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あやぴーの成長日記
2003年3月(3歳7ヶ月)

(あやぴー画「うさぎ」)
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3月1日(恥ずかしがり屋) 3月4日(14) 3月5日(海開き) 3月7日(浜辺で遊ぶ) 3月13日(フランソワと) 3月18日(おさがり) 3月21日(大泣きの午後) 3月27日(パパとの一週間) 3月31日(大騒ぎの朝) |
3月1日(恥ずかしがり屋)
数週間前からあやぴーは再び人見知り時期に入った模様。知らない人はもちろんのこと、本来大好きなはずの日本人の女性にも恥ずかしいと言ってあいさつをしないし、先日は友達の家の猫にまで人見知りをしていた(汗)。今日はレストランでのランチの後にお義父さんの家に行ったのだが、大好きなおじいちゃんにも恥ずかしがる始末で困ってしまった。
3月4日(14)
あやぴーがフランス語で14まで数えられるようになった。つい最近までは5のあとに6を飛ばして7とか言っていたのに。。。今朝は私があやぴーを幼稚園に連れて行く日だったので、二人で歩きながら日本語で数えてみたのだが、日本語では相変わらず10どまりだった。11,12,13、、、と教えてみたものの、繰返すばかりであまりわかっていない模様。日本語も頑張ってくれー!
3月5日(海開き)
近所のパン屋さんでお昼ご飯を買いこんで、11時の電車に乗ってあやぴーとヴィル・フランシュの海辺に行った。数日前から急に暖かくなってきたので水遊びができるだろうと思ったのだ。浜辺に降りて、水うち際の近くにバスタオルを敷いた。日差しが強くて暑い。上着を脱いで半袖Tシャツ1枚になった。持参した水着をあやぴーに見せると、大喜びで服を脱ぎだした。水着を着せるやいなや、水の中に突っ込んでいくあやぴー。後を追いかけながら海の水を触ってみるとやっぱりめちゃくちゃ冷たかった。氷水のようである。それでも、あやぴーはキャーキャー言いながら水の中を出たり入ったりし、そのうち首まですっぽりつかって泳ぎだした。寒そう。。。
しばらくすると泳ぎに飽きたようで、持参したお砂場セットを使ってじゃり遊びを始めた。ヴィル・フランシュの海岸は砂浜ではなくてじゃり浜なのだ。じゃりだと、バケツに詰めて裏返しにしてもケーキにならずに壊れてしまうので、あやぴーは不服そう。山でも作ってみようかとあやぴーと二人でしゃべるを持ち、ひたすらじゃりを積んでみたのだが、やっぱり途中でくずれてしまい、それほど大きな山が作れなかった。それならば穴を掘ってみようかと掘り始めたのだが、穴も途中で埋まってしまう。使えない。。。ふと「あやぴー、この中に足入れてみて!」と中途半端な大きさの穴を差して言ってみた。しかし、「嫌だよう。ママが自分で入れて。」とあやぴーが言うので、自分の足を入れてみる。その横にあやぴーが自分の足を置いた。じゃりをかけて足を埋めると、あやぴーは大喜び。キャーッと叫んでじゃり穴の中から飛び跳ねた。そこで私が演技をして、「うううっ、あやぴー、ママの足が抜けないよ。」と苦しんで見せると、あやぴーは必死にじゃりをかきわけて、私の足を抜き出してくれた。「ママ、足がとれたよ。よかったね!」「あやぴー、どうもありがとう!」と感動ごっこをして終わり。あやぴーはこのシーン展開がえらく気に入ったようで、その後3回続けてやらされた・・。
後ろにイタリア人の家族がいて、あやぴーと同い年位の男の子がトラックで遊んでいたのだが、あやぴーは興味があるものの、フランス語をしゃべっていないことに気が付いたのか、とうとうその子に話しかけることはなかった。近くにいてお互いをちらちら見つつも、各自一人で遊ぶといった奇妙な光景。その間、私は雑誌を読んでのんびりさせてもらった。
