あやぴーの成長日記

200411(53ヶ月)

 

   

(私の誕生日には、草を食べる牛の絵を描いてくれました。汗)

 

 

 

11 2(秋休みは続く)

11 10(新しい友達)

11 13(ダブルデ―ト)

11 14(トリスタン7ヶ月半)

11 16(お岩さん)

11 17(お誕生日のやり直し)

11 18(お祝いは続く)

11 22(ピングーごっこ)

11 24(泣き顔の証明写真)

 

 

 

11 2(秋休みは続く)

 

昨日は日本で言うところのお盆で祭日だったのだが、まだ秋休みなので今日も幼稚園がない。木曜日からなのだ。ニースはここ一週間ずっと雨続きなのだそうで、私達がニースに戻ってきてからも毎日雨が降っている。今朝も雨。お出かけできないので、あやぴーと絵を描いたり、工作をしたりして午前中を過ごした。お昼に日本のババのところに電話をして、久しぶりにおしゃべり。「ババ、いつ私たちのおうちに来るの?楽しみにしてるからね。」などと言っていた。楽しみにしてるからねというセリフ、一体どこで覚えたんだろう。。。

 

お昼は2週間ぶりにご飯を炊いて和食。あやぴーと一緒にオムレツを作り、梅干し、焼き海苔、お味噌汁という食事にした。2週間ぶりなのでうれしい。オムレツがふんわり焼けたので、あやぴーと「おいしいねー。」と言いながらゆっくり食べた。

 

午後は雨が少し止んだものの、まだ黒い雲が空にたち込めているので油断できない感じ。仕方ないので掃除を始めると、あやぴーも一緒に手伝ってくれた。それから二人でシフォンケーキを焼いた。ココア味にしたからか、普段より膨らまなかった。

 

しかし、このまま外出せずに一日を過ごすのもなんなので、夕方買い物に出かけることにした。まずいつもの自然食品スーパーへ。あやぴーは一目散にお絵かきコーナーに行き、私が買い物をしている間、絵本を読んだり、おもちゃで遊んだりしていた。

 

スーパーを出て、行きつけの花屋の前を通ると、あやぴーから花がほしいとねだられた。ちょうど私もお庭に植える花が欲しかったので、中に入る。小さな容器に入ったヒヤシンスの苗を5つ、そしてあやぴーが選んだひまわりを7本買って帰って来た。あやぴーはうれしそうにひまわりを持ち、笑顔でスキップしながら歩いていた。

 

 

11 10(新しい友達)

 

昨日はものすごい雷雨だったのだが、今朝は快晴。あやぴーと電車に乗り、アンティ−ブに向かった。電車から友達の家に電話をかけてみたものの、誰も出ない。何度かトライしたがいつも留守番電話だったので、多少の不安を憶えながらもアンティ−ブの駅で下車した。

 

外に出てキョロキョロ周りを見ると、「TOMO !」と言う声が聞こえた。友達が深緑のバンの前で手を振っている。あやぴーの手を引いて車に近づくと、後部座席に子供が二人乗っていた。長女のジュリーに弟のマチュ−。ジュリーの成長はもちろんのこと、赤ちゃんだったマチュ−が男の子になっていたことにびっくり。二つのチャイルドシートにはマチュ−とあやぴーが乗り、ジュリーは真中の座席にシートベルトを締めて座る。前に会った時はジュリーは幼稚園に行って家にいなかったので、あやぴーとジュリーは初めての対面。二人の少女達はお互いモジモジしていた。

 

家に到着。「ガレージに車を入れるから、みんな降りて!」という友達のかけ声を聞き、みんな一斉に車を降りた。私はあやぴーとマチュ−の手を取り、車の邪魔にならないよう端に寄る。ところが、ジュリーは車を降りたフリをして、そのまま車に乗っていたらしい。バックガラスからいたずらそうな顔をのぞかせた。

 

子供達はガレージからの廊下を叫びながらダッシュ。みんなで家の中に入ると、あやぴーは子供と一緒に子供部屋に入り、友達が出してくれたプレイモービルで遊び始めた。最初ジュリーは恥ずかしいのか、一人2段ベッドの上にのぼり、「私は宿題をするから、一緒に遊べない。」などと言っていたが、しばらくすると一緒に遊び始めたようだった。一方のマチュ−はお姉さん達の仲間に入れてもらえず、ママの周りをうろうろ。赤ちゃん返りしている様子が可愛く、あやぴーが3才の時もこんなだったかな〜と懐かしい気分になった。

 

友達がお昼ご飯の支度をしている間、マチュ−のお気に入りというアルバムを見せてもらった。中でもトラクターに乗っている写真が好きらしく、何度も見せてくれた。夏休みにブルターニュに行ってきたそうで、その時の写真なのだとか。

