あやぴーの成長日記

20062(6歳半 )

 

 

 

(子供のカーニバルで)

 

 

 

21(陶芸教室&パーク・フェニックス)

22(ルイ−ズ家でクレープ)

24(ビオット)

25(サント・マキシムのミモザ祭り)

27(プール付き添い&再会)

28(大忙しの一日)

211(学期末)

212(サン・ラファエルのミモザ祭り)

213(マントンのレモン祭り)

215(花のパレ−ドとお誕生日会)

216(シャトーでピクニック)

220(子供のカーニバル)

222(ニースのカーニバル)

223(漢字の勉強)

223(金魚が死んだ)

224(天田、バス、ニース訛り)

225(ワインの試飲)

226(トリスタン23ヶ月、オラン4ヶ月)

228(プール七回目&カーニバルの花火)

 

 

 

21(陶芸教室&パーク・フェニックス)

 

午前中は陶芸教室。アトリエに入ると、仲良しのドラから手招きをされた。あやぴーの席を確保してくれていたらしい。「私達ずっと前からの仲良しなのよね♪」と自慢するドラに、「え、それは違う。だって、出会ったのは陶芸教室だから。」と、まじめな顔であやぴーが答えたので、ドラはがっかりしていた。子供のやりとりって笑える。。。

 

私は私で充実した午前を過ごし、あやぴーをお昼に迎えに行った。急いでバスに乗って街中に出かける。軽くランチをしてから、友達と待ち合わせ。天気が良いので、ニース空港の近くにあるパーク・フェニックスへ出かけることにした。

 

パーク・フェニックスでは、入場してすぐのところに大きな池があり、カモやペリカン、白鳥、黒鳥など、たくさんの鳥がいる。そこでエサをやるのが定番なので、持参したパンをあやぴーに渡した。あやぴーは大喜びでパンを投げ始めた。ペリカンは長いくちばしで上手にキャッチする。黒鳥は私の手からエサを食べる。ハトはおこぼれに預かろうとウロウロ。エレナちゃん(11ヶ月)は目を丸くして見ていた。

 

しばらく池で過ごした後、公園の中をゆっくり歩いた。色々な植物があったり、水が流れていたり、相変わらず心地の良いスペースである。あやぴーが放し飼いの鳥(あひる?)を追いかけるので、鳥が逃げながら「グワッ、グワッ」と鳴くのがおかしかった。(鳥さん、ゴメンネ。。。)

 

孔雀、ふくろう、みみずくやエミューと言った鳥が生息するコーナーを通り抜け、遊具コーナーへ向かった。太陽がポカポカしていて気持ちいい。あやぴーは「暑い!」と言ってダウンコートを脱ぎ、長袖Tシャツ一枚で遊び始めた。それだけでは飽き足らず、長ズボンの裾を短くまくっていた。まるでショートパンツのよう。。。

 

エレナちゃんがすべり台で遊ぶ間、あやぴーは広い遊具コーナーの中を何十周となく走り回っていた。そのうち友達ができたようで、数人の子供達を引き連れて一緒に遊んでいた。それにしても今日はなんて天気が良いんだろう。私も友達もダウンコートを脱ぐことにした。

 

しばらくあやぴーを放牧しつつ、おしゃべりを楽しんでいたのだが、せっかくなので温室も見ておくことにした。この公園にはピラミッド型の大きな温室があるのだ。中に入るとモワーッとした空気が押し寄せた。「お肌にはこの位の湿気がありがたいよね。」と友達と言いながら歩き進む。友達はここに来るのが初めてだったようで喜んでいた。新しいコーナーがいくつかできていたので、私達にとっても発見が多く、楽しい見学となった。

 

帰り際、公園の正門の近くにある噴水で、音楽に合わせて水の流れが変わるというショーをやっていた。なかなか見ごたえがあった。公園を後にしてバス停に向かうと、すぐにバスがやってきた。ラッキー。

 

