あやぴーの成長日記

20045(49ヶ月)

 

(遊具コーナーが一番の人気だった動物園への遠足)

 

 

 

61(遠足)

62(フランソワとジャンヌ)

65(町内会のお祭りとイタリア)

66(母の日)

69(買い物と遊び)

611,12,13(帰省前最後の週末)

615(帰宅仲間増える)

616(お別れデー)

 

618日から81日までは、帰省につき日記はお休みです。

 

 

 

61(遠足)

 

今日は待ちに待った遠足。お弁当を持ってサン・ジャン・キャップ・フェラの動物園に行く。私も付き添いで参加することになった。朝早く起きてサンドイッチを作り、あやぴーと栗を起こす。どんよりとした天気にあやぴーはちょっとがっかりしていたが、それでも気を取り直し、「動物園!ピクニック!」と叫び始めた。

 

プリントに書かれていた通り、汚れてもいい服を選ぶ。あやぴーは「スカートがいい!」と抵抗したが、今日はそういうお約束だからとずぼんを履かせた。靴は運動靴。帽子をかぶらせ、リュックをしょわせて準備が終了した。リュックの中には、お弁当、お水(ペットボトルでという指定)、日焼け止めクリームが入っている。

 

自分の荷物を確認してから、あやぴーと手をつないで幼稚園に行った。一人一人に名前と幼稚園の電話番号が書いてあるバッジをつけ、全員そろったところで幼稚園を出発。ところが、ぽつぽつと雨が降ってきてしまった。空を見上げると相変わらず雲が立ち込めている。困ったなぁと思ったが、とりあえず子供達を大型バスに乗せ、付き添いのお母さん達は2台の車に分かれて動物園に向かった。

 

動物園に着くと、雨が止んでいたのでホッとした。園内に入る前に、担任の先生から「檻の中に手を入れない、動物を触らない、勝手に移動しない。」など色々な注意があり、子供達はそれを復唱していた。

 

私の担当は三人。あやぴーとニラニーとマレバという女の子。私はあやぴーとマレバの手をつなぎ、あやぴーがニラニーの手をつないで歩いた。子供達は動物の檻から檻へと走り周り、檻の前につくと、おしくらまんじゅう状態。いやはや朝からすごいエネルギーである。

 

注意されていても檻に指を突っ込む子、亀に恐がる子、前に進もうとしない子など、各々個性があるようで微笑ましくなった。。。と言うのは一瞬で、マレバは私の手を離れて勝手に先に進んでしまうので、常に「マレバ〜!こっちに来なさい!」と叫びながら歩くことになった。

 

10時半頃に遊具コーナーで休憩。各々持参した水を飲み、副担任のロレットがクッキーを配った。子供達は動物を見るより遊具コーナーで遊ぶ方が楽しそうな感じ。休憩が終わってからと言うものは、「J’ai faim !(ジェ・ファン=おなかすいた)」、「Quand on va manger ?(カン・オン・ヴァ・マンジェ?=いつご飯食べるの?)」とそればかり。

 

先生って大変だなぁとしみじみした。。。と言うのはまた一瞬で、私は「マレバ〜!こっちに来なさ〜い!」と常に叫んでいた。周りを見ていると、どのママも同じように苦戦している。私はまだマレバ一人だったからいいようなものの、激しい子供が二人いるグループのママは大変そうだった。

 

とは言え、マレバは本当に言うことを聞かないので、見かねた先生がメンバー交替をしてくれた。マレバの代わりはアナイス。金髪のロングへアに青い目の女の子。お迎えの時にすれ違うとあいさつをする親子だ。アナイスはとても人懐っこく、私が手を放すと「手!手をつながないと!」と要求してくるほどまじめな子だったので、一気に楽になった。

 

ワニを見ていると、年少組の子が一人はぐれていた。小さなサルに葉っぱをあげようとするので、注意していたのだが、あきらめきれず一人残ったらしい。「ねぇ、この子はぐれちゃったみたいなんだけど。」と他のママに話しかけたところで、年少組の付き添いのママが「良かった、ここにいたのね!」と走ってきた。年少組も大変そう。。。

