あやぴーの成長日記

20053(57ヶ月)

 

 

(幼稚園で作ってきた復活祭のにわとり。

中には卵型のチョコレートがたくさん入ってました!)

 

 

 

 

 32(両手に花)

 33(人形劇、おやつ騒動、ひな祭りショー)

 35(ニース満喫)

 313(フランソワに遭遇)

 314(フランス語を読む)

 318(寄り道)

 320(初泳ぎ)

 325(復活祭前に復活)

 326(お誕生日会はしご)

 331(2学期の成績表)

 

 

 

32(両手に花)

 

今日は大ちゃんとルイ君が遊びに来る日。あやぴーは朝から大はりきりで、二人を出迎えるのに、ピンクのゴムひもにシールを通して作ったオリジナル・ネックレスを首にかけ、お気に入りのパジャマでいることに決めた。お気に入りのパジャマと言うのは、友達がアメリカで買ってきてくれたGAPのワンピース型ナイトウェア。ベビーピンクのフリース生地で星模様が可愛いのだが、3才用なのでパジャマというよりミニスカート。その上、靴下を履いていないので、足元がメチャクチャ寒そうだった。タイルの床なのに。。。()

 

まず、ルイ君とルイママが登場。あやぴーはルイママにも足が寒そうだと指摘され、しぶしぶ着替えに行った。しかし、履いてきたのはミニスカートだったので、パジャマとあまり変わらなかったかもしれない。靴下を履いてきただけでもましではあるが。。。(汗)

 

しばらくすると大ちゃんと大ちゃんママもやってきた。最初、子供達三人はもじもじしていたが、あやぴーの仕切りで子供部屋に移動。少しずつ遊び始めた。三人は背の高さがほぼ同じなので、並ぶとなかなか楽しい光景である。

 

お昼ご飯は和食。ご飯を炊いて、鶏肉の唐揚げを作った。唐揚げの周りにゆでたブロッコリーとミニトマトを飾ったら、ちょっと豪華に見えてうれしくなった。あと肉じゃが。大人はそれプラス、キムチ鍋と冷奴(本当は鍋に入れようと思っていた豆腐が柔らかすぎたので、急遽冷奴に変更)。みんな喜んでくれたのでよかった。

 

食後、子供たちは一旦あやぴーの部屋に移動したのだが、大ちゃんがお庭で遊びたいと言うので、全員コートを着せて、外に放牧することにした。うちは階段が多いので小さい子だとちょっと心配なのだが、大ちゃんとルイ君なら大丈夫。まず、主のあやぴーが二人にお庭を案内し、その後、三人はバーベキューや貯水池があるコーナーで遊び始めた。

 

子供たちはずっとお庭で遊んでいて、ジョウロで水やりをしていたルイ君は洋服をぬらし、洗ったばかりのコートが泥で真っ黒になってしまった。大ちゃんもしかり。ごめんね〜。(汗&笑)

 

ルイママが担当してくれたデザートは白玉ぜんざい。白玉は作りたてがおいしいからとキッチンで用意。持参したぜんざいを温めて、作ってくれた。ほっくりとした優しい味に感動。まさか白玉ぜんざいをニースで食べれるなんて。。。(涙)

 

ママ達がおしゃべりに励む間、子供たちはずっとお庭にいた。公園のように遊具がなくても、遊びを見つけられるものだと感心。後からあやぴーに聞いた話によると、男の子達はお料理をして、あやぴーがそれを食べたのだとか。あと、あやぴーのお約束「お姫様ごっこ」も二人に強制したらしい。。。(汗&笑)

 

あっという間に夕方になった。ジュースとクッキーでおやつタイム。子供達はほとんどフランス語で遊んでいたのだが、誰かが日本語を話すと、しばらくは日本語が続いていたのが微笑ましかった。帰途につくみんなを門まで送る。楽しい一日をありがとう。

 

 

33(人形劇、おやつ騒動、ひな祭りショー)

 

お昼にあやぴーを迎えに行くと、今朝は幼稚園で人形劇を見たのだとうれしそうに話してくれた。登場人物は、おばあさんとブタやキツネと言った動物だという。どんな話だったのだろうと興味が湧き、答えるのが難しいかなと思いつつも、一応聞いてみた。すると、あやぴーはスラスラとしゃべり始めた。

 

「あのね、おばあさんと動物が一緒に住んでるんだけど、ブタさんだけ良い子じゃないから、いつもおばあさんに怒られてるの。それでね、ブタさんはキツネの洋服をかぶっておばあさんを驚かせようとしたの。そうしたらね、ブタさんは本当のキツネになっちゃったんだよ。足もお顔もみんな黄色くなっちゃったの。それで、おばあさんの家に住めなくなっちゃったの。」

 

普段は説明が苦手なあやぴーなのに、意外とまともな答えが返ってきたので驚いた。成長したものである。少し最後の部分について質問してみた。「ブタさんは何でおばあさんの家に住めなくなっちゃったの?」すると、あやぴーはこう答えた。「あのね、おばあさんはキツネが嫌いなの。だから、「あっち行け―!」ってキツネに言ったの。ブタさんが「ぼくブタだよ。」と言っても、おばあさんわからなかったの。。。」あやぴーは少し悲しそうな顔をした。ブタに同情しているのだろう。