あやぴーは、帰りのバスの中でずっとエレナちゃんと遊び、エレナちゃんはずっとキャッキャッと笑っていた。あやぴーがちょっかいを出すのを止めると、「もっともっと」と催促していたほど!(笑)。エレナちゃんの成長に驚き(髪の毛が伸びてどんどん女の子らしくなってます!)、そんなエレナちゃんの遊び相手ができるようになったあやぴーの成長にも驚いた。よく考えれば、あやぴーは、生まれてすぐの時からエレナちゃんのことを知っている。洋服が小さくなると、「これはトリスタンにあげようか。それともエレナちゃんにあげようか?」と聞いてくるくらい。あやぴーはエレナちゃんも従兄弟の一人だと思っているのかもしれない。私にとっても姪のような感じだから。。。

 

栗の職場近くになったので、私達は一足先にバスを降り、栗と一緒に車で家まで帰ってきた。楽しい一日だった。

 

 

22(ルイ−ズ家でクレープ)

 

今日は担任の先生がストだったので、あやぴーのクラスはお休みだった。午前中はテレビを見たり、お絵かきをしたりして家でノンビリ過ごし、お昼前に買い物に出かけた。近所の自然食品スーパーには子供用のテーブルセットが設置されていて、あやぴーはいつもそこに座る。今日は積み木をしていて遊んでいた。スタッフの目がきちんと行き届く場所なので、私も安心して買い物することができた。

 

スーパーを出た後、花屋に寄った。あやぴーは花が大好きで、花屋さんのヴァレリーとも仲良しである。チューリップの花束を包んでもらっている間、あやぴーが「点とう虫の飾りを買って!」とおねだりしてきた。「ダメダメ!そんなの買ったって、どうせすぐに遊ばなくなるでしょ!」と日本語で注意した。ヴァレリーが雰囲気を察知して、あやぴーに「何かほしいの?」と尋ねた。あやぴーが正直に「点とう虫がほしい。」と答えると、「今日はサービス。1つあげよう!」と言って、あやぴーに点とう虫を手渡してくれた。ひえ〜っ!「そんな、そんな。」と恐縮する私に、ヴァレリーは言った。「いいの、いいの。たまにはサービス。あやぴーを叱らないでね。あげるって決めたのは私だから。」・・あやぴーは大喜びだった。まったくも〜!!!(汗)

 

天気が良かったのでベランダでお昼ご飯。ホットサンドとグリーンサラダを食べた。シンプルで簡単なのだが、飽きることのない定番ランチ。あやぴーの大好物でもあるのでよく食べてくれた。食後、子供達の声がしたのを聞きつけたあやぴー、ドアを開けて表に出た。すると、やはり学校がストで休みだった2軒先に住むマリオン(8才)が友達と遊んでいるところだった。

 

「ママ、私もマリオンと遊んでくる!」とあやぴーが言った。「少しだけよ!」と言って、門の鍵を開けてあげた。私道で遊ぶ分には心配がない。あやぴーはボール遊びをするマリオンとその友達の輪に加わった。

 

午後3時。出かける時間になったので、あやぴーを呼び寄せた。今日はクレープを食べる日なので、あやぴーの親友ルイ−ズのママが、クレープを作ってくれると言う。私は午前中に買っておいたシードル(リンゴの発泡酒)を持参した。

 

ルイ−ズの家は確か3階。ベルを鳴らしてみたら、違う人の家だった。ひえ〜っ・・(汗)。「すみません。間違えました。」と詫びると、小さな子供を抱えた女性が「いいのよ、いいのよ。」と微笑んだ。優しい人で良かった。そういえば、もう1階上だったっけ。。。あわてて階段を上っていくと、今度は無事ルイ−ズの家だった。ホッ。。。

 

もう一人の親友ケティ(ケテヴァン)と、ケティのママのショレナが既に来ていた。子供達は早速ルイ−ズの部屋に行って遊び、大人はテーブルを囲み、コーヒーを飲みながら、ショレナが持ってきたチョコレートを食べながら、おしゃべりを楽しんだ。ショレナ達の出身国グルジアのことや、ルイ−ズのパパが収集している古い本のこと、日本のこと、子供のこと、家のことなど、色々なことを話した。