 

お昼ご飯には手巻き寿司をごちそうになった。ジュリーもマチュ−も大好きなのだそう。あやぴーももちろん喜んだ。子供達が食べ終わると、ようやくテーブルが静かになった。大人の時間である。私達は家族のこと、仕事のこと、バカンスのこと、教育のことなど、色々なことを話した。途中、何度かマチュ−がやってきて、「お姉ちゃん達が部屋に入れてくれないの。」と訴えてきたため、友達が一緒についていき、ジュリーと交渉したが、成功したのはマチュ−のおもちゃを取ることだけで、マチュ−はとうとう最後までお姉ちゃん達の仲間には入れてもらえなかった。。。

 

マチュ−がかわいそうなので、テレビを見せることになった。「Mimiをつけるけど見る?」と声をかけると、ジュリ−とあやぴーもやってきた。友達があやぴーに「Mimiって知ってる?」と言うと、「知ってる。ワニとか出てくるやつでしょ?」と言っている。私は「Mimi」というのは初めて聞く名前。何だろうと思っていたら、メイシーだった。子供達は三人ソファに並んで座り、おとなしくメイシーを見ていた。

 

そして、おやつタイム。私が持参したバナナケーキをみんなで食べた。喜んでもらえたのでよかった。子供達が再び子供部屋に戻ったので、お茶を飲みながらまたまたおしゃべり。こうして実際に会ってゆっくり話すのは数年ぶりだったのだが、共通の話題がたくさんあって、あっという間に時間が過ぎていき、あっという間に帰りの時間になってしまった。あやぴーに支度をするように言うと、子供部屋で大ブーイングが起きた。しかし、このままここにいる訳にはいかない。行きと同様みんなで車に乗り込み、アンティ−ブの駅まで送ってもらった。「今度はニースに遊びに来てね!」と約束してお別れ。楽しい1日だった。

 

 

11 13(ダブルデ―ト)

 

一緒に仕事をしている友達が、「娘を連れて電車でカンヌに行くから、TOMOちゃんもお嬢さん連れて一緒に来ない?」と誘ってくれたので、今日は栗を置いて母子お出かけとなった。天気予報は雨と出ていたのだが、気持ち良い快晴。予定通り電車の中で友達母娘と落ち合い、友達が取っておいてくれた四人がけの席に座った。友達のお嬢さんはあやぴーより2つ年上で、物怖じしない活発な子。最初あやぴーは恥ずかしがっていたが、5分も経たないうちに緊張が解け、もらったお菓子を食べながら一緒におもちゃ屋さんのカタログを見たり、ぬいぐるみで遊んだり、うるさい位盛り上がっていた。

 

カンヌの駅に着くと、まず子供服のお店に向かった。これが一応今日の目的なのだ。一軒目のDPAMで多少物色してから、二軒目ZARAに向かう。子供達の騒ぎはいよいよ佳境に入り、私達はしばしば大声を出して子供達を止める羽目になった。おまけに試着室で隣になったのが運の尽き。子供達は試着もそこのけでお互い床に這いつくばって、のぞきっこをする始末。とほほ(涙)。私からグロスを買うことを拒否されたあやぴーが泣き出したりもしたので、ZARAで買い物をした後お昼ご飯を食べに行くことにした。

 

ランチは今日の目的その二である回転すし屋さん。噂には聞いていたが、実際行くのは初めてだったのでワクワク。あまりお客は入っていなかったが、明るくてナチュラルモダンなインテリアに好感が持てた。友達お勧めの焼き鳥と飲み物をオーダーする。さぁ何を食べようかと見ていると、友達がタコのサラダが入ったお皿を取ったので、私も同じものを取った。タコがプックリしていておいしい(涙)。あやぴーもしっかり自分で卵焼きが乗ったお寿司の皿を取って食べていた。その後かっぱ巻きが食べたいと言うので、別オーダー。かっぱ巻きがおいしかったらしく、あやぴーはお代りをした。しかし、焼き鳥には全く手をつけずに食事終了(おいしかったのにもったいない!)。友達のお嬢さんと共に各々好きなデザートのお皿を取った。「和風デザートもあるよ!」という友達の話には耳を貸さず、お嬢さんはクッキー、あやぴーはブラウニ−と、二人とも洋風デザートを選んだ。子供の面倒を見つつも、しっかり食べる私。マグロはそれほどでもなかったが、帆立貝のお寿司は握りたてだけあっておいしかった。値段は高めだけど、外で食べる和食はやっぱりホッとするし、カンヌはどこで食べても結構高いので、こんなものだろうと納得。ゆっくり緑茶を飲んで店を出た。

 