 

11時半になったので、団体用に用意されている敷地外のピクニック・コーナーに向かった。子供達はたくさん並べられた長テーブルと長いすに急いで座る。たくさんテーブルがあるのに、一つのテーブルにきつきつになって座っているのが微笑ましい。

 

私は担当の子供達のお弁当を出してあげようとしたが、あやぴーもニラニーもアナイスも自分でリュックを開けてお弁当を取り出し、一人で食べ始めた。我が家のサンドイッチは、食べやすさを考慮して、ブリオッシュ生地のパンにバターを塗って、ハムとトマトを詰めたシンプルなもの。それにゆで卵。デザートにクッキーを持ってきたが、あやぴーは欲しがらなかった。

 

私は周りの子供達のサンドイッチを見ながら、今後のための研究をした。食パンサンドイッチ派が圧倒的に多かったが、日本のそれとはやはり違う感じ。ハムにバターとか、チーズだけと言うのはフランスの定番ではあるが、マヨネーズが具という子にはみんなでびっくりした。

 

昨年同様、今年もほとんどの子がポテトチップスの小袋を持ってきていたため、あやぴーもポテトチップス食べたいと言い始めた。持ってきていないので困ったなぁと思っていると、ニラニーが「二つあるから一つ食べない?」と言ってくれた。あやぴーは大喜びでポテトチップスを食べ始めた。

 

ニラニーと一緒の時間を過ごして、彼女がとても優しい子だということがよくわかった。弟と妹がいるお姉さんだからか、元々の性格なのか、子供特有の「私が!私が!」というところがあまりない。

 

あやぴーがニラニーの足を踏んで、サンダルだったニラニーは足の皮が少しむけてしまったのだが、私が「気をつけなくちゃだめじゃない!ニラニーにごめんねって言いなさい。」とあやぴーに注意すると、「私じゃない!」と逆切れして泣き出してしまった(怒)。。。そんな時も、「C’est pas grave. (セ・パ・グラーヴ=大したことじゃないよ。)Ne pleure pas !(ヌ・プルゥー・パ=泣かないで。)」と逆にあやぴーのことをなぐさめてくれていたほど。。。

 

ゴミを片付け、子供達を少人数に分けてトイレに行かせてから、再出発。午後は新しくできたカワウソの水槽や日本の鯉がいるコーナーを見たり、毎度おなじみヤギが放牧されているコーナーで赤ちゃんヤギを触ったり、大きなペリカンに驚いたりしながら、みんなで楽しく過ごした。あやぴーはターザンに出てくるマントヒヒに大喜びだった。

 

あやぴーはいつのまにかリュックの中から子供用日焼け止めを取り出し、首から下げていた。「それなあに?」と近寄る友達に、お姉さんぶって日焼け止めを塗ってあげていた。

 

最後にもう一度遊具コーナーに寄ってから出発。子供達をバスに乗せ、私は行きと同様ウィリアムのお母さんの車に乗って幼稚園に戻った。お迎えの時間まであと1時間あったが、子供を連れ帰りたい人はそうしてもいいということだったので、早退届にサインをして、あやぴーと一緒に一足先に家に帰った。汗や砂まみれになっていたので、お風呂に入れてから、昼ねをさせた。

 

 

62(フランソワとジャンヌ)

 

水曜日に家にいるのは二週間ぶり。あやぴーは朝から洋服を何度も着替えてフランソワがやってくるのを待っていた。物音がしたので外に出て行くと、近所のマリオンとマリオネット、そして初めて見るアントワーヌ君とやらが自転車で遊んでいた。

 

あやぴーが「うちにおたまじゃくしがいるんだよ!」と口をすべらせたもんだから、マリオンに「おたまじゃくしを見てもいいですか?」と聞かれてしまった。「ダメです。」と言うのもおとなげないので、門の鍵を開けてテラスのテーブルの上に置いてあるおたまじゃくしの水槽を見せてあげた。

 

マリオンはおじさんの家でたくさんのおたまじゃくしが育つのを見たということで、「ボウフラを食べるんだよね。」「まずどんどん大きくなって、それから足が出てくるんだよね。」と意外によく知っていた。