 

ルイ−ズのママがクレープを焼くと、子供達もテーブルに集まってきた。ルイ−ズはクレープが大好きなのだそう。茶色い砂糖をかけて食べていたので、あやぴーもルイ−ズのママに同じものをリクエストしたのだが、元々あまり甘いものには興味がないあやぴー。全部は食べられなかった。私もせっかくなので茶色い砂糖をかけてもらうことにした。白砂糖より味がある感じ。おいしい。「こっちの方がカロリーも低いのよ。」とルイ−ズのママが言った。そう、ダイエットについても話が尽きない。国境のない話題だなぁといつも思う。。。子供達はものすごい勢いでクレープを次々と平らげると、また子供部屋に消えていった。大人はゆっくり。コルシカ島の栗ジャムを塗ったクレープもおいしかった。気が付くともう6時。ケティ親子と一緒にルイ−ズの家を後にした。

 

夜ご飯もクレープにした。栗一人がクレープを食べないのでは可哀相だと思ったのだ。栗のリクエストでグリーンサラダを添えた。クレープの具は、ターキーと玉ねぎとマッシュルームをホワイトソースで煮たもの。初めて作ったのだが、なかなかおいしくできて、栗も喜んでくれた。あやぴーもよく食べてくれた。デザート用のクレープも焼いたのだが、あやぴーは食べず、私は一枚だけ頂き、あとは栗が平らげた。楽しい一日だった。

 

 

24(ビオット)

 

今日は一ヶ月に一度の学校がない土曜日。栗が、ビオットに良い散歩道があると子供のいる同僚から聞いてきたので、数年ぶりにビオットに行くことにした。車で出発。あいにくあやぴーの好きなクラウス・ノミのCDを搭載していなかったので、CDではなくラジオで音楽を聞きながら車を走らせた。村外れにあるパーキングに車を停め、歩いて中心街に向かった。ミモザを飾った家が多いなぁと思いながら歩く。着いたのはPlace des Arcades。回廊が美しい旧市街のこの広場も、やはりたくさんミモザが飾られていた。ポスターを見ると、明日ここでミモザ祭りがあるらしい。なるほど、そのための準備なんだな。あやぴーはミモザを一枝もらい、うれしそうに手に持って歩いていた。

 

ランチには友達が薦めてくれたレストランに行った。目印が見つからなかったので本当にそうかどうかはわからないが、多分そこだろうと思う。(詳しいレポートは、ブログ「ニース健康生活記」でどうぞ。)あやぴーは小さなステーキを食べた。フライドポテトとグリーンサラダ付き。食後にマダムから苺味のチュッパチャプスをもらって大喜びだった。

 

レストランを出た後、散歩を始めた。民家の間を通り抜けて山道に入ると、広い敷地に羊と山羊がいた。誰かが飼っているらしい。クレタ島を思い出して懐かしくなった。さくさくと坂道を下っていく。森の中を抜けると急に太陽が出てきて、暑がりのあやぴーはコートを脱いだ。道端にローズマリーがたくさん茂っていたので、あやぴーに教えてあげると、あやぴーは「いい匂い!」と言って、手に持って歩いた。

 

水の音が聞こえる。どうやら川べりに着いたらしい。コートダジュ−ルとは思えないような静けさ。落ち着いた風景。あやぴーは栗と一緒に川に近づいてみたり、歩道に戻ったりしながら、元気良く歩いていた。ここのところ雨続きで水が増えているのか、岩と岩の間の狭い道には木で作られた簡素な橋がかけられていた。クレタ島みたい。。。

 

しばらく行くとローリエの木がたくさんあって、あやぴーはローリエの葉っぱを集めながら歩いた。その後、魔女の杖に見えるような立派な木の枝を発見して大喜び。滝の水量が多すぎて道を阻まれた時はジャンプして渡り、川べりの道では歌いながら小走りしていた。とっても楽しそう。私の子供時代を思い出した。「ジャングル」と呼んでいた秘密の遊び場、こんな感じだったなぁ。。。