まだまだ買い物は続く。カンヌは大通りに素敵なお店がたくさんあるので、散歩のし甲斐がある。MANGOでは店員のおばさんが子供達を気にかけてくれて、飴までくれた。感謝。その後、子供靴のお店を何軒かハシゴしてからUターン。今度は通りの逆側の店を見て歩いた。セレクトショップで美しい洋服に出会ったり、ヒヤヒヤしながら食器屋さんの中を歩いたり、友達一押しの怪しい店を隅から隅までしっかり物色したり。Bathroom Graffitiの広い店内にはかわいい雑貨がたくさんあって、どれもこれも買いたい気分になって困ってしまった。ここでも子供達にと透明のリップグロスをプレゼントにもらう。やっぱり、こういうお出かけは女性同士に限る。しかも、美的感覚に富んでいて、流行のアンテナを広く張っている友達がパートナーだから、ほんと頼もしい。

 

子供達は多少うるさい時もあったが、総合的には良い子だったと思う。ママ達の買い物にもよく頑張って付き合ってくれた。一人だったらとっくのとうに飽きてしまっていただろうから、年の近い女の子二人というのが勝因だったのかもしれない。

 

そろそろおやつにしようかと、友達と私がいつも仕事前にコーヒーを飲むイタリアン・カフェに向かった。夕方だったからか、朝番のミナもランチ番のラウラもいなくて、男性スタッフだけだった。意外と暖かいので外に座る。子供達はBathroom Graffitiで買ってもらったひよこグッズを(お互い違うものなのだが)早速取り出して遊び始めた。カタログの中で欲しいものにマルをつけたりもしている。おいしいカプチーノを飲んで、また元気が出てきたので、最後にもう一度DPAMに寄ることにした。

 

DPAMは午前に来た時とはうってかわってすごい人出であった。私は目をつけていたものを手にし、更にはバーゲンコーナーでスカートを一着発見し、レジに向かった。友達も色々買っている。私達の両手は戦勝品でいっぱいになった。帰りの電車の時間まで、まだ余裕があったので、かわいい服を売っているお店に入ってから、友達が常連の中華屋さんに娘を連れてあいさつに行くと言うので、私達も一緒に行った。奥さんもきれいだが、お嬢さん(テイテイちゃん。7才)も可愛かった。

 

帰りの電車はものすごく暖房がきいていたので眠たくなったが、行き同様にぎやかに過ごし、あっという間に私達が降りる駅となってしまった。よく歩いて疲れたけど、心の充電は満タン終了。あやぴーも私も、友達母娘のおかげで楽しい一日を過ごさせてもらった。今日はどうもありがとう。今度はうちに遊びに来てね。

 

 

11 14(トリスタン7ヶ月半)

 

今日は栗の家族を昼食に招待した。栗とあやぴーが車に乗ってお義父さんを迎えに行っている間に、弟一家が到着。トリスタンは相変わらずあまり髪の毛が生えていないのでキューピー人形にそっくりだったが、しばらく見ないうちにまた一段と大きくなった感じがする。顔をのぞき込むと、にっこり笑ってくれたので、早速抱っこさせてもらった。

 

栗の弟があやぴーの部屋でトリスタンの昼寝用簡易ベッドを組み立てる間、奥さんのアポちゃんは離乳食の準備。うちにはオーブンがないので、持参した離乳食はお湯で温めてもらうことになった。すると、外からガヤガヤ話し声が聞こえてきた。栗達が帰ってきたようだ。私がトリスタンを抱っこして三人を出迎えると、お義父さんの目尻は急に下がり、あやぴーも大喜びでトリスタンのほっぺにキスをした。お義父さんが「久しぶりだから、食事の前に庭が見たい。」と言うので、栗とあやぴーもお供として外に出かけた。

 

ベッドの組み立てを終えた弟が戻り、二人でトリスタンに離乳食をあげ始めたので、私は邪魔をしないよう、キッチンでサラダを作ることにした。二人がなかなか苦戦しているようだったので、なるべく音を立てないよう気をつけながら。そんなところにお義父さん登場。離乳食をあげているのは見えていない様子。お義父さんはどすどすと歩きながらトリスタンに近づくと、おもむろに顔をのぞき込み、「ト・リ・ス・タ〜ン!おじいちゃんだよ〜!」などと大声で話しかけたため、「気が散るから止めてくれ。」と弟から怒られていた。。。(汗&笑)

 

それにしても、栗の弟は育児にとても協力的。栗もマメだけど、弟は更に上を行くような気がする。アポちゃんがキッチンにやってきた。「あまり食べなかったわ〜。離乳食はいつもまとめて作ってるんだけど、今日は3日目だから飽きちゃったのかもしれない。でも、こういう日もあるよね。」と、落ち着いた様子で言うので感心した。私なんか、あやぴーが離乳食を食べない日は、ずいぶん神経質に悩んだものである。今思えば、離乳食のことだけでなく、どうでもよかったようなことをあれこれ悩んでいたような。。。(汗&笑)

