Dolceacqua ドルチェアクア



ニースから車で一時間と、比較的行きやすいところにあるドルチェアクア。
ローマ時代の太鼓橋と廃虚化していても壮大な城が魅力の風情がたっぷりです。
掲示板で行ってみたいという方がたくさんいらっしゃったので、情報をまとめてみました。
皆さんからのご報告もお待ちしております。どうぞよろしくお願いします。


ドルチェアクアへの行き方

●車での行き方

1) ニースから高速に乗って東を目指し、イタリア国境のVentimigliaヴェンチミリア(仏語Vintimille)で高速を下りる。
2) Ventimiglia の街に向かってから、Via Cavourを東に走り、更に北東にあるComprosso方面に向かう(私達はドルチェアクアにあるという寝具の会社の看板にそって走りました。笑)。Comprossoに行く道は一つです。
(mimoさんから追記(2003年4月)..... 高速を降りてからは〔EXPO〕というComprossoにある家具屋の看板(黄色地に黒い文字)がいくつもあるので、それに沿って行きました。)
3) Comprossoを通り過ぎたら次です。Ventimigliaから走ること約10分。
4) 右側に廃墟のお城が見えたらドルチェアクア。Pというマークはパーキングを意味するのでPの看板を探して車を停めましょう。

●電車での行き方

1)ニースから電車に乗って、東の終点ヴェンチミリア(仏語発音ヴァンチミーユVintimille)へ向かいます。所要時間はおよそ50分。(駅の窓口に置いてある時刻表でご確認のこと)
2)駅を出てまっすぐ進み、まずはVia Cavourに出ます。左折してちょっと行くとストライプが目立つS. Agostino教会があるので、その前を通り過ぎ2,3軒先にある旅行代理店Monte Carloでドルチェアクアまでの往復のバスの切符を買いましょう。ドルチェアクア行きのバスは車内でもチケットを発売しています。小銭がある方だったら直接バスに乗っちゃって構わないでしょう。片道2ユーロ14セントくらいでした。(2002年8月現在)
3)ドルチェアクアに行くバスの停留所は、旅行代理店からVia Cavourの道を渡った反対側。EURODRINKという酒屋さんのところにあるマクドナルドの看板のところです。宣伝の上に少し"Fermata(バス停)"と書いてあります。わりと人が待っているのですぐにわかることでしょう。心配な人は周りのイタリア人に「ドルチェアクア?」と聞いておくと、バスが来たときに教えてもらえます。(私たちがそうでした。笑)
4)Isolabona行きのバスに乗ったという友達もいますが、私たちが乗ったバスはまた違う村行きのものでした。どのバスに乗るのかわからない場合は、San Remo(サンレモ)と書いてあるバス以外は、とりあえず乗ってみて、運転手さんに「ドルチェアクア?」と聞いてみるのが正解かも。バスの切符に刻印をおして座ります。
5)15~20分くらい走ると、右側に大きな城が見えてきます。そこはドルチェアクア。川が流れていて、太鼓橋も見えます。帰りのバスの時間を確認してから散策しましょう。

バスの時刻表(2010年冬季~2011年6月19日)
http://www.rivieratrasporti.it/OrarioInvernale2010-2011.pdf
「LINEA 7」のところです。


●タクシーでの行き方

バスの時間に間に合わなかった時は、思い切ってタクシーを使うのも手です。所要時間15分くらいでしょうか。私達は駅前からタクシーに乗ったのですが、行きは20ユーロで(メーターは少し多くなっていたのですが、運転手さんが乗る時に20ユーロと答えたからと言って、端数をおまけしてくれました。)、帰りは21ユーロでした。ニースのタクシーとは違って、信用できる感じです。問題は帰り。私達はたまたまタクシーでやってきた観光客がいたので、そのタクシーに乗って帰ってきましたが、村にはタクシーは待機していません。。時間が気になる方は、観光は30分程度で出来るので、少しお金を払ってでも、乗ってきたタクシーに待っていてもらうのが得策だと思います。(Sさん、その節はありがとうございました!)



ドルチェアクアで食べる

城がある旧市街の中にはレストランはありません。教会の広場に1件バー・レストランがありますが、あとは旧市街の向こう側になります。(と言ってもすぐ近くなのでご心配なく!)


Il Borgo(イル・ボルゴ) オススメ!