 

お昼ご飯を食べてから、午後また幼稚園に連れて行き、夕方に再び迎えに行った。昨日大ちゃんのママからもらったうさぎのぬいぐるみを持って来るように言われていたので、ご希望通り持参した。ところが、意識をぬいぐるみに集中していたせいで、おやつを持っていくのを忘れてしまった。(汗)

 

「あやぴー、ごめん、おやつ忘れちゃったから、家まで我慢してね。」と詫びると、あやぴーが「大丈夫。ニラニーがいるから。」と答えたのであ然とした。確かにいつもニラニ―とおやつのあげっこをしているけど、そういう風に人を当てにするのは私の好みではない。「あのね、人に何かもらおうという考え方はママは好きじゃないよ。今日は家まで我慢してちょうだい。どうせすぐなんだから。」と諭したが、その瞬間背後からニラニーがポテトチップスの袋を持ってやってきた。予想通り一袋わけてくれたので、あやぴーは私に向かって「ね!」と微笑み、ポテトチップスを食べながらニラニーと並んで歩き始めた。とほほ。。。

 

一方のニラニ―は私が何もあげないので腑に落ちない様子。「ニラニー、ごめん、今日私おやつを忘れちゃったの。明日持って来るからね。」と言い訳したところで、ふと気が付いた。あやぴーのリクエストで持ってきたうさぎのぬいぐるみの中にはチョコレートが入っていたではないか!

 

大ちゃんのママがくれたそのぬいぐるみは、リンツというチョコレート・メーカーのもので、イースター用に作られているのか、チャックを開けると中に卵の形をしたチョコレートがたくさん入っている。「あやぴー、うさぎの中にチョコレートがあったでしょう。それニラニーにあげたら?」と私が提案すると、あやぴーは「そうだね!」と賛成し、すぐにうさぎのおなかのジッパーを開けて、ニラニーに一つ、弟のラグナンに一つ、ニラニーのママに一つと合計三つチョコレートを取り出し、ニラニ―に手渡した。よかった、よかった。

 

今日はひな祭りなので、夜ご飯は和食にした。と言っても作ったのは餃子。久しぶりだったので、皮をうまく円形に伸ばすのに苦労したが、とてもおいしくできて大満足。栗もあやぴーも喜んでくれたので良かった。

 

食後はイベント時お約束のあやぴー・ディナー・ショー!()。あやぴーはソファーの上を舞台とし、童謡CDに合わせて踊りを披露。栗が事前に「ひな祭りは女の子のお祭りだから、今日はあやぴーの日!」などと、余計なことを吹き込んだせいで、あやぴーは主役として大張り切り。一曲終わる度にうやうやしいお辞儀をしながら、リボンなど小道具を使ったり、ジャンプをしたりと、バラエティに富んだ踊りを延々と披露した。最初の2曲くらいは真面目に見ていたのだが、段々飽きてきた栗と私。しかし、二人でおしゃべりしようものなら、「しっ、ちゃんと私を見て!」とあやぴーから注意されてしまうので、しゃべる訳にも行かない。私は、早くあやぴーが寝る時間になればいいのにと願うばかりだった。そして、それは栗も同じだったらしい。。。(笑)

 

後から栗と話したのだが、栗も私も、子供の頃はソファーの上を歩くだけでも親から怒られていた。ジャンプしたり、踊ったりなんて考えられなかったこと。私達は甘いなぁと二人で反省した。怒らない理由は二つある。うちは一軒家なので、下に響く心配がないこと。そして、古いソファーなので壊れても構わないこと。人様の家ではやらないようにしつけてあるので、今のところ問題はなさそうだが、様子次第でルール変更になる日が来るかもしれない。しかし、もしかしたら、あやぴーがディナー・ショーをやらなくなる日の方が早いかもしれない。。。

 

 

35(ニース満喫)

 

例年なら春を感じ始める季節なのだが、今年はパッとしない気候のニース。その上、未だに雪が降る日もあるし、厳しい寒さが続いているので、今日は遠出をせずにニースで過ごそうと決めた。旧市街でランチしようと、散歩がてら歩いていくことにした。何を食べようかと栗と話しているうちに、前から行ってみたいと思っていたイタリアン・レストランのことを思いついた。

 

何でも、シェフはナポリ人で、手作りのシンプルな料理に定評があり、この辺の有名レストランのシェフ達も食べに行くお店なのだそう。栗も賛成してくれたので、レストランを目指すべく、進路を変更した。途中からあやぴーが「お腹すいた!」とぐずり始めたので、「早くレストランに行きたかったら、だらだらしてないで速く歩きなさい。」とたしなめたら、頑張って歩いてくれた。よしよし。

 

土曜日のお昼だったせいか、お店は結構空いていて、その上、どの料理も期待以上においしかった。あやぴーはたっぷり出てきたトマトソ―スのスパゲッティをほとんど一人で平らげ、栗は一口食べるたびに「おばあちゃんの味を思い出す。」と言って、感動していた。ニース料理はかなりイタリア料理の影響を受けているのだ。

 