 

食事を終えたトリスタンは、パパに連れられてベッドに行った。お昼寝の時間である。ちょうどお義父さん達も庭から帰ってきたので、みんなでテーブルについた。今日はカレーライスにしたのだが、みんな日本のカレーが大好きなのでとても喜んでくれた。あやぴーのカレーは別の小さな鍋に入っている。中辛のルーだと辛いと言うので、予め大鍋から少量取り出し、サワークリームを加えて少し煮ておいたカレーなのだ。あやぴーは無言でわしわし食べ始めると、一番に完食。弟夫婦と栗はお代りをしてくれた。「こんなに食べれるかなぁ。」と言っていたお義父さんでさえも、いつのまにかしっかり食べ終えている。日本のカレーはやっぱりすごい!

 

カレーの後はサラダ。お義父さんは食前ではなく食後にサラダを食べる人で、前菜として出すと絶対に食べてくれない。そのため、家族ランチの時は「サラダは食後」というのが栗ファミリーの鉄則だったりする。バカンス後初めての家族ランチなので、サラダはもちろんギリシャ風サラダ。ギリシャで食べたものを思い出しながら初めて作った。みんながおいしいと言ってくれたのでホッとしたし、私自身も2週間ぶりのギリシャ風サラダに涙だった。フランス産のフェタ・チーズは思いの他おいしくて、これからもギリシャ風サラダが作れると思うとうれしくなった。

 

赤ちゃんの泣き声が聞こえた。トリスタンが昼ねから起きたようだ。「1時間しか寝てないけど、しようがないっか。」と言って、アポちゃんがトリスタンを迎えに行った。その間にデザートの用意。お義父さんがいつものように小さなケーキをたくさん買ってきてくれたので、箱を開ける。カラフルでおいしそうなケーキがたくさん詰まっていて、わぁっと歓声が上がった。トリスタンは寝起きでぐずることもなく、おとなしくアポちゃんに抱かれていた。各々好きなケーキを自分のお皿に入れながら食べつつ、おしゃべり。

 

ケーキを食べ終えたので、トリスタンを抱っこさせてもらった。「うーうー」とうなるので、両手を持って立たせると、タタタタタッとすごい勢いで前進し始めた。トリスタンはそのまま延々と家の中を歩きつづけた。時々「ウキャキャ!」と甲高い雄叫びをあげながら。途中で立ち止まっても、時間を無駄にしない。座ったり立ったりを繰り返し、トレーニングに励むのだ。私の方が疲れてソファに座ると、「もっと歩かせろー。」と言わんばかりに「うーうー」とうなって不満を表すトリスタン。わかりやすい性格なので扱いやすい。

 

かなり長い間歩行トレーニングに付き合わされていたのだが、雄叫びが泣き声に変わってきた。義理の弟にバトンタッチすると、トリスタンはすぐ笑顔に戻った。私はずっと中腰でいたので腰が痛い。変わってもらって良かった。。。

 

コーヒーを飲みながら、ギリシャの話をしたり、弟夫婦から子連れフライトについての相談を受けたり、ベビースイミングの経過を聞いたり、ゆっくりとおしゃべりを楽しんだ。栗の弟がもう一度トリスタンを寝かせに行ったが、寝なかったらしい。

 

夕方になり、弟夫婦が帰り支度を始めた。栗とあやぴーもお義父さんを車で送って行くということで、家の中は私一人になってしまった。すっきりした反面、急にがらんとして寂しくもある。洗い物をしていると、トリスタンの離乳食用の食器セットを発見。忘れて行ってしまったらしい。あわてて弟の携帯電話に連絡を取る。留守番電話だったので、手短にメッセージを入れた。すると、すぐに折り返しがあり、栗の弟が走りながら食器を取りに戻ってきた。家に帰る前に気が付いてよかったよ。。。

 

思えば、トリスタンがうちに来るのは初めてのことかもしれない。我が家に馴染んでくれてよかった。

 

 

11 16(お岩さん)

 

日曜日の夜、寝ている間にまぶたを蚊に刺されたらしく、月曜日の朝から左目がお岩さんになっているあやぴー。虫刺され用ジェルのおかげで多少良くはなってきたが、相変わらずまぶたが腫れている。おまけに、今日の午後はクラスメートのソフィーに指を踏まれたとかで、夕方お迎えに行くと薬指に包帯を巻いていた。かわいそうに。。。

 