 

初めての家で緊張しているアントワーヌ君に、マリオンが「この家には生き物がたくさんいるのよ。おたまじゃくしだけじゃなくて、猫もいるんだから。私さわったことあるの!」と教えてあげている。思わず「金魚もいるよ。」と口を滑らせてしまった。子供達に「金魚も見たい!」とせがまれて、庭の貯水池に連れて行くはめになった。子供達は金魚にエサをやって満足そうだった。

 

そこにフランソワがポカテラおばあさんに連れられてきた。フランソワは大きな子供達に萎縮しているのか、おばあさんの後ろに隠れている。「さぁ、フランソワおいで!」と、フランソワを連れて家の中に入ろうとすると、あやぴーが「みんなもくればいいじゃん!」と言ったので、大きな子供達の目が一瞬光ったが、「ダメ、今日はフランソワと遊ぶ約束だからね。また今度!」と言って、家の中に入ることにした。

 

いつもはあやぴーの部屋で遊ぶ二人なのだが、今日はリビングにずっといた。「Tu veux  ecouter ma musique preferee ?(トゥ・ヴ・エクテー・マ・ミュージック・プレフェレ?=私のお気に入りの音楽を聞きたい?)」とあやぴーが誘い、二人は「おかあさんと一緒」のファミリーコンサートのCDを聞きながら、踊りのような、体操のような、酔っ払いの真似のようなことをして暴れていた。

 

お昼を知らせる大砲がなったので、フランソワをポカテラおばあさんの家に連れて行った。あやぴーと私は家に戻ってランチ。野菜チャーハンとソーセージのソテーという簡単な食事だったが、あやぴーは大喜びで、たくさん食べた上にお代わりまでしてくれた。

 

おばあさんが毎日見ているメロドラマが終わる頃を見計らって、あやぴーを連れておばあさんの家に行った。まだドラマの途中だったので、みんなでテレビ鑑賞。私も一時期このドラマを毎日見ていたことがあるので、何となく話についていけるものの、理解できない人間関係に関しては、おばあさんの解説がかなり助かった。

 

ドラマを見終わったので、みんなでお庭に出る。子供達は土遊びをするというので、私は少し中座し、家事をしたり、メールや掲示板のお返事などを書いてからまたポカテラおばあさんの家に向かった。カラチおじいさんが来ていた。

 

子供達はジュースにポテトチップスといういつものおやつをごちそうになり、それからフランソワが持参した、杏ジャムのはさまったウエハースを食べた。(私が持参した苺のクッキーは欲しがらず。涙)

 

おやつの後は、フランソワとあやぴーの独壇場。踊ったり、歌ったり、母の日のための詩を暗誦したり。二人が大声を出すので、「叫ぶの止めなさい!」と時々注意しなければいけないほどだった。

 

「無念のキャピテン救出作戦」とでも名付けたいような創作劇もあった。フランソワとあやぴーが倉庫に閉じ込められたキャピテン(船長)を救おうと右往左往。そうこうしているうちに倉庫に水がどんどんたまり、キャピテンのおなかの位置にあった水が、肩まで来てしまった。「急がなきゃ、急がなきゃ。」とあわてる二人。しかし、二人の努力むなしく、キャピテンは死んでしまった。。。

 

「死」という言葉に老人は敏感なので、「あんた達は何てこと言うんだい!」とポカテラおばあさんが怒った。しかし子供は聞く耳を持たず、「キャピテンが死んでしまった」と悲しむばかり。しかし、「死ぬ」という単語「mourir」をどう活用するのかがわからず、フランソワが適当に編み出した活用形に、思わずおばあさんも笑っていた。

 

何となく風が冷たくなってきた。時計を見たら545分。のんびりしていたつもりだったが、あっという間に時間は経っていたのだ。フランソワのママ、ナタリーが1才になったばかりのジャンヌを連れてやってきた。ジャンヌの可愛いこと!金髪のショートヘアに青い大きな目。お人形さんみたいである。まだ歩かないけど、一人立ちはするし、手を持ってあげるとうれしそうに前に進んでいく。

