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あやぴーの成長日記
2003年10月(4歳2ヶ月)

(モンスター)
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10月1日(フランソワとの水曜日) 10月2日(パパなしの一日) 10月4日(ペット ?!) 10月7日(4歳児検診) 10月14日(パパの誕生日) 10月16~30日はスペイン旅行つき、子育て日記はお休みです。 |
10月1日(フランソワとの水曜日)
今日はフランソワがポカテラおばあさんの家にやってくる水曜日。おばあさんの家に行くのは大抵お昼ご飯を食べ終わってからなので、午前中は家でのんびりと過ごした。テレビでお気に入りのアニメ「TITEUF(ティトフ)」を見た後、絵を描いたり、風船で遊んだり、掲示板であいさんに教えてもらったNHK教育テレビのHPにある「日本語であそぼ」のかるたをしたり。その後レゴで遊んでいたらあっという間にお昼になった。
お昼ご飯はブロッコリーのサラダとハムとふりかけご飯にねぎとわかめのお味噌汁。私は冷凍してあったタイ風グリーンカレーを玄米ご飯と一緒に食べた。
2時ごろポカテラおばあさんの家に行くと、フランソワが病気なのだと言う。昨日一晩中吐いたらしい。それでもポカテラおばあさんの家に行くと言い張ってやってきたフランソワは、相変わらずよくしゃべってはいたが、やっぱり青い顔をしていた。フランソワは持参したビデオをあやぴーといっしょにおとなしく見た後、うちに来たいと言い出した。二人を連れて一旦我が家に移動。
二人はおままごとをしたり、風船でサッカーごっこをしてから、あやぴーが絵の具でぬり絵をするというのでフランソワも一緒にぬり絵をした。私がフランソワにパレットの使い方を教えてあげていた時、「Comme ça ?(コム・サ?=こういう風に?)」とフランソワに聞かれたので、何気なく「そうそう。」と日本語で答えると、あやぴーの鋭い突っ込みが入った。「ママ!フランソワは日本人じゃないから日本語でしゃべらないで!」・・・(汗)。しかしこういう風に突っ込まれるは初めてのことではない。フランス語の会話の流れで私があやぴーにフランス語で話しかけたりする時も、「ママ、フランス語じゃないでしょ!日本語でしょ!」と必ず日本語で指摘してくれる。私はどうも間が抜けているので、あやぴーがしっかりしているのはありがたい。
子供達はぬり絵を全て終えると、今度はお庭に行って遊ぶと言うので、「二人で行っておいで。」と放っておいた。しかし、しばらくするとあやぴーの怒鳴り声が聞こえてきた。どうやらケンカをしたらしい。フランソワはシューンとして、「おばあさんの家に帰りたい。」とつぶやき始めたので、また二人を連れておばあさんの家に向かった。
一旦一人でうちに帰り、のんびりしてからまたおばあさんの家に戻る。おばあさんの家の階段をのぼっていくと、テラスで遊ぶ二人の声が聞こえてきた。またもやあやぴーが怒っている。今日はよくケンカをするなぁ、、、と思いながら直接テラスにまわった。その後もフランソワとあやぴーの激しい口論は何回か続き、あやぴーがフランソワのシャベルを使ったとフランソワが号泣し、フランソワが背中にボールをぶつけたとあやぴーが号泣した。それでもフランソワのおじいちゃんが迎えにくると、あやぴーはフランソワのほっぺたに優しくお別れのキスをしたのだった。
10月2日(パパなしの一日)
今日は栗がロンドンに日帰り出張。朝8時10分のフライトに乗るべく家を7時前に出発し、夜の11時15分にニース空港に到着する飛行機で帰ってくる。あやぴーにとってはパパなしの一日。栗にとってもあやぴーなしの一日なので、今朝は泣く泣く家を出て行った。
我が家の朝は、大抵まず私が起きて、それからあやぴーが起きて、最後に栗が起きる。週末は栗がなかなか起きてこないこともあるので、あやぴーは私と二人の朝食に何の疑問も感じていなかった。幼稚園に行く身支度をしているときに、「パパ、まだ寝てるねぇ。」とあやぴーが言ったので、「あのね、パパはもうお仕事に行っちゃったの。今日は飛行機に乗るからいつもより早く家を出たんだよ。」と教えてあげた。「ふーん、そうなんだ。」と反応したものの、きっとあやぴーはまだわかっていないと思う。