 

1時間40分で目的地に到着。木のベンチに座っておやつタイム。のんびり休憩していると、あやぴーから「さ、行くよ。」と声がかかった。早く車に戻りたいらしい。栗と共に急いで立ち上がった。疲れてないのかな。。。行き同様、ご機嫌で歩くあやぴー。口から出てくる歌が、童謡とかアイドルの歌ではなくて、80年代に流行ったディスコ音楽というのが笑える。そろそろ寒くなってきたからと言っても「暑いからイヤ!」と言ってコートを着たがらないので、私のカーディガンを着てもらった。

 

帰りも1時間40分。新しい靴を履かせていたので、足が痛くなってしまった模様。(栗に怒られました。配慮が足りなくてごめんね。。。)。車の中に入ると靴を脱ぎ、ホッと一息つくあやぴーだった。帰り道で寝るかと思ったのだが、あやぴーは元気満々。「しりとりやろうよ!」と言い、栗も含め、三人でしりとりをした。と言っても、普通のしりとりからドンドン脱線してしまうのが日仏家庭の悲しさ(苦笑)。あやぴーは「カルフール」だの「パンチュ−ル(peinture=絵、絵の具やペンキと言った意味)」だの、フランス語の単語を日本語読みするは、栗は栗で「いつじ」などと言う。フランス語は「H」を発音しないので、「hitsuji(羊)」が「itsuji」になってしまうのだ。それでいて、母音に「H」をつけたりするので「enogu(絵の具)」のことを「henogu」などと言う。何を言いたいのか理解するだけでも一苦労(汗)。最後、あやぴーが「ライオン」と言ったところでしりとり終了。大泣きだった。。。(笑)

 

 

25(サント・マキシムのミモザ祭り)

 

今日はしっかりCD持参。クラウス・ノミの歌声をBGMに、三人で「しりとり」をしながらサント・マキシムを目指した。意外と遠い。隣の県ということもあるが、LE MUYで高速を降りてからが長いのだ。サント・マキシムに着くと、海沿いの大通りはミモザ祭りのために通行禁止。友達のアドバイスを思い出し、町外れのパーキングに車を停めた。(Mさん、ありがとう!)

 

あやぴーがおなか空いたとうるさいので、まずは昼食を取ることにした。昨日もレストランに行ったので、今日はブラッスリ−でシンプルに食べることにした。天気が良かったのでテラス席は満杯だったのだが、一つだけテラス席が空いていて、そこに案内してもらえた。ラッキー。栗はジャンパーを脱いでTシャツ一枚になった。

 

今日は前菜を取らず一品のみ。私はムール貝の白ワイン煮を注文したのだが、栗もあやぴーも昨日に引き続きお肉が食べたいそうで、ステーキを頼んでいた。と言っても、あやぴーはお子様用牛ひき肉のステーキ。焼き加減は二人ともレア。やっぱりフランス人だなぁと思う一瞬である。

 

ブラッスリ−にはシンプルな料理しかないが、その分外れが少ない。それにボリュームがある料理をリーズナブルに食べれるのがうれしい。あやぴーも、「昨日より今日のお肉の方がおいしい」と言って、よく食べていた。デザートに頼んだタルトタタンはいまいちだったが、栗が頼んだプリンは手づくりでおいしかった。やっぱりシンプルなものを頼むのが正解のよう。あやぴーもアイスを食べると言って、ミントとリンゴを頼んでいた。不思議な好み・・()。ゆっくりと食後のエスプレッソを飲んで、お店を後にした。

 

大通りはまだまだ人出が少なかったが、海沿いの散歩道にはパレードを見学するための人垣が出来ていた。私は空いている場所を一人で確保し、栗とあやぴーはすぐ後ろの浜辺で砂遊びをしていた。パレード開始5分前になったので二人を呼び寄せると、栗はすぐにやって来たが、あやぴーはその後もしばらく砂遊びを続けていた。