おなかがすいたというので時計を見てみたらちょうどお昼。水着を脱がせ、洋服に一旦着替えさせてから、あやぴーに玉ねぎのピザを一切れ渡した。本当におなかが空いていたようで、すごい勢いで平らげた。その様子を見ていたイタリア人の男の子も両親にパンをねだり、こちらに見せにやってきた。しばらくすると一家は帰ることにしたらしい。あいさつをしてお別れした。あやぴーに2つ目のパンを渡す。今度はソーセージをパイ生地で包んだパン。これはあまり気に入らなかったようで、半分食べたら「もういらない。」と渡してきた。私もパン・バニャ(ニース風トマトとツナなどのサンドイッチ)を取り出し、大口を開いて食べ始めた。オリーブ油が口につくので、いちいち拭きながら。海を見ながら食べるサンドイッチはおいしい。夏ももうすぐだなぁ。。。
今度はフランス人の子供が3人水うち際で遊びだした。あやぴーは興味がある模様。水着を着たいと言うので着せてあげると、すぐに走っていってその子達の輪の中に入った。子供達は遊びを作るのがうまい。岩の片側からよじのぼり、逆側からすべりだいのように降りている。おりると冷たい海水が待っているので寒さに体をよじらせて叫びながらも、ぐるりと一周してまた岩をよじのぼっていた。あやぴーはゆっくりとしていたが、他の子供達はせかせることもなく、仲良く遊んでくれていた。その子達がお昼ご飯に呼ばれると、あやぴーも私のところに戻ってきた。
ところが、また別のイタリア人兄弟がすっぱだかで遊んでいるのを発見。早速そちらに向かうあやぴー。「ママ、泳いでいい?」と言うので、「あまり遠くに行かないでね。」と言い、好きにさせることにした。見張っていると、今回も首まですっぽりつかって犬かきのようなことをしている。イタリア人兄弟のママは「こんなに水が冷たいのに!」と驚いていたが、あやぴーは実に楽しそうに泳いでいた。とはいえ、当然長居はさせず、適当なところで切り上げさせた。
水から上がってくると、すぐにバスタオルで包んで体をふき、洋服に着替えさせた。唇は青くはないがブルブル言っている。荷物をリュックサックに詰め、浜辺を後にし、1時半の電車に乗った。帰り道に夜用のパンと玉子を買いにまたパン屋さんに寄ると、朝サンドイッチを包んでくれたマダムがいた。「お散歩は終わり?」と聞かれたので、「いえいえ。あやぴーはひと泳ぎしてきたのよー。」と言うと、「泳ぐって、海で?!」と驚いていた。あやぴーはその後2時から5時まで3時間昼寝をした。
3月7日(浜辺で遊ぶ)
午前中は幼稚園に行き、家に戻ってお昼ご飯を食べてから、午後はお出かけ。バスに乗ってホテル・シェラトンの近くの浜辺に向かった。待ち合わせは2時。ちょっと早く着いたのでベンチに座って友達を待った。まずはfairyさんと二人のお嬢さん、まーちゃんとはーちゃんが登場。いつも女の子らしいかわいいお洋服が多いまーちゃんがジーンズの上下だったのが新鮮だった。相変わらず可愛らしい二人である。続いて、すがちゃんがよしのちゃんと赤ちゃんのりょうた君を連れてやってきた。よしのちゃんに会うのは結構久しぶりかも。カーニバル休みの間はずっと雪山に行っていたそうで、よしのちゃんは日焼けをした小麦色の顔をしていた。
みんなで助け合って遊歩道から階段を降り、浜辺を少し歩いてから波打ち際の近くに座った。風はあるものの良い天気。クッキータイムとして皆で最初クッキーを食べてから、あやぴーは裸足になってその辺を歩き回り、よしのちゃんは浜辺に打ち上げられたガラスの破片を拾い集め(角が丸くなっていて危なくないもの)、まーちゃんも水うち際と私達が座る場所を行ったり来たりして、楽しそうに遊んでいた。
それから子供たちは砂がある場所に移動。よしのちゃんが靴を脱いでその中に砂を詰めて遊びだしたので、あやぴーも真似し始めた。まーちゃんは自分の靴を脱がず、よしのちゃんのもう片方の靴に砂を詰めて遊んだ。おいおい・・(笑)。はーちゃんもベビーカーから降ろしてもらい、その辺をちょこちょこ歩いていた。2時間位遊んだ頃に、fairyさんがご自宅に招待してくださったので、みんなで浜辺を切り上げて、fairy宅に向かった。徒歩5分位だろうか。海のすぐそばに住んでいるのってうらやましい!