お店の中はシェフと給仕係の奥さんと二人なのだが、二人とも優しくて、気さくで、心のこもったサービスがとてもうれしかった。おなかがいっぱいでデザートはパスしようと思っていた私ですら、奥さんの笑顔に負けて(?)チョコレートケーキを頼んでしまったくらいである。しかし、このチョコレートケーキも驚く程おいしかった。中の部分はドロッとしているのだが、くどくないのだ。甘さも控え目。最後にエスプレッソをもらい、食休みをしていると、キッチンからシェフが出てきた。イタリア語とフランス語を交えて皆でおしゃべり。あやぴーは不思議そうな顔をしていた。

 

レストランを出ると雨が降っていたので、残念だけど家に帰ることにした。しかし、途中でインテリアのお店に寄って、あれこれ見ていたら、いつのまにか雨が止んでいた。これ幸いと再び旧市街に向かう。南の方角に歩いていくと、海辺の散歩道に出た。寒いけど気持ちが良く、歩くのが楽しい。地元の新聞「ニース・マタン」を無料で配布していたので、私達も一部頂いた。ラッキー。

 

オペラ座を通り過ぎると、アルベール一世公園が見えてきた。あやぴーに「頑張って歩いたから、回転木馬に乗ってもいいよ。」と言うと大喜び。動く馬にすれば?という忠告を無視してあやぴーが選んだものは全く動かない馬車だったのだが(汗&笑)、それでも楽しんだようだ。

 

街中に入っていくと、子供用の有料遊び場があった。街中に出るといつもあやぴーがねだるのだが、今年はまだ一度も入っていない。15分で5ユーロもするので(700円弱)、どうしようかと一瞬迷ったが、まだ時間が早いし、せっかくの機会だから遊ばせてあげることにした。あやぴー、大興奮。靴を脱いで中に入ると、猛ダッシュでビニール製の遊具の上に乗った。笑いながら、ピョンピョンと飛び跳ねている。しばらくすると、ちょっと年上の女の子と友達になり、その子と一緒にトランポリンをしたり、すべり台をしたり、キャーキャー言いながら楽しそうに遊んでいた。寒いせいか、場内はかなり空いていて、退場を促されたのは30分後だった。あやぴーはその間休むことなくずっと動き回っていたので、汗をかいて真っ赤な顔をしていた。一方、私達は日陰でじっとしていたので、すっかり体が冷えてしまった。。。()

 

その後、歩行者天国にある友達のパン屋に寄ってから、ロクシタンのショップをのぞいた。私がレジで支払いを済ませていると、あやぴーがやってきた。顔を見てびっくり。オバQのような、ピエロのような、真っ赤なたらこ唇だったのだ。どうやら試供品を塗りまくった様子・・(汗)。レジのお姉さん、私が焦る様子を見て、急いで出て来てくれた。あやぴーを顔を見ると大笑いし(誰が見ても大笑いする顔だったのだ。。汗)、化粧拭きを含ませたコットンを何枚か渡してくれた。よく見ると、赤いのは唇だけではない。ホホにも、まぶたにも塗っている。もぉ〜!!!

 

お姉さんに御礼を言ってお店を出た。「びっくりしたね〜!」と栗に話しかけると、栗の顔がおかしい。。。なんと!口紅を塗っていたのはあやぴーだけではなかった。栗もこっそり塗っていたのだ!!()。私があ然としていると、栗は「似合う?」とうれしそうに笑った。もぉ〜!!!

 

マセナ広場の辺りにマイケル・ジャクソンの真似をして踊る人がいた。昔は海岸沿いの散歩道にいたのだけど、場所を変えたのかな。よく見るとちょっと怖い風貌なのだが、あやぴーは興味があるようで、彼の踊りから目が離せないようだった。マイケルになりきって恍惚と踊る様子に周囲では笑う人も多かったが、見事なパフォーマンスだったので、一曲踊り終えると大きな喝采が上がった。

 

その後、また旧市街に行き、再オープンとなったフェノッキオでアイスを買った。あやぴーはバナナ、私はホワイトチョコレート。栗は寒いからとパス。確かに寒かった(汗&笑)。私達はアイスを片手にぶらぶら散歩を続け、そのまま家まで歩いた。家を出たのは午前11時で、帰ってきたのは午後6時。ランチに2時間かかっているから、5時間歩いたことになる。久々にニースを満喫した楽しい一日だった。

 

 

313(フランソワに遭遇)

 

我が家から車で15分ほど東に走ったところにあるサン・ジャン・キャップ・フェラ半島に行った。ヨットハーバーの前にあるカフェでランチ。栗と私はブルスケッタと呼ばれるパン・ピザ、あやぴーはクロック・ムッシューを食べた。食後にアイスをもらい、エスプレッソを飲んでから散歩。海沿いを45分ほど歩く簡単な散策コースに出かけた。

 