 

ブルー、緑、白、オレンジ、赤、ピンクなど、様々な色のシトロエンの2CVが連なってパレード。スマーフの仮装をした人たちが乗っている。今年のミモザ祭りのテーマは「テレビアニメのキャラクター」なのだ。その後、LUCKY LUKE(ラッキー・リュ−ク→カウボーイのキャラ)の服装をした子供達が馬に乗って登場。ミモザの飾りが施された山車もやってきた。山車の上には仮装をした子供達が乗っていて、観客達と紙ふぶきを投げあったり、ボンブと呼ばれるムース状の紐が出るスプレーをかけ合ったりしていた。あやぴーにもボンブを買い与えることにする。13ユーロ。昨年は2ユーロだったので1ユーロもの値上がり!むむむ。次回はスーパーで購入して持参しようと決意した。。。(怒&笑)

 

あやぴーもキャラクターがわかるようで、「あっ、バーバパパだ!」「あっ、スポンジ・ボブだ!」と大喜び。栗も、「あっ、みつばちマーヤだ!」「あっ、Casimirだ!(カジミール=ひらけポンキッキの「がちゃぴん」みたいなキャラ)」と、童心に戻っていた。音楽に合わせて踊ったりもしていた。私は一通り写真撮影を終えると(悲しき性。笑)、ノリノリの二人に加わった。カーニバルは楽しまなくちゃ!

 

仮装隊、山車、音楽、パフォーマー、ダンスというカラフルで、にぎやかで、元気の良いパレードが二周したところで、席を立つことにした。道端に落ちた紙ふぶきを拾いながら、パレードと共に歩く。あやぴーは途中でビニール袋を見つけ、その中に紙ふぶきを詰め込んでは、周りの人に投げていた。そろそろパレードも終わり。大通りの方は既に人がまばらだった。せっかくサント・マキシムまで来たので、昨年同様tarte tropezienne(タルト・トロペジエンヌ=クリームたっぷりのサントロペ風タルト)を購入してから車に戻ることにした。途中で帰りがけのパレードの山車に遭遇し、ミモザの枝をたくさんもらった。

 

車は町を出るまでは少し混んでいたが、思っていたよりずっと早く出ることができた。町外れのパーキングに停めたのはやはり正解だった(Mさん、再度感謝!)。帰りの高速では、あやぴーは私がVillage PeopleCDをかけたのが気に入らないとふてくされていたが、まもなく眠りに落ち、ずっと爆睡していた。

 

ゆっくりお風呂に入ってから夜ご飯。みんなおなかがいっぱいだったので、あっさりトマトとレタスのサラダにし、買ってきたばかりのタルトを食べることにした。サントロペ風タルトは、パン屋でもケーキ屋でも定番のデザートなのだが、発案したお店のものはやっぱり違う。ブリオッシュ生地も甘すぎずおいしいし、クリームもギュッと詰まっていて濃厚。幸せ〜!「今週末はよく食べて、よく遊んだね。」と三人で笑った。

 

 

27(プール付き添い&再会)

 

昨日、担任の先生から「良かったら明日のプールへいらっしゃいますか?」と聞かれたので、やることはいっぱいあったのだが、行ってみることにした。朝9時に小学校の正門集合。うちのクラスの付き添いは、ルーベンのパパ、ラルフのママ、ルイ−ズのママ、そして私の四人。正門から担任の先生を筆頭に生徒達が出てきたので、早速引率の手伝いをした。大通りで待っている大型バスまで子供達を連れて行く。小学生ともなるときちんと歩けるので感心した。あやぴーは親友ルイ−ズと手をつないで歩き、バスも隣同士に座っていた。もう1クラスの生徒達が全員席についたところで出発。プールは2クラスの合同授業なのだ。

 