いつものように、お昼前に幼稚園に迎えに行き、家でお昼ご飯を食べ、少しテレビを見てから、午後また幼稚園に連れて行った。今日はあやぴーが泣かなかったので一安心だった。私は郵便局に寄ってから家に戻り、それから夕方のお迎えに出かけた。あやぴーがニラニーを待つというので一緒に校門で待ち、途中まで一緒に帰った。途中パン屋に寄っておやつのパンを買うはずが、あやぴーはフォレ・ノワールと言うチョコレート・ケーキが食べたいというので、あやぴーにそれを一つと、自分にもへーゼルナッツのケーキを買った。家に戻ってからテラスでのんびりお茶タイム。
いつもなら栗が午後6時に帰宅して、その後子守りをバトンタッチしてくれるのだが、今日はそういう訳にはいかない。お風呂の時間まで場を持たせないといけないので、ケーキを食べた後になんだけど、またケーキを作ることにした。スイス在住のみちえさんのHPに載っているにんじんケーキにあやぴーと挑戦。「あやぴー、ケーキ作るよ〜!」と声をかけると、ダッシュでキッチンにやってきたあやぴーは、戸棚の中から秤とガラス製の大きなボオルを出してきて、「はい、どうぞ!」と渡してくれた。なかなか有能なアシスタントである。私がそれぞれのステップで仕上げをしつつも、あやぴーは生地を混ぜたり、卵白を電動ミキサーで泡立てたり、よく働いてくれた。それプラス、今日は初めてにんじんをおろし器ですることに成功。とてもうれしそうだった。
おいしそうな香りがオーブンから立ちこめてきた。ケーキを焼き終えたので、型から出して網の上において冷ます間、お風呂に入ることにした。最近疲れているのでマンダリン・ルージュのエッセンシャルオイルを入れたアロマ風呂。良い香りに幸せいっぱいになった。とはいえ、あやぴーとお風呂に入ると、そううっとりはしていられない。人形を渡されて「ママ、これでしゃべって。」とリクエストが入った。私が大の苦手なお人形ごっこである(汗)。人形になりきって延々とおしゃべりをした後、「おなかがすいたから、お風呂は終わりにしよう!」というあやぴーの一声でお風呂を出ることになった。ちょっぴりホッ・・(安堵)。あやぴーの体と髪を拭いて、パジャマを着させる。今日は二人きりの夕飯。
あやぴーは玄関のドアを開けて、何か探している様子。「風邪引くから中に入りなさい。」と言うと、「パパ、まだ帰ってこないねぇ。」と寂しそうにつぶやいた。「あのね、今日はパパの帰りはとっても遅いの。パパは仕事でイギリスに行っていて、飛行機に乗って帰ってくるから、家に着くのはあやちゃんが寝た後になりそうなんだ。明日の朝は一緒にご飯が食べれるから、今日はママと二人だけど楽しく食べようね。」と励ました。
夕飯はじゃがいもとねぎのポタージュ。あやぴーは仕上げに入れたベーコンがとても気に入ったようで、自分のはさっさと食べ終えて、「ママのも全部ちょうだい!」などと図々しく言ってきた。「少しならいいけど、全部はあげないよ。」と少しだけベーコンをあげた。あやぴーはあっという間にポタージュを食べ終え、「次はケーキ食べる!あやちゃんが作ったケーキ!」と大はしゃぎ。一切れずつ切って試食。とてもおいしいという噂は聞いていたが、本当ににんじんの味が全くせず、素朴でいくらでも食べれちゃいそうなおいしさだった。あやぴー共々大感動。あやぴーはその後ブルーベリーのジャムを入れたヨーグルトも平らげた。よく食べること。
お絵かきをしたり、平仮名を書いたりとしばらく遊んでから、8時半になったので歯を磨かせて、おトイレをさせて、寝かせることにした。あやぴーは「まだ寝たくない!」と言い張ったが、明日も幼稚園なのでそういう訳にはいかない。ぬいぐるみが勢ぞろいしたベッドの上に押しやり、「おやすみ。」と言って、部屋の電気を消した。パパなしの一日は、長いようでいてあっという間だった。
10月4日(ペット ?!)