お迎えにおやつを持参するのを忘れてしまったため、近所のクリスティ−ヌからパン・オ・ショコラをもらった。焼きたてなのでホカホカ。あやぴーは「お昼ご飯食べてないんじゃないの?」というくらいの勢いで、あったという間に食べ切った。クリスティ−ヌの娘のマイリー(年少組)は、パン・オ・ショコラが入った紙袋を大事に手に持ちながら、とことこ歩いていた。二人の対照的な様子に思わず笑った。

 

今日は私の誕生日なので、あやぴーとケーキを焼こうかと思っていたんだが、午後友達とおいしいケーキを食べてきてしまったので、おなかがいっぱい。バースデーケーキはパスすることにして、特別なことはせず、普段通りに時間を過ごした。

 

あやぴーとお風呂。ゆずの香りの温泉の素を入れて、ゆっくり浸かった。気持ち良い。しばらくすると栗が太極拳のクラスから帰ってきたので、お風呂を明渡し、私は夕飯に作っておいたポトフを温めて、テーブルの用意をした。お庭のキャベツを入れたポトフはとても美味しく出来上がっていて、うれしくなった。あやぴーも栗もペロリと平らげてくれた。赤ワインを飲みながら、ゆっくりチーズを食べて食事終了。

 

あやぴーに「今日はママのお誕生日のためのショーはありますか?」と聞くと、「今日はお休みです!」と元気の良い答えが返ってきた。そうか、お休みなんだ。。。(笑)

 

ケーキもないし、いつもと変わらない食事だったけど、楽しい一日だった。日本の母にも電話をかけた。照れくさくて「ありがとう。」とは言えなかったけど、私がいつものように楽しく幸せに過ごしていることを伝えた。私の誕生日は、母の出産記念日でもあるから。。。

 

 

11 17(お誕生日のやり直し)

 

午前中は私が家で仕事をしていたので、あやぴーには自分の部屋で遊んでいてもらっていた。あやぴーは一人遊びに飽きると、私が仕事をしているテーブルにやってきて、絵を描いたり、お人形遊びをしていた。

 

お昼ご飯は和食。あやぴーは納豆、牛肉と玉ねぎのソテー、トマトのサラダ、自分には牛肉と玉ねぎのソテーにキムチを加えてみた。あやぴーが炒めるのを手伝いたいというので、任せることにした。(もちろん見張りながら)。キムチは、友達が日本から持ってきてくれた韓国産のキムチの素を使ったので、とてもおいしくでき、そのおかげで炒めものもバッチリだった。あやぴーの愛情も加わっているし。私が「とってもおいしいよ。ありがとうね。」と言うと、あやぴーはうれしそうに笑った。

 

午後から出かけようと思って友達に電話をしてみたら、かすれた声で、親子で風邪を引いてしまったと言う。そのままあやぴーと二人で出かければ良かったのだが、ぐずぐずしている間に午後3時になってしまった。あやぴーが待ちくたびれた声で、「ママ、あやちゃん、ケーキ作ってからカステルに行きたいんだけど。」と言ってきた。でも、これからケーキを作って、カステル公園に行ったら、10分も遊ばないうちに日が暮れてしまうだろう。

 

「ねぇ、ケーキはいいから、公園に行こうよ。」と答えると、「ダメ。絶対ケーキを作らなくちゃいけないの!」と言う。両方する時間がないことを説明すると、あやぴーは顔を下に向けて考え込んでしまった。そして、泣きながら、「じゃあ、公園はいい。ケーキ作る。」と言うではないか。ぐずぐずしていたことを申しわけなく思い、「あやちゃん、ケーキは今度でいいから。泣かないで公園に行こうよ。」ともう一度誘ってみた。すると、あやぴーは怒ったように、「ダメ!ママのお誕生日のケーキを作りたいの。昨日作らなかったでしょ?ケーキを食べないとお誕生日じゃないんだから!」と言った。

 

私のためのケーキだったのか、、、と驚いた。それなら、せっかくの好意だから甘えよう。公園はまた今度行けばいい。何を作ろうか一緒にお菓子のレシピを入れているファイルをめくり、あやぴーが選んだ抹茶のシフォンケーキを作ることにした。混ぜるのはあやぴーの係。いつものごとく、仕上げ以外はしっかり務めを果たしてもらった。生地が多すぎてしまったようなので、シフォン型のほかに、小さな長方形の形の型にも生地を入れて、一緒に焼くことにした。

 

ケーキを焼いている間に、平仮名とカタカナの勉強をし、それが終わってからオーブンをのぞきに行った。シフォンケーキが型からはみ出てずいぶん大きくなっていた。びっくり。小さな型の方を取り出して味見をすると、とってもおいしく出来上がっていた。抹茶には、今年の夏日本で買った辻利のレモン入りグリーンティーを使ったので、レモンの香りも良く、二人でたくさん味見をしてしまった。