fairy邸に入って靴を脱いだあやぴー。す、すなが・・・!浜辺を去る時に靴をはたいてから履かせたものの、まだ少し残っていた模様。申し訳ないことをしてしまった。急いで靴を持ってアパートの玄関の外に行き、しっかり靴をはたいてから、またおうちにお邪魔させてもらった。。。(汗)
子供たちは取り合いすることもなくずっと仲良く遊んでいて、大人は大人でおしゃべりを楽しむことができた。平日はどうしても子供と二人になりがちなので、こうやってお友達と会うのはいいもんだなーとしみじみ思った。今日もすっかりごちそうになって帰ってきた。いつもお世話になります。。。
3月13日(フランソワと)
幼稚園にあやぴーを迎えに行くと、クラスメートのアガットのお兄さんユーゴー君(5才)に会った。この前アガットのママにお誕生日会に誘われたのだが、その話をユーゴー君もしていて、「エクスに引っ越すからその前にパーティーをするんだ。」と言うではないか。お誕生日会のことは聞いていたけど、引越しのことは聞いてない!後から来たママに聞いてみると、4月中旬にニースを離れるのだと教えてくれた。アガットのパパもママも元々エクサン・プロヴァンスの出身で、ニースに5年住んでみて、やっぱり地元の方が暮らしやすいと思ったらしい。「お別れ会を兼ねてお誕生日会をしようと思ってね。あやぴーとは良い友達だったから、是非来てもらいたいの。」と言われて、なんだか寂しくなった。アガットのママは感じの良い気さくな人だったから。。。
家に帰る途中で、近所のカラチおじいさんに会った。今日はフランソワが遊びに来ていると聞いて、あやぴーは大喜び。家に戻ってから、お昼ご飯には豚肉のハチミツ醤油漬けソテーにクスクスのサラダ、野菜スープとパンを食べた。お皿洗いをしていると電話がなった。あやぴーが走って受話器を取る。あやぴーが「もしもし?」と言うと、受話器から母の声がもれてきた。二人でしゃべらせておこうとお皿洗いに戻ると、5分も10分もしゃべっている。いい加減母もあやぴーのモノローグに飽きただろうと気の毒になり、「あやぴー、ママに電話ちょうだい。」と言ってみた。すると、「ママ、今あやちゃんお電話してるから静かにして!」と怒られてしまった(汗)。受話器の向こうで母が大爆笑しているのが聞こえる。。。あやぴーの一人語りはその後もしばらく続き、話すことがなくなったところで、ようやく受話器を渡してくれた。意味不明の部分もあったらしいが、ヴィル・フランシュの花のパレードを見に行ってきれいだったことや、パパと昨日海に行ったことなど、ちゃんと報告もしていたとか。母はほんの数週間のうちにあやぴーの日本語がまた上達したことに驚いていた。
電話が終わると、あやぴーはお出かけの準備をして、「フランソワのところに行こう!」とうるさい。いつのまにかワンピースの下に水着を着て、おもちゃのワゴンの上に犬のぬいぐるみとキティちゃんの携帯電話を乗せて、すっかり準備完了!私もあわてておやつや水をバッグに詰め、家を出発した。
日差しが強いのでほんの1分とはいえ油断はできない。帽子をかぶってポカテラおばあさんの家の呼び鈴をならすと、ドアの向こうでポカテラおばあさんが怪訝な顔をしていた。それでもドアを開けてくれたので中に入ると、「なんだ、あなただったの?帽子をかぶっていたからわかんなかった。物乞いの人かと思ったわ。」と言われた。ちょっとショック。物乞いの人って・・(涙)。しかも買ったばかりのかわいい帽子なのに。。。
あやぴーも背が伸びたが、フランソワもぐっと大きくなっていた。髪の毛が伸びていたせいか、小さな顔がますます小さく感じる。うらやましい。。。コーヒーをごちそうになってからみんなでテラスに出ることにした。暑いのでコートを脱ぐ。フランソワは一時期に比べて乱暴なところがなくなり、だいぶ落ち着いたようで、それに加え、あやぴーのフランス語能力が上がってきたこともあり、二人でおしゃべりしながら、仲良く土遊びをしたり、かけっこをしていた。カラチおじいさんがやってきたところで、あやぴーを置いて私は少し家に戻らせてもらうことにした。家でやりたいことがあったのだ。30分ほどして用事が全て終わり、またポカテラおばあさんの家のテラスに行くと、カラチおじいさんに加え、マリー・ジョーおばさんも来ていた。