Salita San Sebastiano, 2
tel.0184 20 69 72
水曜日定休

晴れていれば、噴水のある広場に出ているテーブルで食事をすることができますが、そうじゃないときは、そこから小道を入って行くとすぐ右側にお店があります。(バス停前の広場にレストランの名前を掲げた看板あり。)

窯で焼いたピザが有名なお店。たくさん種類があるので迷ってしまいます。びっくりするほどピザが大きいので、1人がピザを取って1人がパスタを取ってと言う風にシェアとかした方がよいかもしれません。噂通りとても美味しく、リーズナブルに食事ができるといううれしいお店でした。

お勧めはPizza Parma (トマト、モッツァレラ、パルマの生ハム、)、Pizza Arlecchino (トマト、モッツァレラ、パンチェッタ、赤ピーマン、黒オリーブ、アスパラガス)、ルッコラが乗ったPizza Il Borgoなど。ピザは7ユーロ前後のものが多いです。パスタや季節のオススメ料理も美味。ドルチェアクアのワインRossese di Dolceacquaも是非お試し下さいね。

T.O.さんのご報告(2002年9月)

..... イルボルゴ、安くておいしかったです。ピザが最高でした。また、せっかくだからと、ドルチェアクアのワイン飲んでみたんです。一番高いの選んだけれどそれでも17ユーロでした。私が住むスペインでは、ワインはその土地から離れるとアロマ(香り)をなくすというんですが、素晴らしくおいしく感じたのはその土地で、崩れたかけたお城を眺めながら飲んだからでしょうか。

TOMOからのご報告(2008年2月)

..... 数年ぶりに足を運んでみたのですが、相変わらず安くておいしくて、店内満席。大人気のようでした。 この日は口答で説明される「季節のオススメ料理」の中から全員オーダーしました。娘はウサギ肉の煮込み、私はラザニア、夫や友達はセップ茸のラビオリとイノシシ肉の赤ワイン煮込み。パスタやピザじゃない料理もおいしいんだ~と一同大感激でした!

CABOTINさんからのご報告(2010年11月)

.....イルボルゴと広場にあったガストロノミのレストラン、合併して広場でレストランをしています。便利で旨い! 昼なら広場のレストランで足ります。


ドルチェアクアのバール


先日、知り合いを連れてドルチェアクアに行ったとき、お城に向かって太鼓橋の手前左側にある角っこのバールでお茶しました。なんてことはない普通のバールなんですが、トイレもあるし、マダムも優しくて、値段も良心的。地元の人達も多く、ノンビリした雰囲気。私と夫のお気に入りは黒い缶に黄色のレモンが描かれた「Lemon Soda(レモン・ソーダ)」。甘さ控えめでスッキリします。娘のお気に入りは、San Benedetto社のIce Tea Pesca(アイス・ティー・ペスカ)。ピーチ味のアイスティーです。フランスで見かけるリプ○ン社のものよりおいしいとか。エスプレッソやカプチーノも、本場イタリアならではの美味しさです。



ドルチェアクアで買う

橋の手前に数件普通の食料品店、小さなスーパー風の店などがあります。村から北上していく道をまっすぐ上っていくと、右側に古ぼけた食料品店があります(ガラスにワインの瓶やオリーブ油の瓶が飾ってあるのが見える。)。二軒並んでいるけど、手前の方のお店。

IVO TORNATORE

Via Patrioti Martiri 54
tel 0184 206151
営業時間.....9~12時/15~19時、日曜日は午前中だけ営業。12時半まで。

お勧めグッズ
1) Pesto di Dolceacqua.....ドルチェアクア名産のバジル・ペースト
2) Rossese di Dolceacqua .....ドルチェアクアのワイン
3) Olio di Oliva.....ドルチェアクア産のオリーブ油

その他にも、屋根で干したドライトマトのオリーブ油漬けとか、ドライトマトのペーストとか、リモンチェッロとか色々売っています。絵葉書は太鼓橋のふもとの陶芸屋さんか、広場から南にちょっと下りたところにあるおもちゃ屋さんで買いました。

mimoさんからのご報告(2003年3月)

..... 川沿いの広場の所でマルシェ(市場)があって、チーズやオリーブオイル、バジルのペースト、石鹸等々、たくさんのお店が出ていました。いつも行われるのか確認はできませんでした。
(追記・・確認したところ、毎月第一日曜日に市場が開催されるそうなのですが、私が行った日(第四日曜日)にも市場が立ってました。by TOMO)

CABOTINさんからのご報告(2003年4月)

.....城にいく途中に土産物手作りワインの店があって、ブドウがたぶんほとんどカリニャンの超濃縮ポリフェノールワインを売っていたと思います。ワイン屋さんは中央本通り(というのかな?)を登っていって、たぶん中間地点くらいで後ろを振り向いたら(というのはこのまち立体地図が必要なので)あります。ワインを造っているおじさんが一人で売っているから、畑や縁台将棋にでかけていたら休みです。ポリ缶などをもっていけば、量り売りもしてくれます。でもそれをもってあの坂を降りるのはちよっとね・・。