あやぴーは昨日栗から買ってもらったばかりの『Les p’tites princesses(小さなお姫様)』という雑誌を右手に持ち、左手には付録のえんぴつと口紅型消しゴムを握って歩き始めた。邪魔だろうから持ってあげようかと聞いたのだが、あやぴーは大丈夫だと言い、私達の3メートルほど前をに歩いていた。途中であやぴーが岩場にジャンプして降りたのを見て心臓が止まりそうになり、「危ないから止めて。」と注意した。その後、楽しみを取られたあやぴーは大声で歌い始めた。今度は栗が「うるさいから止めなさい。」と言った。あやぴーは「もぉ!」と口をとがらせると、ぷんぷんしながら先に進んでいった。肩を上げていかめしく歩く姿に、好きなようにさせてもらえない怒りが表れてい。た。「TOMOとそっくりだね。」と栗が笑った。

 

散策コースが終わり、ゴールの浜辺で小石遊びをしながら休憩。その後、もう少し散歩を続けることにした。途中、あやぴーがヨットハーバーに口紅型の消しゴムを落とし、大泣きとなった。なんとかすれば取れそうな距離ではある。私が栗の足の上に乗り、栗が体を水面に伸ばして、幸運にも消しゴムを取り戻すことができた。あやぴーは泣き止み、喜んだ。「今日はたまたま取れたからいいけど、いつも取れるとは限らないんだよ。なくすのが嫌だったら、手にしているものはきちんと持って歩くようにね。」と栗に言われて、あやぴーは頷いた。

 

ヨットハーバーを歩いていると、フランソワの母方のおばあさんであるイヴェットに出会った。「イヴェット!」「TOMO !」と、お互いにびっくりして立ち止まり、ほっぺにチュッチュッとキスをするフランス風のあいさつをした。フランソワも「ボンジュ―!」と自転車に乗ったやってきた。補助輪なしである。「すごいねぇ!」と誉めたらうれしそうにその辺りを走って見せてくれた。

 

フランソワとあやぴーは早速一緒に遊び始めた。フランソワが乗る自転車の後ろをあやぴーが走り回った後は、ベンチに座ってあやぴーが持参したプリンセスの雑誌を二人で見たり、おやつを食べたり。その間、大人は大人でおしゃべりに興じた。

 

最後に子供達はメリーゴーランドに乗った。一度目は二人で一台の消防車に乗った。二人は興奮のあまり大声を出したり、私達の前を通るたび変な顔をして笑わせようとしていたため、他の子供達の目はフランソワとあやぴーに釘付けになっていた。二度目は最初バイクに二人乗りしていたのだが、途中で気が変わったらしく、気が付いたら各々馬に乗っていた。

 

夕方になったので、二人にお別れを言い、私達は帰途につくことにした。車に行く途中、鳥の鳴き声がしたのでその方向に目をやると、一軒家の軒下にオウムがいた。体長15cmほどの小さな黄緑色のオウム。一時期毎日のようにうちに遊びに来ていたピーちゃんにそっくり(勝手に名付けちゃいました。)。「ねぇ、ピーちゃんがいるよ!」とあやぴーに教えてあげると、あやぴーもピーちゃんを発見してうれしそう。「うちに来ていたピーちゃんかなぁ。」と言うと、「こんなところまで来れないんじゃない?」と栗に言われた。そうだよね、、と軒下を見ているうちに、もう一羽ピーちゃんを発見。一羽じゃない。何羽もいる。家族のようだ。栗が、「誰かの家で飼っていたオウムが逃げて、自然繁殖したのかなぁ。」と不思議そうに首をかしげた。しかし、ピーちゃんは一羽でもかなりうるさいので、家族で巣を作っているとなると、うるさくて大変だろうなぁと苦笑した。

 

 

314(フランス語を読む)

 

読み書きは日本語の方がフランス語より進んでいるあやぴー。日本語は平仮名をそのまま読めば良いけれど、フランス語ではそうはいかない。子供がよく使う単純な単語ですら、アルファベットがわかるだけでは足りないのだ。

 

「犬」という単語「CHIEN」では、まず「CH」という壁にぶつかる。「CHI」を「シ」と読むことを教えたあとは、「EN」は「エン」ではなくて「アン」だと覚えてもらう。「猫」という単語「CHAT」は最後のTを発音しないで、「シャ」と読む。

 

栗は毎日少しずつあやぴーにフランス語の読み方を教えることにした。幼稚園から借りてくる本を読み聞かせるついでに。

 

昨日の夜ご飯の後、いつものように栗と一緒にフランス語の勉強をしたあやぴー。私に成果を披露してくれた。栗が「BOは?」と聞くと、あやぴーが「ボ!」と答え、「MAは?」と聞くと「マ!」と答えが続いた。その次は「DEは?」という質問。ひっかけ問題である。私はドキドキしながら答えを待っていたのだが、あやぴーはちゃんと「ドゥ」と答えることができた。「DE」は「デ」ではなくて「ドゥ」なのだ。「すごい!あやぴー、すごいねぇ。パパと勉強してよかったねぇ。」と誉めてあげると、あやぴーはうれしそうに笑った。

 

誉められたことに気をよくしたのか、あやぴーは近くにあったキーホルダーを拾い、そこに書かれた文字を読み上げた。カ、ナ、ル。キーホルダーには「CANAL」と書かれていた。大正解!栗はあやぴーが初めてフランス語の文字を読んだとびっくりし、そして喜んだ。

 

 

318(寄り道)