 

まだ時間があったので、買い物がてら近所の公園に行くことにした。すると、公園にクラスメートのヤクゥブと、スゥエル(一時期あやぴーのボーイフレンドだったらしい、目がくりくりした男の子)が遊んでいた。あやぴーは二人の輪に入ったり、二人が取っ組み合いするのを見ていたり、楽しそうにしていた。日が暮れ始めると、ヤクゥブ達が帰るというので、私達も公園を後にして、行きつけの自然食品スーパーに買い物に行った。あやぴーは子供のお絵かきテーブルに座り、早速塗り絵。いつも買っている豆乳のメーカーの人がプロモーションに来ていたので、色々試食させてもらった。お店を出る頃には、日が落ちてすっかり暗くなっていたので、あやぴーと速足で家に帰った。

 

栗が大きな花を持って帰ってきた。「昨日あげれなくてごめん。」と言いながら、その花を私にくれた。カトレアとバラをベースに、枯れ木や赤いぶどうの葉や苔などが生けられた、ちょっと生け花チックなフラワーアレンジメント。「タイトルをつけるとしたら、「おどろおどろしい森」で決まりだね。」とコメントしたら、「あっ、気に入らなかったんだな。カトレアが好きだってこないだ言ってたから、喜ぶと思ったんだけど。ぼくは趣味が悪いからなぁ。。。」とブツブツ言うので、あわててフォローした。「いやいや、素敵よー。こういうアレンジメント、見たことないもん。」。そしてそこで止めておけば良かったのに、「自分だったら絶対買わないし。」と付け加えてしまったので、栗はますます落ち込んでしまった。あやぴーはそんなパパに、「私はきれいだと思うよー。ねぇ、パパ、私のお誕生日の時もこういう大きなお花を買ってくれる?」とごまをすりつつ、アピールを忘れなかった。

 

ダイニングに飾った花を見るたび、思わず笑いが出てしまい、栗はそんな私を見るとぶつぶつ言うので、また笑ってしまった。

 

夕飯は昨日の残りのポトフ。食後にはあやぴーと焼いた抹茶レモンのシフォンケーキ。栗がロウソクを立ててくれて、あやぴーがお誕生日の歌を歌ってくれた。しかし、「Joyeux anniversaire, Papa」と、「パパおめでとう」と歌ってしまったために、もう一度やり直し。二度目はちゃんとママと歌ってくれたので、歌の後にあやぴーと二人でロウソクの火を消した。栗に、「願い事、ちゃんとお祈りした?」と聞かれたのだが、何もお祈りしていなかったことに気付き、あわてて心の中で一つお願いしたのだが、「ロウソクを吹く前に祈らないといけないから、もう遅いんじゃない?」と突っ込まれてしまった。次のチャンスは一年後か。。。(涙)

 

あやぴーと栗のおかげで、お誕生日をもう一日楽しむことができた。私の願い事はきっと毎年同じだと思う。そして、それはお誕生日でなくても、いつも願っていることなのだ。どうか、これからも家族が元気で仲良く幸せに暮らせますように。

 

 

11 18(お祝いは続く)

 

夕方幼稚園にお迎えに行くと、門の前にポカテラおばあさんが立っていた。「タタ!(おばあさんの愛称)。今日はタタがフランソワのお迎えなの?」と聞くと、「そうなんだよ。ナタリ−とアンリは(フランソワの両親)、契約書にサインしに行く日だから。」と言う返事。そういえば、月曜日にナタリーに会った時、そう言っていたっけ。

 

いつもはマイリ−も一緒に帰るのだが、今日はクリスティ−ヌのお迎えが遅かったので、フランソワとタタと四人で、「タタの家に」帰った。何も言わなくてもこれがお約束。家に入ると、タタの友達マリーズが編み物をしていて、子供たちを見ると目を細めた。タタはテキパキと子供達のおやつを用意し、子供たちは飲み食いしながらテレビを見始めた。

 

私がいなくても良さそうな感じだったので、あやぴーに「ママ、ちょっとおうちに帰ってきてもいい?」と了解を取り、タタにあやぴーのことをお願いして、自分だけ家に帰らせてもらった。あやぴーがいないすきに夕飯の下ごしらえをしたり、メールチェックをしたり、小一時間ほどのんびりさせてもらった。

 

そろそろかなとあやぴーを迎えに行くと、マリーズは帰っていて、そのかわりカラチおじいさんが来ていた。ナタリーはまだフランソワを迎えに来ていない模様。窓にひっついて外を見る様子が淋しそうで、私達ももう少し一緒にいてあげることにした。

 