テラスで遊んでいたあやぴーが、「かたつむり捕まえたよー!」と大喜びで家の中に入ってきた。私はキッチンの戸棚から小さな瓶を出して、「この中に入れてあげれば?」とあやぴーに渡した。自分の手の平の中に大切に入れてあったカタツムリを早速容器に移し入れて満足そうなあやぴー。ちょっと見せてもらったら、ずいぶん小さい。そして、それがカタツムリではなく、ダンゴ虫であることを発見した。ギャー!!!あわてて、「あやちゃん、これカタツムリじゃなくて、ダンゴ虫だよ!」と教えてあげると、「ふーん、そうなんだ。」と全然お構いなしの模様。しかも、「そうだ!えさをあげなくちゃ!」とバジルの鉢植えから葉っぱを一枚とってきて、うれしそうに瓶の中に入れてから、「よく食べて大きくなるんだよ。」とダンゴ虫に声をかけていた。(汗)
お義父さんの家に行く時間になった。あやぴーはダンゴ虫が入った瓶も持っていくと大張り切り。お人形やハンカチ、お絵かきセットなどは自分のバッグに入れたが、ダンゴ虫の瓶は自分で持つと手に取り、スキップしながら瓶をぶんぶん揺らして歩いていた(汗)。
お義父さんの家に着くと、「Papy, regardes ! C’est mon escargot !(おじいちゃん、見て!私のカタツムリよ!)」と自慢しながら瓶を差し出した。しかし、お義父さんにも「Mais, non !
Ce n’est pas un escargot !(違うよ。これはカタツムリじゃない。)」と指摘され、一瞬うなだれていたがすぐに復活。誰が何と言おうが、あやぴーはカタツムリだと信じつづけているようだった。
食事が終わり、少しのんびりしてから、私は友達と会うべく、栗とあやぴーをお義父さんの家に残して先に出発し、楽しい午後を過ごして家に帰ってきた。あやぴーはもうすっかりダンゴ虫の存在を忘れていて、いつのまにか瓶も消えていた。ダンゴ虫が瓶から脱出したことを祈って。。。
10月7日(4歳児検診)
身長105センチ、体重16,4キロ
今日は夕方に定期検診の予約が入っていたので、午後は幼稚園を休ませた。お昼に友達のきよちゃんが遊びに来てくれた。あやぴーは大喜び。それでも途中から「何で今日は幼稚園に行かないの?」とブーブー言い始めた。「後でお医者さんのところに行くからだよ。」と説明すると、「いや!医者さんのところには行きたくない。痛いもん。」と拒否モード。定期検診だから痛くないよといくら説明しても、「絶対に行かない!」と言い張るので、大丈夫かなぁ、、、とちょっと心配になった。お人形持参で家を出る。「あのね、先生にお口を開けて見せるのはお人形さんなのよ。あやちゃんはそれを見てるだけ。」などと言っていたが、小児科までの道のりでも、待合室でも泣くことはなく、おとなしくしてくれていた。仕事から帰ってきた栗も診療所に登場。いつものごとく予約の時間より40分ほど遅れての診察となった。思えばここに来るのは一年ぶりかもしれない。
先生があやぴーに「Aya, tu vas a l’ecole ?(アヤは学校に行ってるの?)」と聞くと、あやぴーはこくりと頷いた。泣きはしないが非常に緊張している面持ちである。 続いて、「Tu as un maitre ou une maitresse ?(君の先生は男の先生?それとも女の先生?)」という質問に、あやぴーが「Une maitresse.(女の先生)」と答えると、先生は「Tres bien !(よくできました)」とあやぴーを誉めた。先生は私達の方を向いて、「maitresseという言葉は「R」と「S」の発音ができるかチェックするのに良い言葉なんですよ。聞いたところ、お嬢さんはちゃんと発音できている様子。心配ないですね。」と話してくれた。確かにあやぴーはどんどん「R」の発音がうまくなってきていている。発音については心配したことはなかったが、先生に太鼓判を押してもらったので安心した。