 

おばあさんがジャンヌの相手をしている間、「色々聞きたいことがあったのよー!」というナタリーと、お互い早口で近況報告をし、ナタリーの相談や愚痴に乗った。その間、フランソワとあやぴーは黄色い花で遊んでいたのだが、振り返った二人の鼻が黄色くて、「ちょっと、その鼻なに?ピエロみたいじゃん!」と大笑いしてしまった。花粉がついてしまったらしい。

 

ナタリーとの話が一段落した後、ポカテラおばあさんとバトンタッチして、ジャンヌと遊ばせてもらった。か〜わい〜!抱っこするとびっくりするほど軽いし、まだ赤ちゃんの匂いがする。ポカテラおばあさんにクッキーをもらって食べていたが、何を思ったのか私に二度も食べさせてくれた。あやぴーもジャンヌを歩かせてあげたいというので、私が後ろからフォローして、あやぴーにジャンヌの片手を持たせてあげた。私とあやぴーに挟まれながら、ジャンヌはあちこち散歩した。

 

 

65(町内会のお祭りとイタリア)

 

今日は年に一度開催される町内会のお祭り。持ち寄りの立食パーティーと言った方が近いかもしれない。突然知らされたので、前々からの先約が入っているのにどうしようと思ったが、少し顔を出してから出かけようと言うことになった。完全欠席したら、近所の老人衆がやかましそうだったので。。。

 

フランソワがポカテラおばあさんの家に到着して、朝早く我が家に遊びに来てくれたのだが、あいにくまだ朝ご飯すら食べていなかったので、一旦帰ってもらうことにした。急いで朝ご飯を食べ、あやぴーの身支度をさせてから、おばあさんの家にあやぴーを連れて行った。妹のジャンヌも来ていた。

 

あやぴーとフランソワはしばらくポカテラおばあさんの家にいたが、その後我が家に移動。テラスで遊んでいたかと思ったら、突然いなくなってしまったので、栗があわてて外に探しに行くと、テントやテーブルなどパーティーの用意をしている広場で、ちょっと年上の子供達と一緒に遊んでいたとか。「外に行く時はパパかママに言わないとダメじゃないか!」と叱ったらしい。

 

一口大に切った鶏肉の照り焼きを持って、会場に行くと、既に近所の人がたくさん集まっていた。何種類ものピザ、ニース名物の玉ねぎのピザ「ピッサラディエール」、キッシュ、サンドイッチ、パイ、サラミやオリーブ等がずらりと大きなテーブルに並び、役員さん達が飲み物のサービスをしていた。

 

あやぴーは、ポカテラおばあさんを筆頭としたおばあさん軍団のお向かいの席にフランソワと一緒に座り、鶏肉とポテトチップスをひとしきり食べた後、二人で遊び始めた。栗は栗、私は私で、飲み食いしながら近所の人とおしゃべり。イギリス人のミッシェルとジョニー夫妻にも久しぶりに会い、お互い近況報告をした後、新しく引っ越してきた別のイギリス人の男性を交えてまたおしゃべりした。

 

子供がいる人とは育児の話をすることが多かったが、旅行の話でも盛り上がり、行ったことがない国のことや、近場のお勧めの場所など、思わぬ情報交換ができたのでうれしかった。一番の発見はクロアチアのワイン。近所のクロアチア人一家が帰省した時に持ち帰ってきたワインを飲ませてくれたのだが、太陽をたくさん浴びた強い味がいい感じのワインだった。

 

そろそろ食事系のお料理が片付けられ、テーブルにデザートが並び始めた。誰かが作ったシュークリームは甘さ控え目でとてもおいしく、二つも食べてしまった。そろそろ出発しないといけない時間になったので、あわててアップルパイを頬張り、ぐずるあやぴーをなだめすかし、みんなにあいさつをして会場を去った。

 