 

日が段々と長くなってきたのと、暖かくなってきたことから、幼稚園の帰りに近所の教会に寄り道することが多くなった。教会と言っても、建物に入るわけではない。広い敷地があるので、子供を放牧するには最適なのだ。公園に行くのと同じような感覚である。

 

今日も、ナタリー(フランソワのママ)が教会に寄ろうと言うので、一緒に行くことにした。フランソワとあやぴーは大喜びし、コンクリートに舗装された道を通らず、二人揃って土の急斜面を登って行った。その方が近道なのだ。後ろから「危ないよ〜!」と注意しながらも、「思えば、自分達も子供の頃は土まみれで遊んでたよね。こういう環境があるって、今の時代恵まれてることかも。」と、ナタリ−としんみり語った。危ないことは注意しなくちゃいけないけど、自分の身を持って学ぶことも大切。ただ、今の世の中ではそれがなかなか難しい。。。

 

フランソワとあやぴーは、私達の目の届く範囲にいることを約束に、自由に走り回って遊び始めた。各々木の長い棒を見つけ、森の中の探険隊になっている様子。あやぴーは片手にキティちゃんの書類ケースを持っていて、探検隊にしてはおまぬけな格好だったが、「自分で持つ」と言うのだから仕方がない。フランソワの妹ジャンヌは冬眠から覚めたばかりと思われるアリを見て大感激。ずっと地面に座り込んでアリを観察していた。

 

ナタリ−と私もベンチに座り、子供達の様子を見ながら、ゆっくりおしゃべりした。いつも誰かが一緒なので、二人きりなのは久しぶり。子供のこと、ヨガのこと、仕事のこと、有機栽培の食材や無添加食品のこと、お料理のことなど、共通の話題が次から次に出てきて、子供達以上に盛り上がった。

 

 午後6時近くになり、敷地に太陽の光が入らなくなり、肌寒さを感じ始めてきたので、そろそろ家に戻ることにした。家に着いてから、恒例の平仮名・カタカナの練習をし、それが終わる頃に栗が帰宅した。

 

 

320(初泳ぎ)

 

花粉症の時期は、出かけるなら山より海。今日はアンティ―ブでランチをしてから、岬の方に行って海沿いの散歩をしようと決めた。「すごく素敵なお店があるの!」と夫を連れて行くと、日曜日閉店だった。がっくし。あわてて友達に電話を入れ、もう一軒のお店の場所を聞いたのだが、そちらもやはり閉まっていた。。。(涙)

 

アンティ―ブの旧市街をくまなく歩き、結局、市場近くのなんてことはないカフェのテラスに座ることにした。太陽が気持ちよく、あやぴーは噴水の水に大喜び。私はチキンのクラブサンドイッチ、あやぴーはバゲットにハムとチーズが挟まれたサンドイッチ、栗はヤギのチーズ乗せトーストのサラダを頼んだ。これがなかなか!私のクラブサンドイッチは、チキンや野菜、ゆで卵が食パンからはみ出しそうな勢いで入っていて、おいしくてボリューム満点。栗もサラダが気に入ったそう。気候が良くなってくると、シックなレストランでフルコースを食べるより、外のテラスで軽食の方がずっと魅力的に感じられる。太陽のせいかな。

 

それでもデザートは忘れない。栗はりんごのタルト、あやぴーは苺のアイスクリーム、私はフォンダン・ショコラ(チョコレートケーキ)を頼んだ。栗のタルトはおいしかったらしいが、私のはそれほどでもなかった。エスプレッソを飲んで、ゆっくり食休み。午後、岬の散歩に行くには車に乗って移動しなければならないのだが、段々それが面倒くさくなってきた。「ねぇ、岬は次にして、今日は海岸までの散歩にしない?車に乗りたくない気分なんだけど。」と栗に言うと、栗も笑いながら「そうだね。」と賛成してくれたので、予定を変更して近くの海岸に行くことにした。

 

ピカソ美術館から西に向かって城壁沿いを歩き、更に遊歩道を進んでいく。海が青い。遠くに見える砂浜には既にたくさんの人がいるようだった。あやぴーは「砂の中を歩いてもいい?」と大喜び。友達を誘えばよかったとちょっぴり後悔した。

 

GRAILLONビーチの砂浜に座って休憩。あやぴーは最初長袖Tシャツの袖をまくり、ズボンの裾をめくって波打ち際で遊んでいたのだが、そのうちズボンを脱ぎ、Tシャツを脱ぎ、とうとうパンツ一丁になった。首からは自作のキティちゃんネックレスをぶらさげて、そのネックレスには黒猫のキキのぬいぐるみをぶらさげて。ちょっと奇妙な姿である。その後、あやぴーはぬいぐるみが水にぬれることを恐れたのか、黒猫のキキを預けにやってきた。

 

ビーチには水着姿の子供も多く、あやぴーも水の中に入りたそうにうずうずしている。でも水の中に入るにはパンツを脱がないといけない。そのことは自分でもわかっているようで、恥ずかしさを取るか、遊びを取るか、あやぴーは長いこと悩んでいた。そして、ついに水の中に入る決心をした。私達の方に来て急いでパンツを脱ぐと、一目散に水の中に走って行った。バッシャーン!