「Aya,
tu as un copain ou une copine a l’ecole ?(アヤ、男の子でも女の子でも学校に友達はいる?)」という質問には、あやぴーは「J’ai une copine.(女の子の友達が一人)」と答え、先生から友達の名前を聞かれると、迷うことなく「ニラニー」と答えた。先生はそれを聞いて満足そうに頷くと私達に説明をし始めた。この年の子は大体二人で遊ぶことが多いので、友達の名前は一人挙げれば十分らしい。逆に10人も20人も名前を挙げる時は一人で遊んでいると思った方がよいとか。私はあやぴーの幼稚園の友達はニラニーだけなのではないかと少し心配していたので、それで十分だと聞いてホッとした。
「テレビを見る時は自分でテレビをつけるの?それともパパかママ?」と言う質問には「パパとママ」と答えたあやぴー。先生は、「テレビは見てもいいんですよ。ただ垂れ流しにするのではもったいないので、何を見たのか、どうだったか、後から話を聞くと良いでしょう。そうすれば子供も集中して見るようになりますからね。」と言われた。時間や空間についての概念、創造性についての話、4歳児の色々な行動の説明があった後、いよいよ診断となった。
パンツ一丁になったあやぴーは、泣きはしなかったものの、顔がかなりこわばっていた。診察台の上に座り、先生が心臓に聴診器を当てた。「これは子供用のものなので、肌に当てても冷たくないんですよー。」とおっしゃっていたが、あやぴーは「つめたいよ。」と日本語でつぶやいたので笑えた。心臓はOK。耳の中も、口の中も、鼻の中も問題なし。消化器官の触診でも異常なし。足もOK。先生に「全く何の心配もないですね。本当に完璧ですよ。」と言われて、あやぴーが健康なのはわかってはいたが、心から安心した。「一応3,4才の時点で一度目医者さんに行くのが好ましいとされていますので、そのうち視力を見てもらってきて下さいね。」と言われた。こんな小さいのにもう視力検査をするんだ、、、と驚いたが、私が近眼なので侮れない。近いうちに予約を入れようと思った。
診察台を降りて身長計に移動した。105センチ。昨年から5センチ成長したことになる。体重は16,4キロ。身長は平均よりちょっと高めで、体重は平均よりちょっと低め。先生と三人、「ずいぶん大きくなったものですねぇ。」と感動モード。ほんとに、大した病気もせず、よくもここまで大きくなってくれたものである。。。(感涙)
最後に薬の処方についての質疑応答タイム。先生と少し話をして処方して頂くことになった薬のほかに、「ビタミンDを処方しておくので、日照時間が少なくなってきたら飲ませ始めてくださいね。今月末くらいからでいいと思います。」とビタミンDも処方してもらった。
先生にお別れのあいさつをして、受付で支払いを済ませてから診療所を後にした。思えば、あやぴーが診察中に一度も泣かなかったのは初めてのことのような気がする。栗は「いい子にしていて偉かったねぇ。パン屋でケーキを買ってあげるよ。」とあやぴーを誉めた。するとあやぴーは「ケーキじゃなくてお花がほしい!」と答えたのだが、「お花買うならケーキは買わないよ。」と言うと、しぶしぶとお花は断念した。パン屋に入ってどのケーキがほしいかと聞くと、チョコレートのエクレアを指差して、「この大きいケーキにする!」と大喜び。栗と私も洋なしのタルトを購入して、家に着いてからおやつタイムとなった。
10月14日(パパの誕生日)