午後211分の電車に乗って、イタリアはヴァンチミリアに行く。カナダから帰省しているぱぺら夫妻&リヴィエラ在住のYukakoさんご夫妻と待ち合わせなのだ。ちょっと早目に着いたので、海岸近くの蚤の市をひやかした後、公園であやぴーを放牧していたら、一番最後になってしまった。。。()

 

旧市街側の海岸通りにアイスを食べに行くことになり、私達はぱぺらご夫妻の車に乗って移動した。念願かなってようやく会えたぱぺらさんは、私の高校時代の友達にとても似ていて、初めて会った気がしなかった。普段、最初からあまり地を出さない栗ですら、ぱぺらさんにはすっかり打ち解けていた。

 

男性達は主にイタリア語とフランス語、そして時々英語をはさみながら会話をしていた様子。栗は、今まで知らなかったカナダでの生活の話や、イタリアの話を聞いて、とても楽しかったそうだ。

 

日陰のテラスにいると、風がそよそよ吹いてとてもいい気持ち。あやぴーは、コインで動くおもちゃの上に乗ったり、その周りを走ったり、テーブルに戻ってきておままごとごっこをしたりと、一人でおとなしく遊んでくれていた。時々ぱぺらさんに話しかけている。栗同様、ママの友達ではなく、自分の友達だと思い込んだ様子。。。(ぱぺらさん、お疲れ様でした。笑)

 

私達女性は、子育てのこと、生活のこと、日本のことや、インターネットの話などで盛り上がった。ぱぺらさんとYukakoさんはとても優しくて素敵な人達だったので(ご主人様達も!)、その場にいるだけで幸せな気分を感じた。

 

途中リカちゃんが昼ねから起きたので抱っこさせてもらう。まだまだ小さな赤ちゃんだけど、トリスタンよりはやっぱり重いし、しっかりした体格なので、抱っこしていても安心。とても可愛い女の子。パパにもママにも似ているけど、どっちかというとパパの比重が大きいかもしれない。ずっと良い子にしてくれていたので驚いた。これからの成長が楽しみですねー!

 

気が付くともう6時。帰りの電車は6時半なので、その場でお別れし、帰りは駅まで歩いて戻った。途中の市場で果物を買ってから電車に乗り込む。帰りの電車は準急だったので、30分で家に着いた。ぱぺらさん、Yukakoさん、大変お世話になりました。これからもどうぞよろしくお願いします!

 

 

66(母の日)

 

フランスでは今日が母の日である。金曜日に幼稚園からプレゼントを持ち帰ってきたあやぴー、担任の先生から「日曜日まで絶対開けてはいけませんよ。何が入ってるかも教えちゃダメ。」と言われていたらしく、日曜日が来るのを心待ちにしていた。私達が「プレゼントは何なの?」と聞いても、「ダメダメ、教えてあげない。日曜日まで待っててね。」と、絶対に口を割らなかった。

 

でも相当楽しみにしてたのだろう。朝起きるやいなや、あやぴーが「プレゼントを開けよう!」と言うので、まずは朝ご飯を食べさせ、そして栗が起きてくるのを待ち、そしてみんなで開けることにした。包みをほどくと、茶色い色に塗られた木のオブジェが入っていた。かわいい!

 

「あやちゃんがお花描いたんだよ。」と自慢気のあやぴー。最初、ふたが開かなかったので、飾り物なのかと思っていたのだが、「違う。これ、箱なんだよ。」とあやぴーが言うので、力を入れてみたら、ぱかっと開いた。小物入れなんだ!私はこういうカントリーちっくなものが大好きなので、とてもうれしかった。

 

プレゼントの他に、カードも入っていた。あやぴーはそれを取り上げると、中に描いてある詩を読み始めた。歌になっているようだ。歌が終わると、栗も私も拍手喝采。あやぴーに御礼を言って、ほっぺにキスをしてあげた。あやぴーは照れながらもうれしそうだった。

 

栗は朝ご飯を食べた後また寝室に戻り、あやぴーも栗の後をついていってしまったので、私はジミ―と二人っきりになってしまった。キッチンの掃除をしていると、お庭のローリエの木のあたりでガサッ、ガサッという音がした。猫でもいるのかなと思い、そのまま掃除を続けると、またガサッ、ガサッと言う。ジミーは普段よその猫がうちの庭に入ると、ものすごい勢いでケンカしにいくのだが、今回は全く反応がない。おかしいなぁ。

 

ベランダに出て、窓越しではなく、じかにローリエの木を凝視してみた。葉っぱはゆれているが、中に何がいるのかまでは見えない。近づいてみようと思った。テラスからそーっとお庭に移動した。すると、がさがさがさっと何かが動く音がして、目の前に大きなしっぽが見えた。でもこれ、猫のしっぽじゃない!!!