 

あやぴーは首まで水に浸かり、少しの間泳いでいた。周りの大人達はそんなあやぴーを見てびっくりしていた。私達もそれは同じだった。まだ水が冷たいだろうに。。。

 

しばらくすると太陽が翳り始め、肌寒くなってきたのでビーチを後にすることにした。私の大型ハンカチであやぴーの体を拭き、洋服を着せた。それからアンティ―ブの旧市街に戻り、さらにはヨットハーバーまで歩いていった。あやぴーはしきりに「疲れた!肩車!」と栗にせがんでいたが、結局最初から最後まで一人で歩いてくれた。なんだかんだ言って3時間ほど歩き、帰りの車では、あやぴーの熱唱を聞きながら、眠りに落ちた私だった。(あやぴーは道中ずっと歌いつづけていたらしい。子供は元気である。。。汗)

 

 

325(復活祭前に復活)

 

昨晩私がインド音楽のコンサートに出かけている間、我が家は修羅場だったらしい。夕飯の途中にあやぴーが気持ち悪いと言って吐き始め、その後1時間おきに嘔吐を続けたそうだ。私が帰宅したとき、栗は洗濯機を回し終え、きれいになったシーツやら枕カバーやらをまとめてお庭に干しに行くところだった。非常に疲れた顔をしていた。あやぴーはその後もう一度泣いたが、吐くことはなく、そのまま朝を迎えた。

 

いつものようにあやぴーが起きたという合図のうなり声が隣の部屋から聞こえてきた。815分。今日は幼稚園をお休みさせるつもりで、目覚まし時計はセットしていなかった。私は昨晩不在にしていたという良心の呵責から、栗が起きる前にあやぴーの寝室に向かった。

 

「ママ、おはよう!」とあやぴーがさわやかな笑顔で迎えてくれた。「あのね、あやちゃん、昨日おなかいたかったんだよ。げーってやっちゃったの。」と教えてくれた。おでこを触ってみたが熱はなさそう。良かった。しかし、一応様子を見た方が良いと思い、あやぴーに幼稚園を休むことを提案した。すると、あやぴーは猛反対。絶対行くと言って聞かない。何度も念を押したのだが、「大丈夫!心配しないで。」と自身満々である。そうとなったら急いで準備をしなければ!

 

あやぴーに洋服を着せると、「ママ、あやちゃん、おなか空いてない。でものどが渇いちゃった。」と言うので、朝ご飯の支度は中断し、コップに水をついで渡した。その間、私も出かける準備。あやぴーが幼稚園に行くなら、私もヨガ教室に行けるからだ。

 

眠たいだろうに心配で起きてきてくれた栗は「嘔吐物が残っているような気がするから」とあやぴーの髪の毛を洗い、タオルで乾かしてくれた。その間に私の準備も完了。あやぴーにスモッグを着せて、二人あわてて家を出た。栗がテラスから見送ってくれた。

 

遅刻常習犯のリシャ―ル&マイリ―親子を追い抜き、なんとかギリギリセーフで幼稚園にすべり込んだ。担任のイヴ先生に昨晩のことを話し、今朝は何も食べてないから激しい運動をする場合は見学させてほしい旨を伝えた。イヴ先生は「了解。でも、今朝は空手もラグビーもしないから心配はありませんよ。」と言って、笑せてくれた。私はその足でヨガ教室へ。飲まず食わずで家を出てきたことにふと気が付いた。でもヨガをする前だからちょうど良かったのかもしれない。。。

 

ヨガ教室が終わって携帯電話の電源を入れたのだが、留守番メッセージも幼稚園からの連絡もなかった。どうやらあやぴーは大丈夫みたいだ。しかし、気になるのでお昼前のお迎えには一番で乗り込んだ。「KONNICHIWATOMO SANSAYONARA AYA SAN。」とイヴ先生がいつものように日本語であいさつをしてくれた。何の問題もなかったそうで、ホッと胸をなでおろした。

 

お昼は何を食べさせようと考えて、簡単にパスタを塩ゆでして、バターをからめることにした。本当はご飯と思ったのだが、昨日お米を吐いているので、思い出したら可哀相かと思ったのだ。無理のない量のパスタをお皿によそってあげると、あやぴーはそれを全部食べてくれた。デザートはパスとのこと。5才にして自己管理ができるのは、栗の遺伝に違いない。。。

 

あやぴーは段々元気が出てきて、午後幼稚園に行く時は、いつものように階段はジャンプして下り、坂道は走って下りた。幼稚園の門に入ると、「ママ、あのね、今日は幼稚園でイースターのニワトリをもらうの。」とあやぴーが教えてくれた。そう言えば、今週末は復活祭。幼稚園で作った工作に卵の形のチョコレートを詰めてもらうのだろう。今朝あやぴーが幼稚園に行くと言い張った理由がようやく見えてきた。。。

 