あやぴーとフランソワはおやつに苺のケーキとジュースを頂いたらしい。二人で楽しそうにサッカーをしていたのだが、あやぴーはふと飽きたのか、「ママ、おうち帰って飛行機のビデオ見る。英語のやつ。」と言い出した。飛行機のビデオとは、私が旧市街のお店のバーゲンで購入したセサミストリートのエルモの映画のビデオのことである。英語がわからないにもかかわらず、あやぴーの心を捉えて離さない、ここ最近毎日見ているビデオなのだ。。。みんなにお別れをしなければいけないのに、あやぴーは眠いのもあるのか、人見知りだからか、誰にも「さようなら」を言わず、全く困ってしまった。何度言い聞かせても「嫌」と言ったら絶対意見を変えない子なのだ。。。
家に帰ってからはビデオの前にお昼ねさせることにしたのだが、起きるやいなや「ビデオ!」と要求してきた。子供は約束を忘れない。。。
3月18日(おさがり)
昨日アガットのママからお下がりをもらった。アガットは背が高く、6歳児の服ですら小さいことがあるというのだ。家に着いて袋をあけてみると、ピンクのパーカにオレンジ色の長袖トレーナー、薄いグレーの長袖ポロシャツが入っていた。どれも今着れそうなものばかり。「どうせあげるなら、アガットの大切なお友達にと思って。。。」というアガットのママの言葉がうれしかった。ピンク好きのあやぴーは早速頂いたパーカを着て昨日の午後公園に行き、今朝も幼稚園に行くのにピンクのパーカを着ていった。
陶芸教室からの帰りにあやぴーを幼稚園に迎えに行く。しばらく歩いているとアガットのママがやってきた。「こんにちは。昨日頂いたパーカ、もう着てるわよー。」と言ってあやぴーを指差すと、とてもよろこんでくれて、「実はもう一袋あるの。今日の午後幼稚園で渡すわね。」と言われたので、午後は幼稚園に行かないことを伝えると、「じゃあ、ちょっと待っててもらえる?」と言われた。特に急ぐ用事もないので、ママがアガットを迎えに行くのを待つことに決める。おなかがすいたとぐずるあやぴーには、朝八百屋で買ってきたバナナを食べさせて待つこと数分。アガットが私達目指して走ってきた。お兄ちゃんのユーゴーも一緒である。アガットのママが「一緒に家に取りに来てもらってもいいかしら。すぐそこだから。」と歩き始めたので、私たちはアガット達の後をついて行った。建物の中に入り、ぐるぐる廊下を歩いて玄関に着く。アガットのママが家の中から大きな袋を出してきてくれたので、それをもらって、お礼を言って帰ろうとすると、あやぴーが号泣し始めた。「もっとアガットと遊びたい!一緒にご飯食べる!」と大騒ぎである。お昼ご飯はお誕生日会の時に一緒に食べようねと、なだめすかせて帰ってきた。家に着いてから「アガットと遊びたいなら午後も幼稚園に行く?」と聞くと、あやぴーは嫌だと首を横に振った。乙女心は変わりやすい。。。
アガットのママによる今回の袋の目玉商品はアディダスの水色のスニーカー。そして、同じく水色のサンダルに、サーモンピンクの夏物のスニーカー。どれもあまり履かなかったのだとか。その他、黄色い夏物のコットンセーターに水色のおしゃれなカーデガンが入っていた。あやぴーは自分の洋服の上に黄色いセーターを着て、更にその上に水色のカーデガンを着ようともこもこしていた。黄色いセーターは脱がせて、水色のカーデガンだけ着させた。あやぴーはピンクが好きなので、今までピンクや赤系統の服ばかり買っていたが、水色も意外と似合うことを発見。それにしても、こんなにもらってしまって申し訳ないかんじ。栗も驚くだろうなぁ。。。
3月21日(大泣きの午後)
いつも通りの朝。4日前から夜のおむつを止めたのだが、まったく問題がなく、こんなことならもっと前から卒業させるべきだったと思ったりして。。。今朝はヨガの教室に行く私が幼稚園に送っていこうと思っていたのだが、「嫌!パパと行く!」とあやぴーが言うので、栗に送り役をゆずった。
お昼前に迎えに行く。今日は教室にアガットとウィサルとあやぴーの三人しかいなかった。アガットのママと一緒になったので、おしゃべりしながら途中まで一緒に帰った。