待ちに待ったナタリ−とアンリの登場!普段Tシャツにジーパンのアンリがスーツを着ているので驚く。「契約が終わったわよー。ご近所さん、これからどうぞよろしくね!」とナタリーが弾んだ声で言った。まだフランソワが小さい頃、ニースの中心街にアパートを購入して引っ越して行った二人だったが、昔住んでいたこの地区がどうしても恋しく、今住んでいるアパートを売って、近所に一軒家を購入したのだ。そして、今日がその契約日だったのである。

 

ナタリーがあやぴーに「これからは毎日フランソワと一緒に帰れるのよ。新しいおうちにも遊びに来てね。」と言うと、あやぴーはきょとんとした顔をしていた。フランソワも、「新しいおうちは階段がかっこいいんだよ!」と教えてくれた。(笑)

 

ナタリ−とアンリがかわるがわる今日一日の様子をレポート。他人事ながら、一緒に緊張したり、笑ったり、そして、とてもうれしかった。アンリが、「一緒に祝おうと思って、シャンパンを持って来ようと思ったんだけど、今日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だから、ボジョレーを持ってきたよ!」とワインをタタに差し出した。タタは素早くグラスを人数分と、ポテトチップスやサラミなどをテーブルの上に用意した。みんなで乾杯。ナタリーが「そうだ、一昨日はTOMOのお誕生日だったから、TOMOにも乾杯!」と言ってくれたので、今日もまた皆からお誕生日を祝ってもらうことになった。

 

前もアンリが持ってきたボジョレー・ヌーヴォーがおいしかった記憶があるのだが、今年のそれもとてもおいしかった。みんなでワイワイがやがや話し込んでいると、タタの家のブザーが鳴った。「おやまぁ、栗じゃないの。TOMOとあやぴーなら、ここにいるわよ。一緒にボジョレー飲んでいきなさいよ。」という声が聞こえ、二人が中に入ってきた。

 

TOMO、出かけるなら出かけるとメモを残しておいてくれないと、心配するじゃないか。携帯電話もつながらないし。。。」といきなり怒られたが、アンリに「まあまあ、ボジョレーでも飲みなさい。」と言われ、わずかばかりに残っていたボジョレー・ヌーヴォーをついだグラスを渡された栗。一口飲んで、「おっ。」と喜びの声をあげると、「ゴミを出しに行ったら、フランソワの声が聞こえたから、きっとここにいるに違いないと思ったんだよ。全く。」とぶつぶつ。家のドアから門から開けっ放しにしてきたとのことだったので、栗がワインを飲み終えると、みんなにあいさつをしてタタの家を後にした。

 

 

11 22(ピングーごっこ)

 

栗の弟がPINGU(ピングー)DVDを貸してくれたので、最近、夜ご飯の前に少しだけノートパソコンでピングーを見せている。クレイアニメーションはキャラも動きもかわいいし、ギャグもつぼにはまるようで、あやぴーは大笑いしながら楽しんでいる。

 

見ているだけでは飽き足らないあやぴー。幼稚園でピングーごっこを始めたとか。「ソフィーはピングーの赤ちゃん」、「ウィッサルはピングーのお母さん」という風に、各々に役割を振り当てた後でストーリーを再現するのだと、うれしそうに話してくれた。劇団長兼主役はあやぴー。劇団員はソフィー、ウィッサル、ニラニ−、ケイトの4人。誰もピングーが何なのか知らないらしいが、あやぴーの指示通りに動いてくれているらしい。あやぴーとお風呂に入るときは必ず人形が手渡され、ああ言って、こう言ってと指導される。幼稚園でも同じことをしているのかと思うと汗が出た。。。

 

お昼前のお迎えに行くと、ソフィーが「ピング、ピング」と言って教室から出てきた。私はすぐにそれがピングーごっこであることがわかったので、「本当にやってるんだ!」と吹き出してしまった。一方、ソフィーのお母さんは無反応。ピングーごっこのことは聞いていないらしい。

 

その後、あやぴーも「ピング、ピング」と言いながら出てきた。ソフィーとあやぴーの二人は幼稚園の門を出るまで、ずっと「ピング、ピング」と言いながらぴょんぴょん飛び跳ね、門を出てからもそれを止めないので、ソフィーのお母さんにピングーごっこのことを報告した。お母さんは笑っていた。

 

夕方のお迎えには出かけ先から直接幼稚園に向かった。家に着いて買い物袋をおろすと、ビニール袋の中にあった白菜を見て、あやぴーが「ママ、これレタス?」と聞いてきた。「違うよ。これは「はくさい」って言うの。」と教えてあげると、「くさいからはくさいって言うの?」と言う質問続いた。質問に見せかけたダジャレに拍手。あやぴーのギャグのセンスは、栗の遺伝に違いない。。。

 

 

11 24(泣き顔の証明写真)

 