バスは旧市街を目指して走る。私は座席後部に他の父兄達と座っていたのだが、通路側にいたため、生徒達からガンガン話しかけられた。トフィックはあやぴーの天敵なのだが、話してみると人なつっこい男の子。「今夜はラザニアなんだ。」と教えてくれた。その後ろのマリーナは金髪のストレートを三つ編みにしていて、お人形のように可愛いのだが、ペラペラとよくしゃべる。クレープが大好きなのだそう。ラルフは野菜より果物の方が好きで、オセアンはあやぴーといつも仲良くしていると教えてくれた。会話が一段落すると、前に座っていた男の子が身を乗り出してきた。「あやぴーのお母さんですよね。僕、去年同じクラスだったんです。」と礼儀正しいのはエヴァン。お父さんは長髪を束ねていて、ZZトップに加わってもおかしくない容姿なのだが、いつも笑顔なので年長のクラスの時はよくあいさつをしていたっけ。。。

 

あっという間に旧市街到着。バスからプールまで生徒を引率した。2人ずつ列になって歩くのが決まりらしい。ここでは、何故かルイ−ズが片思い中のチボー君につかまってしまい、彼の恋話を聞かされる羽目になった。チボーの横にはあやぴーのボーイフレンドのエステバンがいたのだが、チボーが延々と話し続けるので、エステバンとは何も話せなかった。ちっ。。。

 

プールに来ると、先生が「プールに入ったらおしゃべり禁止!」と生徒達に注意した。ちゃんと静かになるのが可愛い。私もしゃべらないようにしなければと気を引き締めた。地下に降りて更衣室に向かう。私はルイ−ズのママと一緒に女子更衣室に入った。1クラスにつき男女1つずつ更衣室があるため、一人一人十分なスペースを持って着替えることができる。どの子も慣れたもので、しっかり自分で着替えていた。もちろんあやぴーも。ただ、ツーピース禁止だと言うのにビキニの子(しかも紐で結ぶタイプ)、一人で着るのが不可能なカットの水着を着ている子もいたので、そう言う子達の手伝いをした。

 

あやぴーにゴム帽子をかぶらせると、あやぴーは脇からはみ出た髪の毛を自分で中に入れていた。なかなかしっかりしている。白いゴム帽子に黒いスクール水着のあやぴーを見るのは初めてで不思議な気分だった。とは言え、感慨にひたる間もなく、「マダム、私の帽子も。」「マダム、私を先にして。」と女の子達から次々に声をかけられ、段々ゴム帽子をかぶせるのが板についてきた。ようやく全員終了。子供達はプールの入口につながっている向こう側のドアから出ていった。父兄はプールの中に入れないので、表のドアから出て、受付のロビーに行った。ロビーには小さな窓があって、そこから中の様子を見ることができるのだ。

 

いたいた、あやぴーがいた!隣のクラスの担任(女性)が指導するグループ。4つのグループのうち、下から2番目のクラスのようである。親友ルイ−ズも一緒。あやぴーのグループの子供達は、小さな子供用プールを使う。プールの端をつかんで進んでいったり、水の中に潜ったり、発泡スチロールのような素材の長い浮き輪を手にしてプカプカ浮いたり、なかなか楽しそうである。ルーベンのパパや、昨年同じクラスだったカミ−ユのママから「あやぴーはどこ?」と聞かれたので、女の先生のところにいる白い帽子だと教えた。あやぴーは寒いのか、水から上がると常に腕組みをして走っていた。

 

ルーベンとカミ−ユは既に泳げるそうで、そのグループはあやぴーの担任ジュリアン先生が指導していた。最初水着姿の先生を見た時、「あら、腰に浮き輪をつけてる。生徒を救うために必要な道具なのかしら。」と思ったのだが、すぐにそれがコルセットだということを理解した。2年前にヘルニアが発覚し、冬休み明けに2週間お休みしていたのもそのせいだったとこないだ聞いたのだ。先生って大変だなぁとしみじみ思った。

 