 

しっぽの先に目を移すと、それはキツネだった。大きな耳をした犬のようなキツネが私の顔を見つめていた。ひどく痩せていたが、赤茶と茶と黒の毛並みが美しく、目は赤のような不思議な色の光を放っていた。

 

キツネは顔をそむけると、あっという間に山の上まで登っていき、そしていなくなった。私は興奮冷めやらぬ状態で、栗に報告しに行った。栗が以前「庭にキツネがいたよ。」と言った時、私は「キツネなんているわけないじゃん!」と鼻で笑ったそうで、そのことを指摘された上、「だから、言っただろ。」と勝ち誇ったような顔をされた。

 

野ねずみ、こうもり、リス、おおやまねに次ぐ野生動物との遭遇に、私は一日中ウキウキした気分だった。

 

 

母の日にあやぴーが読んでくれた詩

LA FEE TENDRESSE.

 

Bonne fete gentille maman

C’est pour toi le plus beau jour

Ecoute le petit enfant

Qui veut te parler d’amour

Avec ta baguette tendresse

Tu es ma fee si jolie

Quand sous tes doights tes caresses

Viennent transformer ma vie.

 

 

69(買い物と遊び)

 

朝一番で近所のパスタ屋さんにラビオリを買いに行った。と言ってもお店ではない。パスタ製造所である。営業時間は午前2時半から11時半まで。朝一番で行かないことには手に入れることができない幻のパスタ。近所の老人軍団もみなここで買うと言う。

 

中に入ると、初めてみるおじさんがいた。「あの〜、ラビオリがほしいんですが。」と話しかけると、「ラビオリ?もうないよ。」とつっけんどんな答え。帰省する前にどうしてもラビオリが食べたかったので、がっくり肩を落としそうになったが、幸い、顔見知りの若いおじさんがやってきて、「まだあるよ。」とラビオリを出してくれた。

 

包んでもらったラビオリを抱え、社長室に移動してお会計。一見恐そうな社長だが、実は優しい。あやぴーに飴がたくさん入った箱を差し出してくれた。一つ頂いて、御礼を言ってから製造所を後にした。あやぴーはスキップしながら、早速飴を食べ始めた。飴をもらったのがうれしくて仕方がない様子。

 

パスタの次は野菜。行きつけの自然食品スーパーに向かう。あやぴーは入り口のすぐそばにあるお子様机に座っていつものように塗り絵を始めた。私はその間に急いで野菜を選んだ。開店時間すぐだったのと、仕入れの日のせいか、荷物があちらこちらに置かれていた。

 

レタス、トマト、きゅうり、にんじん、玉ねぎなどを持ってレジに向かうと、レジの脇に果物が何種類か置いてあった。あまりお金をもっていなかったので、おいしそうな苺はあきらめて、さくらんぼだけ買うことにした。

 

パン屋に寄ってから家に帰る途中、マリー・ジョーおばさんとカラチおじいさんがおしゃべりしていたので、あいさつがてら、おしゃべりの輪に加わった。しばらくするとナタリーの車がやってきた。中からフランソワが「あやぴー!」と叫んだので、あやぴーはフランソワを追いかけてポカテラおばあさんの家に走って行った。私もあやぴーの後を走った。

 

その後フランソワは我が家にやってきて、しばらくあやぴーと一緒にテラスやお庭で遊んだ。お昼になってから、フランソワをおばあさんの家に届け、あやぴーと私は二人でご飯を食べた。

 

午後一番でバスに乗り、fairyさん親子と待ち合わせしている公園に向かった。公園に来るのは久しぶり。水曜日は学校がない日なので、早くもすごい人出だった。

 

1時間ほど遊んでから、公園の近くにあるジェラ―ト屋さんにアイスを食べに行った。マイナーな場所にあるのに結構混んでいた。あやぴーは苺、私はマロングラッセ、チョコチップ入りバニラ、キャラメルと3種類頼んだ。クリームが濃厚でおいしいこと!