夕方、幼稚園にお迎えに行くと、あやぴーは黄色いにわとりを持って教室から出てきた。裏表、前後、きれいな絵が所狭しとたくさん描かれている。イヴ先生から「今日は万年筆で絵を描いたんですが、あやぴーの絵が一番きれいでした。細部まで丁寧に描かれていて感心したんですよ。」と報告を受けた。廊下に張り出された絵を見ると、なるほど、なかなか創造性に飛んだ素敵な絵である。「ペンで絵を描くのは難しかっただろうに良く描けたねぇ。すごい!ハートの風船がかわいいわ。」と誉めてあげると、あやぴーはうふふとうれしそうに笑った。

 

幼稚園の出口で、年少組のマイリ―&クリスティ―ヌ親子と、年中組のフランソワ&ナタリー親子と落ち合い、一緒に歩いて帰り(子供達は各々自分の工作を大切に手にしながら)、ここのところ毎日の日課となりつつある寄り道先、近所の教会の広場に向かった。広場にはマイリ―のパパであるリシャ―ルと、ナタリーのママのイヴェットがフランソワの妹ジャンヌを連れて待っていた。フランソワとあやぴーは広場に着くなり、ワーッと言いながら走り去った。マイリ―は少しもじもじしていたが、パパが一緒だからかいつもよりよくしゃべっていた。

 

あやぴーが野草の白い花を2つ私に持ってきてくれた。「ありがとう!」と御礼を言ってから、「でも、お花が全部なくなったら困るから、今日はこれまでにしておいてね。」とお願いした。その後マイリ―のパパ・リシャ―ルからもらったチョコレートをポケットにしまったあやぴー、今日はおなかが痛くなると困るからおやつは食べないのだそうだ。チョコレートを食べないなんて信じられないと、私はびっくりした。私だったら絶対食べてる。。。(汗&笑)

 

いつものように6時頃まで外で遊んでから各々帰途についた。しばらくして栗が帰宅し、「今日はどうだった?」とあやぴーに聞いた。その後、お昼は何を食べたかという問いに、あやぴーはパスタとは言わず、「J’ai mange comme il fallait.(きちんと食べたわよ。)」と答え、私はその大人びたフランス語の表現に驚いた。栗は質問の答えが得られず苦笑。昨晩の嘔吐が果たして食中りだったのか、軽い胃腸風邪だったのかは分からないままだが、復活祭の三連休前に体調が戻って良かった。

 

 

326(お誕生日会はしご)

 

今週末は義妹アポちゃんと甥トリスタンのお誕生日なので(なんと1日違い!)、お祝いランチに招待され、彼らが住むアンティ―ブにお義父さんを連れて出かけた。おりしも復活祭三連休の初日。アンティ―ブ市内に入ると、ものすごい混雑で驚いた。周りを見るとイタリアを始めとして外国ナンバーの車が多い。土曜日に立つ朝市に来る人もたくさんいて、車を停める場所を探すのに一苦労だった。

 

あと2日で1才になるトリスタン。まだ一人では歩かないが、ハイハイとつかまり立ちでかなり自由自在に動いている。これまでずっとパパ似だと思っていたが、少しずつ伸びてきた金髪の髪の毛といい、大きな目といい、顔の感じがアポちゃんに似てきたように思う。私を見ると、手を伸ばしてきた。か〜わいい〜!相変わらずCMのモデルになれそうな可愛さである。

 

私がアポちゃんに花束を渡し、あやぴーがトリスタンにお誕生日プレゼントをあげた。トリスタンはプレゼントより、あやぴーが持参したTOBY(木で出来た犬の人形)に夢中だったが、一度包装紙をやぶくと、中から出てきた木の動物パズルに喜んだ。ビニール包装を外すと、トリスタンは早速パズルの動物を取り出し、口に入れた。その後、口に入れた動物でパズルの台をガンガン叩き、最後にポイッと動物を宙に放った。そして、また次の動物に手を出し、口に入れ、ガンガン叩き、ポイっと捨ててというのを繰り返し、あっという間に全ての動物が視界からいなくなった。パズルとして遊べるのはまだ時間がかかりそう。。。(笑)

 

あやぴーは昨日具合が悪かったのでちょっと心配していたのだが、鶏肉と野菜のローストという食べやすい料理だったのおかげで、お皿に盛られた分をしっかり完食。ほっくりしたジャガイモや甘いピーマンがとてもおいしかったので、アポちゃんにレシピを聞いたら、とても簡単で驚いた。私もトライしなければ。。。食後に松の実入りのグリーンサラダを食べてからデザート。私たちが持参したマスカルポーネの焼きチーズケーキを切り分けた。昨日あやぴーと一緒に作ったもの。みんながおいしいと言ってくれて、あやぴーはとても喜んでいた。お代わりリクエストが続出。

 

既に離乳食を済ませたトリスタンはそろそろお昼寝タイムなので、アポちゃんが寝室に連れて行った。あやぴーはテーブルを離れ、トリスタンのおもちゃで遊び始めた。食後のエスプレッソを飲んで、しばらくおしゃべり。トリスタンがお昼寝を終えて起きてきたので、そろそろおいとますることにした。

 