2本セットで買うと、とてもすてきな村写真を印刷した「岡持ち」風バスケットにいれてくれます。これだけでもとくをした気分、おすすめです。味は・・「僕はとても好き」です。ブルゴーニュ系ワイン通の方にはすこし刺激がつよすぎます。もう液体とはおもえないような、汗腺から赤い汗がでてきそうな濃厚さです。カルピスみたいに4~5倍希釈するのかな?(嘘)と思うほどでした。ときどきコルシカやサルディニヤのワインにこんなのがあるけれど。

村にはいってのすぐのところの土産物屋さんで売っているワインとは違う種類でした。ここもオバサンが親切で好きです。


ドルチェアクアで泊まる


B&B AGAPANTUS

Piazza Garibaldi 11
http://www.agapantus.it/

inoさんからのオススメです。(2011年5月)
.....5月17日からドルチェアクア バス停前の B&B agapantusに2泊しました。アプリカーレの帰りに見つけました オーナーは建築家。ツインで70ユーロ、追加ベットは10ユーロでした。素敵な部屋、居間、ダイニング、ロフトに寝室とバスルーム。キッキンはすべて完備。家具 食器は IKEAでした。冷蔵庫にはビールまで。名物の揚げパンも全部どうぞって。とても良い思い出になりました ピザをテイクアウトしても冷めない場所です。ニースから車で90分だとか。旧市街の中にもB&Bがあるそうです。



ドルチェアクア観光

小さな村なんで、観光は半日もかかりません。ランチをして、ちょこっと観光&食料買出し程度かな。私達は11時半について、午後3時のバスで帰りました。観光ポイントはお城、太鼓橋、教会。太鼓橋は1884年に画家のモネが訪れて絶賛したとか。教会の中には有名な中世の宗教画家ブレアが描いた絵があります。一番奥の左側。飾りがついた板絵なんですぐにわかると思います。城の入り口の近くから下に降りる階段があるので、そこを降りると川沿いをのんびりと散歩できます。教会の広場に出てくる短い散歩道ですが、お勧め。

観光案内所はバス停を降りて道路を横断。Piazza Garibaldiを南に少し下りたところにあります。あまり観光の手助けにはならないけど(地図がいらないほど小さい村なので)、ドルチェアクアの地図はここでもらいましょう。


頂上にあるお城観光

長い間の工事を経て、ようやく中が見学できるようになりました。見学日、時間が決まっているようなので、お城に行って直接チェックするか、広場にある観光案内所で予め時間を聞いてみるのが良いでしょう。

2002年9月に訪れたT.O.さんより ..... 頂上のお城は、入場料3ユーロかかりますが、お姉さんが親切に説明してくれました。案内は英語、仏語など。遠い歴史に思いをはせることができました。

2003年3月に訪れたmimoさんより .....見学時間は午前9時から17時までのようです。

2004年4月に訪れたTOMOより ..... お城の入り口の扉に、「ガイド付き見学は毎週日曜日の午後4時」と書かれています。ということで、土曜日に行ってもいつも閉まっていたのですが、イースターだったからか、今回私達が行ったときは土曜日だったにもかかわらず開いていました。チケットを買えば自由に見学できるような感じです。なので、観光シーズン中は日曜日以外の日もオープンしているのかも。



ヴェンチミリア観光案内所


電車の終点ヴェンチミリアに着いたら、まず行ってみて下さい。ヴァンチミリアの市街地図や、ドルチェアクアまでのバス時刻表などがもらえます。お昼休みが長いのがネックですが、英語OKのお兄さんはとても親切だったし、ドルチェアクアに行くバス停のすぐそばなので便利です。


Tourist Information Centre
Via Hanbury, 3
駅から階段を下りていくとすぐなんですが、わかりにくいかもしれないので、
その場合は大通りVia Cavourに出て左折。白と黒の教会の手前の小さな道を左折。
9時~12時半、午後3時半~7時。日曜休み。



イタリア旅行お薦めサイト

JITRA (JAPAN ITALIA TRAVEL ON-LINE)
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ドルチェアクア公式サイト イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語。
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ここ数年で村の中にB&Bがすごく増えたので、泊まってみるのもありかも!



イタリア旅行お薦めガイドブック

Michelin the Green Guide Italy (英語)
Michelin Italia (道路地図、リング製本)
旅の指さし会話帳〈6〉イタリア
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