朝は私があやぴーを幼稚園に連れて行き、お昼のお迎えには今遅い夏休みを取っている栗が出かけていった。その足で車に乗り、お義父さんの家でランチ。「たまには料理を変えないとね。」とお義父さんがローストビーフを作ってくれたのだが、あやぴーがあまり食べなかったので「やっぱりパスタの方が良かったのかなぁ。。。」とがっかりしていた。午後の幼稚園は休ませるつもりでいたので、時間を気にする必要はない。お義父さんの家で談笑しながらコーヒーを飲んだり、新聞を読んだりしてのんびりと過ごした。あやぴーはしばらくお絵かきをしていたが、そのうちお義父さんの寝室にこもった。いつものようにおままごとをしているのだろう。ちょこっとのぞいたのが運のつき。早速人形を手渡され、「これでしゃべって。」とお人形ごっこの相手を頼まれてしまった。普段は何だかんだ理由をつけて逃げるのだが、この一週間はあやぴーと遊ぶ時間があまりなかったので、今日は何となく付き合ってあげようかなという気になった。珍しくお人形を手に取ってみる。お義父さんが買ってくれたばかりのうさぎのお人形はふかふかして優しい感触だった。お義父さんの家には栗の弟夫妻が買ってくれたおままごとの食器セットも置いてあるので、お人形ごっこ兼おままごと。あやぴーが最近どこに行くにも連れ歩いている女の子の人形と、私が持つうさぎの人形は、ジュースを飲みながらケーキを食べ、使い終わった食器を洗ってからしまうという一つの流れ作業を何度も何度も繰り返した。「もうおなかがいっぱいだから食べれないよ!」とうさぎの人形が言うと、あやぴー人形は、「それじゃあ、お皿を洗いましょう。」と、今度はお皿を洗ってはしまい、しまったばかりのお皿をまた出しては洗い、洗ったお皿をまたしまう流れ作業にスイッチした。やはりエンドレス。。。
お義父さんの家から戻る途中、近所の自然食品スーパーでおろしてもらった。今日は栗の誕生日なのだが、食事は特に準備しないことになっていたので、せめてケーキくらいは作ってあげようと思ったのだ。あやぴーも一緒に行くと言うので二人で車から降りた。あやぴーはスーパーに入るとお絵かきコーナーに走っていき、早速椅子に座って一心不乱に塗り絵を始めた。私は買い物カゴを持ってケーキの材料を物色。本当はレアチーズケーキを作ろうかと思っていたのだが、生クリームもクリームチーズもなかったので、ガトー・ショコラを作ることに決めた。卵も小麦粉もあるから、おいしいチョコレートを買うだけで良い。スーパーを出ると、案の定あやぴーが「すべり台のところに行きたい!」と言い始めた。スーパーの斜め前に公園があることを知っているのだ。。。
平日なので公園はガラガラだった。割と年が近そうな男の子と一緒にしばらく遊んだ後、牛乳を買って帰ることにした。「のどが渇いたからジュースを買って!」とねだられて一瞬考えたが、暑いからのども渇くかな、と、オレンジジュースを買ってあげた。薬局に寄って薬を買って終わり、、、と思っていたら、あやぴーがおなかが痛いと言い始めた。「家まで我慢できる?」と聞いてみたが、不安そうな顔。ちょうどその時山道を登るバスが来たので、薬局には寄らずにバスに乗ることにした。そうすれば早く家に着ける。。。
バスに乗ったあやぴーは「見てみて!」と外を指差して楽しそう。おなかが痛いのはどこかにいってしまったのだろうか。。。バス停を降りてからもスキップをしながら大声で歌を歌い、近所の人に「おっ、元気がいいねぇ!」などと言われる始末。仮病だったのかしら・・(汗)。家に着くと栗はまだ日曜大工の作業の途中だった。あやぴーは家でもまたお絵かきをし、「トイレに行かなくてもいいの?」と聞いてみたものの、首を横に振るだけで終わってしまった。腑に落ちない気分。。。