子供の様子を見つつ、父兄同士でおしゃべりもしたりして、思いのほか楽しい時間を過ごした。あっという間に40分終了。ルイ−ズのママと急いで更衣室に向かった。プールを出て、シャワーを浴びてくる子供達を迎え、ゴム帽子を取り、体を拭くのを手伝う。一人でしっかり水着に着替えられた子は洋服に着替えるのも全く問題がなく、「マダム!」「マダム!」と言ってきた子達は、今度も手伝いが必要のようだった。何枚も重ね着している子、ピアスをつけたままの子、きついズボンを履いてくる子、編み上げブーツの子、、、色々な子がいる。親がもっと気をつけてあげれば、もっと楽に一人で着替えができるだろうにと思ってしまった。もちろん、子供には罪がないので、励ましながらお手伝いをした。

 

子供達は着替えが終わると、一人一人プールのロビーに向かい、整列しながらおやつタイム。あやぴーも早々に出ていったのだが、私は編み上げブーツの子と格闘していたため、最後になった。編み上げブーツの子はおやつを持ってきていなかったらしく、暗そうに下を向いていたので、あやぴーに持たせたクッキーを一枚あげるように言った。あやぴーはブーブー言っていたが、母親の威厳で従ってもらった。すると、「私も!私も!」という声が上がるではないか!驚いた。「ダメダメ、オセアンはおやつを忘れたからなの!」と説明したら、「私も忘れました!」とクララが手を上げた。クララのママとはお迎え仲間なので、仕方ないかと一枚クッキーをあげた。あやぴーは「私、一枚しか食べてないよ!おなか空いた!」と泣きそうになったのだが、「もうすぐしたらお昼ご飯だから。」となぐさめた。後から、クララは既にソフィアからもおやつをもらっていたことを知った。子供は油断ならない。。。(苦笑)

 

プールからバスが待つ広場まで引率し、2クラスの子供達をバスに乗せて出発。今回も後部座席に座る。担任の先生がいたので、女の子の洋服について、私が思ったことを話した。すると、「僕からもいつも父兄に注意しているし、連絡帳にも書いているんですけどね。。。」と困った顔でおっしゃっていた。色々な親がいるのだなと思った。。。その後は何故かバカンスの話で盛り上がり、あっという間に到着。バスを降りてから学校の正門まで子供達を引率し、父兄は解散となった。疲れたけど楽しかった。

 

お昼ご飯は和食。ご飯、納豆、ひじきの煮物、手づくりキムチ、ワカメのお味噌汁。今回のキムチは前回よりうまくできていて、それほど辛くもなかったのであやぴーも喜んで食べていた。キムチが大好きなのだ。食事が終わった後、あやぴーは日本語で日記を書き、その後二人で折り紙をした。

 

夕方、もうすぐ日本に帰るコウヘイ君が両親に連れられてやってきた。あやぴーの担任ジュリアン先生は、昨年コウヘイ君の担任だったのだ。(世界は狭い!)。ジュリアン先生にはコウヘイ君達が来る事を予め伝えてあったので、コウヘイ君の顔を見ると、うれしそうに微笑みながらこちらにやってきた。「Ca va, Kohei ? Tu as grandi !」(コウヘイ、元気かい?大きくなったなぁ!)と優しく話しかけた後、コウヘイ君のパパと英語でおしゃべりしていた。私は感動の再会にお邪魔してしまった気分だったが、双方の感激が伝わってきて、温かい気持ちになった。

 

 

28(大忙しの一日)

 

今日も遅れてしまった。陶芸教室のために急いで家を出る。階段を下りきったところで、エプロンを忘れたことに気が付いたが、時既に遅し。あやぴーには今日はエプロンなしで陶芸をしてもらうことにした。汚れて困る服でもないし。教室に入り、先生のミッシェルに挨拶をしてから私は家に戻った。スーパー、パン屋、花屋を経由。急いでお昼ご飯の用意をしてから、陶芸教室まであやぴーを迎えに行った。

 

速足で家に帰る。今日はお友達一家をランチに招待しているのだ。友達とは久しぶりに会ったのだが、全然そういう感じがせず、親も子もすぐに盛り上がった。ピッサラディエール(玉ねぎのピザ)をつまみながら食前酒を飲んでいたせいで、ランチのスタートが遅れてしまった。子供達、ゴメンネ。。。