お昼ご飯は自然食品スーパーで買ったソーセージを焼いたものに、ニース風サラダとグリーンサラダ。私のダイエットのために数種類のサラダを作ったのだが、あやぴーは野菜好きなのでよく食べてくれた。彼女は不思議とデザートを食べない。時々果物かヨーグルトを食べる程度で、今日のお昼もやはり食べなかった。
「アガットと一緒に遊びたい!」というので、午後幼稚園に連れて行くことにした。家を出て走り出したあやぴー、途中で思いっきり転んで号泣。黒いタイツをはいていたので傷があったかどうかわからなかったのだが、血が出ている様子はなかったので、ちょっとだけ抱っこしてあげて、そのまま幼稚園に行くことにした。しばらく行くと、アガットとアガットのママがいたので、またおしゃべりしながら一緒に歩いて幼稚園に向かった。ところが!・・・
幼稚園に入った瞬間にあやぴーの顔がこわばり、泣き始めたのだ。私の手をぎゅっと握って離さない。大好きな先生がやってきて、「あやぴー、一緒にトイレ行ってからお昼ねしましょう。」と言っても、なきじゃくるばかりで返事もしない。「嫌、嫌、ママとおうちに帰る!」と泣き叫ぶあやぴーの顔を見ていたら辛くなって、思わず家に連れて帰ろうかと思ったのだが、アガットのママも、その後に来たウィサルのママも「ここで譲っちゃだめよ。もう行った方がいいんじゃない?」と言い、先生もその言葉に頷いていたので、心を鬼にしてあやぴーの手を離し、「後で迎えに来るからね。」と言い残してその場を後にした。辛かったけど・・・(涙)。
ウィサルのママと一緒に帰る。彼女はどこの国なのかわからないけどアラブ系であることには間違いがなく、エキゾチックな顔立ちなのにかわいい印象を与える女性。「最初はみんなこんなもんなのよ。でも徐々に慣れていくから大丈夫。」とたどたどしいフランス語で励ましてくれた。
彼女と別れてからも悶々としながら道を歩く。近所のおばさんに出会ったのであやぴーが泣いたことを話すと、おばさんもおばさんで問題を抱えていたようで、私の3倍以上おしゃべりされてしまった。。。締めくくりは精神学者のフロイドが一人のママにアドバイスした言葉とやらで、「子供のために良かれと思ってやることも、良くないけどと思ってやることも、結局はどちらも子供のためにはならない。」というセリフ。笑いながらも汗が出た。確かによく考えてみると、私があやぴーのためにと思ってやることは、実はそうすることにより自分が安心するとか、楽になるとか、そういうことがほとんどで、本当にあやぴーがやりたいことは、私が心配しなくてもちゃんと自分自身でやっていることが多いのだ。子育てってほんと難しい。。。
おばさんに話してもなんかすっきりしなかったので、栗の職場に電話をかける。「そんなに心配しなくたって、もうあやぴーは君のことなんか忘れて楽しく遊んでる頃なんじゃない?」などと言う。確かにそうなのかもしれないなぁ、、、と思って、私は私の午後を過ごすことにした。
お迎えの時間が近づいた。あやぴーの大好きな苺のジャム入りのクッキーの箱を手に持ち、一番乗りになれるようにとちょっと早目に家を出た。先生はそんな私を見ると、「全然問題ありませんでしたよー。あれからすぐに泣き止んで、みんなとお昼ねしてから、楽しく遊んでいました。心配は全くないですからね。大丈夫、大丈夫。」と説明してくれた。ほっ・・・(感涙)。あやぴーは苺のクッキーを食べ、ぶらぶらしながら帰り道を歩いた。
家に帰ってからタイツを脱がせると、ひざにすり傷ができていたが、予想通り大したことはなかった。ジュースを飲ませてから、「ビデオ見る!」というので、最近の定番「エルモの大冒険」を一緒に見た。私は心配したからか、風邪なのか、熱が出て具合が悪くなったので、途中から寝てしまった。ふと目覚めるとだいぶ具合がよくなっていたのだが、あやぴーは心配していたようで私の顔を見ると泣き出した。まったくよく泣く一日だこと。。。
3月27日(パパとの一週間)
私が仕事をするときは、栗が有給休暇を取って、家事とあやぴーのお世話を担当してくれる。今週は一週間の仕事だったので、いつものように栗と私の役目が逆転。朝は出勤しがてら私があやぴーを幼稚園に送って行き、栗はあやぴーが幼稚園に行っている間に日曜大工。それから彼はお昼前にあやぴーを幼稚園に迎えに行き、アガットのママと世間話をしながら家に戻り、二人でお昼ご飯を食べてから、午後は毎日あちこちの公園に出かけて、、と、すっかり主夫生活が板についた模様。毎回「仕事に戻りたくない。主夫のままでいたい。」と栗はだだをこねる。。。