 

狭い店内には席がなかったので、子供達を連れて通りの向かう側にあるベンチに移動し、5人並んでアイスを食べた。はーちゃんとまーちゃんのアイスがどんどん溶けてしまい、おまけにまーちゃんがチョコレートがついた手をfairyさんの白いTシャツの上に置いたものだから、Tシャツの胸元に小さいながらも茶色いシミができてしまった。うっひゃー!(汗)

 

アイスを食べ終え、ウインドーショッピングをしながらfairy家に向かった。すぐにTシャツを洗ったので、無事シミは取れた模様。よかった。。。

 

fairy家で最近流行っているというお店屋さんごっこを見せてもらうことにした。子供部屋のベッドとタンスの間にブランケットを張り、テントみたいなものを作る。その中がお店なのだそうだ。ママがお店を作ると、まーちゃんがうれしそうに中に入った。あやぴーも続く。「向こうに行ってて。」と言われて、私達大人はすぐに追い出された。()

 

時々まーちゃんは私達のところにやってきたが、あやぴーとはーちゃんは子供部屋から全然出てこなかった。いつのまにかあやぴーはパンツ一丁になっていた。fairy家に来る時のお約束のようである。まーちゃんとはーちゃんはフリルのついた可愛らしいバジャマを着ていたが、やはりいつのまにかパンツ一丁に。。。()

 

あっという間にお迎えの時間になってしまった。職場から寄ってくれた栗は、ひっちゃかめっちゃかになった子供部屋を見て、そしてパンツ一丁姿の三人を見て大笑いした。楽しい一日だった。

 

夕飯は昨日作っておいたドーブと今朝買ったラビオリ。今日はたくさんおやつを食べたのでおなか一杯だったが、しっかりと食べてしまった。さくらんぼも美味!

 

 

611,12,13(帰省前最後の週末)

 

帰省前最後の週末はハードスケジュールになることが決まっていたため、この一週間は健康管理に気を遣った。金曜日の午後、幼稚園にあやぴーを連れて行こうと思ったら、「お昼ご飯の時におなかが痛かった。」と言う。過去形で話すなんて仮病くさいと思いつつも、体調が悪化すると困るので幼稚園を休ませて、家でケーキを焼いたり、平仮名の勉強をしたり、絵本を読んだりして、のんびり過ごした。

 

金曜日の夜に私達を招いてくれた友達一家、土曜日に押しかけた私達を温かく迎えてくれた友達夫婦、日曜日雨の中我が家に来てくれた友達、夕方カフェに合流してくれた友達夫婦、、、本当にどうもありがとう。みんなと一緒に過ごした時間は、いつまでも大切な思い出として心の中に残しておくつもり。

 

これから大きな変化を迎える友人達。新しい地では苦労されることも多いと思うけど、それ以上の幸せがありますように。体にはどうぞ気をつけて。また会える日を楽しみにしています!

 

PS・・・St.Maximin-Ste.Baumeのバジリカ聖堂、いつも高速から眺めるだけなんだけど、土曜日にちょこっと見てきました!Marie-Madeleineが人生最後の30年を過ごしたという場所だそうで、頭蓋骨はMarie-Madeleineのものではないかという話なんだけど、真相は謎です。隣にあるCOUVENT ROYALは今ではホテルになっているのだけど、回廊のところは自由に歩くことができて、修道院特有のひんやりとした気持ちの良い場所でした。ふと発見したこのページ、ジャン・コクトーのチャペルやトロネ修道院など、お勧めの場所がたくさん載っているので、フランス語だけど良かったら見てみてください。ここをクリック。

 

 

615(帰宅仲間増える)

 

