボルガに行きたい」とイタリア語を数回唱えてみると、「このオレンジ色のバスは違う」「チケットは近所のタバッキで買いなさい、そしてその後に、向いに来る青いバスにのりなさい」「バスは3分後に来る」と伊・仏・英ちゃんぽんで答えてくれました。よく理解できたよな~、私。

 大急ぎでチケットを買い、他の人たちと一緒に待っているとすぐにセボルガ行きの青いバスがやってきました。乗り込むまで時刻表を探す間もなかった・・・。最初は商店街を、それから素敵な一軒家の並ぶ住宅街を上へ上へと登っていきます。途中で海が見えるたびにため息がこぼれます。だんだん家がみえなくなってきて本格的な山になってくると、今度は黄色いミモザの群生が所々に見えてきます。心なしか、タネロンのミモザ山でみたミモザよりも黄色が濃いような気が・・・。種類が違うのか、それとも満開の時期に来たからなのか?どちらにしてもミモザの時期にやってきたことはかなりラッキーだと思われます。
 自然がいっぱいの山であり、花の栽培地であり、オリーブの木が茂り、結構な山の上まで一軒家がところどころ建っているのも見えます。生えている植物は違うけれど、山の上のほうまで人家がある点では、三島から箱根に向う道のようだなあと思いました。30~40分ほどでセボルガの村の入口の駐車場件広場に到着しました。 セボルガの小さな町を歩き回り、かわいらしい小道で、ミモザ畑の前で、海の見えそうな広場で写真を撮り、教会に行き、140フランの豪華ランチをのんびりと楽しみました。私が食べたのはラビオリ・リグーリア風、ウサギ肉のグリル、ティラミス、ミネラルウォーター、ワイン、コーヒーがついて、別にサービス料金も取られることもなく、給仕も感じがよいし、もちろんおいしかったので、この値段でもかなりお得なのでは?と思われました。

TOMOの初セボルガ記 (2001年2月3日)

今日は一日空いたので、イタリアにあるセボルガ公国に行くことにした。テレビのドキュメンタリーで見て以来、気になっていた場所。公国ではあるが村のように小さいし、イタリアからは認められていないという。。。プリンスことジョルジョ1世が、いかにもいんちきくさくて(失礼!)おもしろそう。。。

フランス国境を越えてからすぐ「ボルディゲラ」で高速を降りると、あとは看板がところどころに立っているので、迷うことなく15分程でセボルガ公国に着いた。ニースから合計1時間。途中、岩崩れのため高速の車線が半分になり渋滞があったのを考えると、普段ならきっともっと短い時間で着けるのだろう。

公国の入り口にパーキングがあり、ガラガラだったので難なく車を停めて歩き始めた。本当に小さい村で、10分もあれば一周できてしまう位だった。。。セボルガ公国のお金が手に入るという両替所をのぞいてみたら、テレビに写っていたところだった。1階が両替所および切手販売所(今のところはセボルガ王国内とスイスにしか使用できないそう。)に村の記念物(プリンスの写真、記念コイン、旗など)の展示会場となっている。キッチュ~!この建物の2階から上はプリンスの住居なのだそう。。。ジョルジョ1世が両手を広げて立っているどアップの後ろにセボルガ公国が見えるというすごい構図の葉書を2枚ゲット。1枚はセボルガとイタリアの記念切手付き、もう1枚は切手なしの葉書を買った。

公国唯一の観光場所、外見のフレスコ画がなんとも古めかしい教会の広場に行った。お昼の鐘が鳴り出し、あやぴーはとりつかれたように動かなくなった。。。村のあちらこちらにTemplier(聖堂騎士団)のフレスコ画がある。そう、セボルガは王政ではなく、聖堂騎士団の公国なのだ。。。

お昼は村の中にあるレストラン「Hosteria del Coniglio(オステリア・デル・コニリオ)に入ることにした。中はいたって小さなレストランだが、狭い印象は受けず、店内の壁画がなかなか素敵。お店はお父さんが経営、お母さんが調理、そして二人の娘が給仕を担当している。すぐに子供用の食事椅子を出してくれた。あやぴーにはミートソースのラビオリ、私達は前菜にトリュフのクリームソースのニョッキを頼んだ。全て手作りとのこと。トリュフのいい香り。一口食べてみたら、うま~い!手作りのニョッキがほくほくしていて、ソースによく合っている。うまいよ、うまい!あやぴーにも、ラビオリを一口サイズに切ってあげたら、自分のフォークを使って上手に食べ出した。かなり気に入ったみたいで、一心不乱に食べ続け、あっという間に一人分をペロリと平らげた。ニョッキもかなり量が多かったのだが、おいしかったので全部食べてしまった。

メインは栗も私も冬限定のいのししの煮込みとポレンタ(とうもろこしの粉を使ったパンケーキみたいなの)。普通ポレンタは揚げてあるものが多いが、ここのは蒸してあるようだった。いのししの肉はよく煮込んであって柔らかく、ソースもめちゃくちゃおいしかった。ポレンタにソースをかけて食べるといくらでも食べれてしまえそう。幸せ~。。。あやぴーはお腹がいっぱいになったので、遊びたくてぐずぐず始めてきた。とりあえず、栗が席を立ちあやぴーと散歩。その間に私は食べ終え、栗とバトンタッチをした。あやぴーを追いかけてるうちに、おいしそうなケーキのワゴンを発見。デザートはやめておこうと思ったけど、やっぱりりんごのケーキを食べることにした。作りたてのようで温かくお母さんの味って感じだった。あやぴーがキッチンのドアを押してしまった時に、調理人のお母さんとその他二人体格の良いおばちゃん達が見えた。小さいけどきちんと器具が並べられたきれいな台所。自分の中で更にポイント・アップ!食後はイタリアの濃いエスプレッソ。飲み物には1リットルの炭酸水を取って、合計9万リラ。6千円位だろうか。全て手作りということを考えると決して高くはないように思える。ちなみ一人3万8千リラのコースもある。

セボルガの裏山を散歩した。低く剪定されたミモザの畑がとてもきれいだった。イタリアの田舎は緑が多くてほっとする。コートダジュールの建物の多さとは比較できないほど、自然が残されているのがうれしい。ふと後ろを見るとセボルガ公国が見え、そのはるか後ろには青い海が。。。ぽかぽか暖かく、春が間近い感じられる散歩だった。


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