仕事を終えて帰宅すると、あやぴーが私のそばをまとわりついて離れない。しかも、「ママとお風呂に入る!」というので、一緒にお風呂に入り、三人でご飯を食べた後は、「ママと遊ぶ!」というので一緒に遊び、「ママと歯を磨く!」と言うので、一緒に歯を磨いて寝かしつけてから、レポートをまとめる毎日だった。あやぴーだけではない。栗も同じなのだ。私が帰ってくるなり、一日に起きた出来事をことごとくしゃべってくる。「うるさいなー。疲れて帰ってきてんのに。。。」と思ったが、ふと、「きっと、私も毎日こうに違いない。」と気が付いた。そう思うと邪険にするわけにはいかず、レポートを作りながら、ふむふむと栗の話にも耳を傾けるはめになった。
家に帰るとほっとする。子供の顔を見ると疲れやストレスが吹っ飛んでいく。一日中子供と一緒にいると、慣れてしまうからかいちいち子供の言動を気にしないことが多いのだが、仕事に出ているときは毎日色々な発見があるような気がするから不思議。。。
夕飯後、チーズを食べるのに栗がナイフを持ってきてくれた。そのナイフでチーズを切ろうとしたら、あやぴーに「TOMOちゃん、栗たん(パパのこと)に、ありがとうと言って。」と言うので、「栗たん、ありがとう!」と日本語で言うと、「違うの。ありがとうじゃないの。メルシーでしょ。」と注意されてしまった。あわててフランス語で言いなおす私。ものを渡してもらったらお礼を言うのが当然なので、子供に注意されたことをちょっと恥じりながら。。。最近、あやぴーは礼儀にうるさいのだ。食事のときにナフキンをひざにかけていないと、「ママ、忘れてるよ!」とナフキンを手渡してもくれる。それなのに、人に会うと恥ずかしがってあいさつをしないんだから困ってしまう。それに、栗や私のことを名前で呼ぶことが多いのはどういうわけだろう。。。
3月31日(大騒ぎの朝)
この週末に夏時間に入った。普段より一時間時計を進ませる。初日の昨日はなんか一日中変な感じだった。今朝目を覚まして時計を見ると8時15分!ギャ―ッと大騒ぎしたので栗がびっくりして飛び起き、あわててあやぴーを起こしに行ってくれた。普段目覚ましなしでも普通に起きれるのですっかり過信していたが、体はまだ冬時間だったのだ。。。幼稚園には最悪でも8時半に入らないといけない。急いであやぴーにご飯を食べさせ、歯を磨かせ、着替えさせた。所要時間10分。お見事!栗があやぴーを肩車をして走りながら家を出た。どうやらギリギリで間に合ったようだった。よかった。。。
午前中は洗濯、掃除、昼飯と夕飯の準備。それが終わってから、メールや掲示板の返事を書いていて、ふとPCの時間を見ると11時15分!まだ顔も洗ってない!私も10分で支度をし、幼稚園まで走って行った。あやぴーが最後ではなく、まだソフィーが残っていたのでよかった。。。
仲良しのアガットとアガットとお兄さんのユーゴーが私を見るなり「コンニシワッ!」と日本語であいさつしてきた。びっくり!アガットのママのお姉さんが日本に行ったことがあるそうで、あいさつを習ったのだとか。「こんにちは」の「ち」が「し」になっていたが、それもご愛嬌。あやぴーにも「こんにしはっ!」と何度も言い、あやぴーは困ったようなおかしいような複雑な顔をしていた。あさってのお誕生日会の話などをして、アガット達の住むアパートの前でお別れした。あやぴーはその後「アガットとユーゴー、「こんにしはっ!」って言ってたね。おもしろ〜い。」と彼らの言い方を真似してくすくす笑っていた。
お昼ご飯は先週自然食品スーパーで買ったお豆腐を使って冷奴!あやぴーには刻み海苔とおしょうゆのみで、私はねぎとしょうがも乗せて食べた。おいしい。。。(涙)。冷奴と塩ジャケ、ご飯にお味噌汁という完全和食なランチにあやぴーは大喜びだった。
「あとで幼稚園に行く?」と聞いたけど、行かないというので、午後は家でのんびりすることにした。後であやぴーを連れてお庭に花の種を蒔こうかな。