お昼前も夕方も、お迎えの時はいつもニラニ―と一緒に途中まで帰るのだが、先週の後半位から仲間が一人増えた。ウィサルである。年少組からのクラスメートで、ウィサルのママのサリマは、幼稚園の中で一番親しみを感じている父兄の一人だ。

 

サリマ一家はフランスに引っ越して来てまだ数年というアルジェリア人家族。ウィサルは、ソバージュのような天然パーマをロングヘアにしている。髪の色と同じような黒い大きな目に、長いまつげがくるんとカールしていて、お人形さんみたいに可愛い。ニラニーもあやぴーも背が高いので、二人の間にはさまれると小さいウィサルがますます目立つ。

 

子供達三人はおやつを食べながらいつものように坂道をダッシュ。その間にサリマとニラニーのママとおしゃべりした。ニラニ―のママはあまりフランス語がわからないので、ゆっくりと言葉を説明しながら。

 

アルジェリアとスリランカと日本のエキゾチックな三人組、来年も同じクラスになるといいね。

 

 

616(お別れデー)

 

10時半にポカテラおばあさんから「フランソワが来たよ。」と電話がかかってきた。しかし、今日はお義父さんの家でランチをするので、我が家でゆっくりと遊ばせてあげることはできない。急いで身支度をし、出発の時間まで、ポカテラおばあさんの家のテラスで子供達を遊ばせることにした。

 

二人はフランソワが持参した海の生き物図鑑を見たり、日曜日の朝に降ったヒョウのせいで、杏の木から落ちたまだ青い実を拾っておままごとをしたり、冒険ごっこをしたりと、テラスをあちこち移動しながら楽しく遊んでいたようだ。

 

フランソワはポカテラおばあさんに、「あやぴーに会えなくなるのは寂しいけど、彼女にとって日本に行っておばあちゃんに会うのは大切なことだよね。」などと語っていたらしく、その大人のような口ぶりに笑ってしまったとか。

 

栗が迎えに来たので、ポカテラおばあさんとフランソワにお別れを言い、車に乗った。お義父さんの家で出発前最後のランチ。特製のミートソースをかけたパスタに、トマトのサラダ。食後のデザートはメロン。甘くておいしかった。

 

あやぴーはソファに座り、テレビの子供番組を見ながら、アイスを食べ、その後ヨーグルトまで食べていた。おなか大丈夫なのかなぁ(汗)。一方、栗と私は、今日と昨日と一昨日の新聞を交互に読んだ。

 

コーヒーを飲んで、のんびりとおしゃべりしてから、お義父さんにお別れを言った。お義父さんは「ご家族の皆さんによろしく。たくさん楽しんでおいで。」と笑顔で送り出してくれた。いつものことながら、彼の大らかさ、優しさには本当に感謝。

 

午後、栗はあやぴーを連れて公園、私は一人で買い物という予定だったが、あやぴーが「疲れたから出かけたくない」と言って栗達の公園行きは中止となり、私はめぼしいものが見つからず早々に引き揚げてきたので、結局家でまったり過ごすことになった。

 

夜は最後のCHEVRE CHAUD(シェ―ヴル・ショー)。ヤギのフレッシュチーズをトーストの上に乗せ、オリーブ油とハーブをかけてオーブンで焼いたものをグリーンサラダと一緒に食べた。あやぴーはヤギのチーズが食べられないのでパテ。オリーブやピクルス類をつまみ、冷やしたロゼワインを飲みながら。こういう食事ともしばらくはお別れ。。。

 

夕飯を食べ終えて食休みをしているところに、友達一家が最後のお別れに来てくれた。あやぴーは歯を磨いていたが、人が来た様子を察知してこちらにやってきた。しばらく子供達でキャーキャー言いながら遊んでいたが、ふと「もう寝る。」と言って、自分の部屋に行ってしまった。あまりの素早さにみんなあ然。。。

 

子供たちにはまだ別れがわからない。その分余計悲しくなる。でも泣いてはいけない。栗が言う通り、良い友達ができたということはむしろ喜ぶべきなのだから。

 

 

 

 

 

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