海岸通りの国道はガラガラで、あっという間にニースに着き、お義父さんを家まで送ってからフランソワの家に向かった。今日はフランソワのお誕生日会にも呼ばれていたのだ。テラスには色とりどりの風船が飾られていて、何人か知っている顔がテラス越しにちらほら見えた。チャイムを鳴らして門を開けてもらい、中に入る。ナタリーが一人一人に紹介してくれたのだが、誰もがナタリーの話によく出てくる人達で、「パリのおばあちゃん」、「引っ越す前に住んでいたアパートで親切にしてもらっていたおばあさん」、「子供の頃からの親友」など、初めて会う人達なのに、もうずいぶん前から知っているような不思議な気分だった。

 

テラスに出ると、ポカテラおばあさん、カラチおじいさん、マリー・ジョー、エリーズなど、ご近所さん達がテーブルを囲んでいて、私はそこに加わることにした。ナタリーのご主人アンリがシャンパンを持ってきてくれて、改めて乾杯。ナタリーが全部作ったというケーキがたくさん。おなかいっぱいだったのだが、勧められたのでチョコレートタルトを頂くことにした。

 

私が選び、あやぴーが渡したお誕生日プレゼントはロボットに変身するディノザウルス。恐竜にはまっているフランソワは予想通り大喜びだったのだが、箱の中にあるのは既にロボットに変身していたもので、それをディノザウルスに変身させたいというフランソワのリクエストに大人達が悪戦苦闘していた。「これはきっとまだ一人では遊べないだろうなぁ。」と心配しながら買ったのだが、見事的中してしまった。アンリ、ごめん。。。(笑)

 

あやぴーは他の子供達に加わったあと、テラスに置いてある小屋が気に入ったらしく、TOBYを連れてずっと小屋の中で遊んでいた。栗と私は色々な人とおしゃべりを楽しんだ。高齢組が帰った後も、その他何人かと一緒に残り、おしゃべりは更に続いた。寒くなってきたので子供達はテラスから室内に移動し、復活祭用のチョコレートをつまみながらテレビの周りで遊んでいた。時計を見たら7時半。「ピザでも取らない?」というナタリーに、「これ以上、何もお腹に入らないよ!」と全員が首を横に振った。御礼を言って帰途につく。歩いて3分なのでラクラク。

 

栗と私は夕飯をパスしたが、あやぴーは食べると言う。サラダというリクエストだったので、冷蔵庫に残っていたレタスでグリーンサラダを作り、カマンベールチーズとパンを添えてテーブルに出した。あやぴーはおいしいと言って喜び、しっかり食べると、食器をキッチンまで運び、テーブルを拭いてきれいにしてくれた。栗は「あやぴーはしっかりしてるねぇ。何でも自分でできるんだねぇ。」と感動していた。成長したものである。。。

 

あやぴーが寝床につき、私がメールチェックをしていると、階下からグエッグエッという音が聞こえてきた。栗が吐いている!見られたくないだろうと思い、しばらくして音が静まった時に寝室に顔を出した。真っ青な顔をした栗が、「たくさん吐いたんだけど、まだおなかが気持ち悪い。」と私に言った。栗の嘔吐は昨日のあやぴーと関係がないとは思えない。二人とも軽い胃腸風邪をもらったのだろう。楽しい一日の終わりがこれで、栗はかわいそうだったが、こういうときもある。あやぴーもまだ本調子ではないと思うから、しばらくは消化の良い食事を心がけようと思う。

 

331(2学期の成績表)

 

日中は晴れていたのに、お迎えの時間になったら急に雨が降り出してしまった。あやぴーの傘を持ち、速足で幼稚園に行く。いつもは近所の友達と落ち合って一緒に帰ってくるのだが、今日はあやぴーと二人、急いで帰途についた。

 

家に戻り、担任のイヴ先生から手渡された二学期の成績表を開けてみた。成績表にはいくつかの分野があって、できているものにはA、努力中のものにはB、できないものにはCとそれぞれマークがついている。前学期は32科目中A16個、B15個、C1個あった。今学期はA24個に増え、残り8個がB。前学期にCがついていた「リスクを負わない」という項目は、今学期はBに昇格していた。

 

BからAになったもの8つの内訳は

1)勉強態度・・・先生の指示を理解し、実行できる。

2)読み・・・1)言葉を見分けることができる。 2)文字を見分けることができる。(計2つ)

3)書き・・・見本や形を複写できる。

4)数、空間、時間・・・簡単な形を見分けることができる。

5)科学、技術・・・素材や道具を見分けることができる。

6)アート、音楽、造形・・・1)音の世界に耳を傾けることができる。 2)歌 (計2つ)

 

「読み」「書き」の項目は全てAになった。これはひとえに栗の努力のおかげだと思う。あやぴーの幼稚園での様子に不安を感じた栗は、夕飯後にあやぴーと一緒に勉強することに決めた。10分程度だが、毎日続けた努力の成果が早くも表れたのだ。帰宅した栗はあやぴーを手放しで誉め、私はそんな栗を誇りに思った。

 

子供の勉強は難しい。厳しく教え込む必要はないけれど、ある程度親がみてあげないといけない部分はやはり大きいような気がする。あやぴーには、努力をすれば実がなるということや、毎日続けることの大切さをわかるようになってもらいたいと思う。そのためには、まず親である私達が良い見本を見せてあげなければ。子育ては自分育てでもあると本当に思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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