あやぴーは小さな頃から写真が嫌いである。もちろん、カメラを向けられてそのままでいることもあるが、大抵の場合は急いで逃げるか、もしくは、顔を後ろに向け、相手が諦めるまで決して前を向かないでいるかのどちらかだ。しかし、今日はどうしても写真を撮らなければならない。パスポート申請に必要なのである。

 

あやぴーが嫌がることはわかっているので、2,3日前から写真屋に行くことを話し、日本に行くためにはパスポートというものが必要なこと、そのためには写真を撮らなければならないこと、何も恐いことはなく、椅子に座っていればすぐに終わることなどをきちんと説明しておいた。そのおかげで、お店に行くまでは上機嫌だったのだが、いざ店内に一歩入るとあやぴーの態度が急変した。顔から笑顔が消え、下を向いてもぞもぞとし始めたのだ。嫌な予感。。。

 

アジア人の血が入っているような顔をしたタヒチ出身の女性オーナーが、「さぁ、奥の椅子に座って。」と優しく話しかけてくれたのだが、あやぴーは首を横に振るばかりで動こうとしない。仕方がないので、私があやぴーの手を引いて行き、椅子に座らせた。しかし、あやぴーは「ママも一緒にいて!」と言って、私の手を離さない。いくらなんでも、手をつないだままでは写真が撮れないので、なんとか説得して手を離し、私は少しずつ遠ざかることにした。しかし、あまり遠くに行くと不安がるだろうからと、あやぴーが「ママ!」と叫んだところで静止することにした。その地点はあやぴーから50センチほど離れたところとなった。オーナーが「そこなら立ってても大丈夫。」と言ってくれたので、ようやくポジションが整った。カメラマンのオーナーの前にあやぴー、あやぴーとオーナーの間に私という不等辺三角形が出来上がった。

 

オーナーがあやぴーに「こっち向いて。」と声をかけた。しかし、あやぴーは絶対カメラを見ようとしない。オーナーと二人であやぴーのご機嫌を取ろうと努力していたが、そのうち私は腹が立ってきた。写真を撮るのなんて1秒で済む。椅子に座って、カメラを見れば、あっという間に終わること。あやぴーにはどうしてそれがわからないんだろう、どうして意固地に嫌だとぐずぐず言いつづけるんだろう。どうしたってやらなきゃいけないことなのに。。。

 

しかし、「いい子にしてないと、〇〇しないよ。」というおどしは使えない。泣かれてしまったら、それこそ一巻の終わり。写真が撮れなくなるからだ。それでも、「早く写真を撮ってしまわないと、電車に間に合わないからお出かけできないよ。」と言ってみた。あやぴーは「お出かけしたい。」とは言うものの、手に持っていたぬいぐるみを顔に寄せたり、指をしゃぶってみたり、写真を撮る状況を許さなかった。

 

私は諦めた。もうどうでもいいやと思い、カメラを持つオーナーのそばに行き、「今日はダメそうだから、また出直してきます。」と話しかけた。するとフラッシュが光った。「構えると嫌がるから、一瞬のすきを狙ってみたんだけど。」とオーナー。デジカメの画像を見たら、思わず笑ってしまった。あやぴーは真正面を向いてはいるが、下唇を突き出し、今にも泣きそうな顔をしていたからだ。

 

「すごい!素晴らしいわ。これで十分です。顔がわかればいいんだし。」と現像をお願いし、あやぴーに「終わったから、椅子から降りていいよ。」と声をかけた。すると、予想通りあやぴーは泣き始めた。よっぽど嫌で、我慢してたんだなぁ。。。

 

現像を待つ間、オーナーは飴がたくさん詰まった大きな箱を出してきて、「いい子にしていたご褒美に好きな飴を取っていいよ。」とあやぴーに話しかけてくれた。ところが、あやぴーは「いらない。」と言って飴をもらわない。オーナーは私の方に向き直り、「あとで欲しがるかもしれないから、いくつか取っておきなさい。」と箱を差し出してくれた。御礼を言って遠慮なく頂いた。

 

写真はすぐに出来上がった。実物はカメラで見た以上に泣き顔色が強く、上目遣いに睨んでいるような、哀願しているような、笑顔とは程遠い表情であった。しかし、本人の顔だと判別できるので大丈夫だろう。無駄足にならなくて良かった。お店を出ると、あやぴーの表情がガラリと変わった。スキップをしながら、「飴ちょうだい。」と言うではないか。この変わりようはなんなのさ!(怒)

 

兎も角、無事あやぴーの証明写真を手に入れ、心配していた電車の時間にも間に合ったのでよしとする。帰宅した栗に写真を見せたら爆笑していた。そして、あやぴーも自分の写真を見て他人事のように笑っていた。

 

 

 

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