いよいよガトー・ショコラを作る作業に取りかかる。私がチョコレートを溶かしている間、あやぴーにはバターを角切りにしてもらい、その後は卵黄と砂糖を混ぜてもらった。チョコレートの良い香りがする。引き続き混ぜる作業をお願いし、私は卵白をメレンゲに泡立てた。最後にさっくりと生地に混ぜ合わせ、バターを塗った型に流しいれてから、オーブンの中に入れた。焼きあがると家中にチョコレートの甘い香りが広がった。普段は「誕生日だからって、ごちそうを作ったり、プレゼントをあげたりもらったりするのはどうも苦手。」と言っている栗なのだが、「いい匂いだなぁ。これって僕のケーキ?!」とうれしそうにしていた。
「チョコレートケーキが食べたい!」と何度も言うあやぴーをなだめすかし、何とかデザートの時間まで我慢してもらった。今年最後であろうバジルソースのスパゲッティという夕飯を終えた後、ケーキにロウソクを立てて、部屋の電気を消した。ハッピーバースデーの歌をフランス語で歌いながらケーキをテーブルに持ってくると、あやぴーが泣いてしまった。暗いのが恐くて嫌だと言う。仕方ないのでまた電気をつけた。栗と一緒にロウソクの火を吹き消して、すぐにあやぴーの機嫌が戻った。二人で作ったガトー・ショコラはあやぴーが頑張ってくれたおかげでとてもおいしくできて、栗は「今までの中で一番おいしいような気がする!」ととても喜んでくれた。
プレゼントを買う時間がなかったので、目録を絵に描いて封筒に入れて栗に渡した。絵を見た栗は「これって・・。」と一瞬笑ってから、「まだ買ってないよね?お金払ってないよね?」とあわてている。プレゼントにしようと思っていたのはトレーニング用の室内自転車だったのだが、どうやら場所を取るので欲しくない模様・・(涙)。私ががっくりと落ち込んでいるのを見て、「じゃあさ、代わりにサンドバッグを買ってよ。前から買おうと思っていたから。」と言ってくれた。運動関係の何かがほしいだろうと思っていたという目算は間違っていなかったことを知り、ホッとした。そんな私の様子を見て、栗が「お誕生日にプレゼントをあげないことってそんなに許されないことなのかな?」と言ったので、内心「だって、あげなかったらもらえないじゃん。」と思ったが、その言葉は心にしまっておいた。。。
さてさて、部屋が暗いと泣いていたあやぴー、私達のやりとりを見て、ものすごく不機嫌になった。どうしたんだろう、、、と考えていたらハッと気が付いた。もしかしたら、私のプレゼントが「絵」だったことが気に入らなかったのかも。おまけに栗が「ママは絵がうまいなぁ。」とあやぴーに見せたりしたものだから。。。急いで白い紙を出してきて、「あやぴーもパパに絵を描いてあげたら?お誕生日のプレゼント!」と言うと、「うん!」とうれしそうにペンを握った。さささーっと3秒で描いた絵は、パパが散歩している絵なのだそうで、草の上に小さな人間と太陽が一つずつ。至ってシンプルな絵と言えば聞こえはいいが、いつもの力作に比べると今いち気合いが感じられない。一方、その次に描き始めた蝶の絵は、とても丁寧に描いていて、色使いも華やかなかわいらしいものになった。「はい、ママ、これ、ママのちょうちょの絵だから、どうぞ。」と渡してくれた。うれしいけど、栗に申し訳ないような・・(汗)。素敵な絵を横目に見て、思わず栗が「今度はパパのちょうちょを描いてよ。」とリクエストした。「うん、いいよ!」と即答してくれたものの、何故か栗への絵はさささっと描き、インクが切れかけているペンを使ったり、鉛筆を使ったり、寂しい絵となってしまうのだった。しかも絵の裏に「PAPAって書いてあげるね!」と言ってあやぴーが書き始めた文字は「APAP」。それじゃあパパじゃなくて、アパップ。しかもそんな言葉はない。。。