 

順番を変えて、パスタから食べることにした。お義父さん特製のミ−トソースに、perrugine(ペルジーヌ)というミニソーセージを加えて。みんな喜んでくれたので良かった。あやぴーはパスタを食べ終えると、友達の家の長女と共に、自分の部屋に向かった。食事の途中に、もう一人の友達が赤ちゃん連れで到着。前菜に食べる予定だった赤ピーマンのマリネを一緒に食べてもらった。

 

赤ワインを飲んで、食後のチーズを食べて、おなかいっぱい。だけど〆はやっぱりデザート。友達が素敵なケーキを持ってきてくれたので切り分けて食べた。中にフランボワーズのシャーベットが入っていたので驚いた。しかも、甘さ控えめで、フランスでは珍しいあっさりとした食感のケーキ。すご〜い!そして、もう一人の友達が作ってきてくれたチョコバナナケーキとチョコチップクッキーもテーブルの上に置いた。その後、私が近所で買ってきたココナッツのマカロンも試食。デザートを食べ終え、コーヒーを飲む頃には、午後4時を過ぎていたと思う。。。(笑)

 

友達夫妻も、もう一人の友達も、とてもおもしろい人なので、爆笑続きだった。私などはおなかを抱えて涙を流しながら笑ったほど。部屋にこもっていた娘達がケーキを食べにやってきた。二人でお化粧をしていたらしく、二人ともまぶたがキラキラしていた。弟に「おけしょうお化け!」と言われて、憤慨する姉達。ケーキを食べ終えると、今度はお庭に出て遊び始めた。うちに来る人は、お庭の小さな貯水池に生息するあやぴーの金魚を見るのが決まりなのだ。。。(笑)

 

日が暮れ始めたので、名残惜しかったが解散となった。みんなが帰ってしまった後は家がガランとして寂しかった。あやぴーと私が出かける支度をしていると、栗が帰宅。三人で陶芸教室に向かった。今夜は子供の作品展のオープニング・パーティーがあるのだ。

 

時間に遅れて到着したのだが、まだ始まっていなかったので、あやぴーに自分の作品がどれか教えてもらった。猫の置き物とカラフルな仮面、そして小さな壁掛け。あやぴーが所属する低学年のクラスの作品も、高学年のクラスの作品も創造性にあふれた個性的なものが多かった。先生のミッシェルに拍手!

 

あやぴーはドラやマルゴーといった陶芸教室の仲間に出会えてうれしそうだった。また、クラスメイトのコラリー一家や、近所のレア&ロイック姉弟も来ていた。カルチャーセンターの代表をしているおじいさん、市長代理のおじさんのあいさつによって、パーティー開始。子供達はおつまみが置かれたテーブルを囲み、スナック菓子やピザなどをつまんでいた。あやぴーが喉が渇いたというので、カウンターでジュースをもらった。栗はこの後用事があったため、私達はレア&ロイックのパパに車に乗せてもらって一緒に帰ってきた。ちょっとだったけど、パーティーに顔を出せてよかった。

 

栗を待つ間、あやぴーと二人でミカン風呂に入った(ブログ仲間のgomaさんに教えて頂きました。)。お庭のミカンの皮を天日干しにしたので香りが良く、驚くほど体が温まってゆっくりリラックスできた。忙しかったけど楽しい一日だった。

 

 

 

 

 

211(学期末)

 

今日のお昼で学校は終わり。二週間のカーニバル休みに入る。せっかくなんだから、土曜日の朝から休ませてくれれば良さそうなものなのだが、そうは行かないらしい。あやぴーはカバンにたくさんの教科書を詰めて家に帰ってきた。宿題に使わない教科書は普段は学校に置きっぱなしなのだが、休みの時は全部持ち帰ってくる。連絡帳を見ると、足し算の復習、詩の暗誦、文字を書く練習、読む練習など、「休みの間にしておくべきこと」がずらずらと書き連ねられていた。栗、大張り切り。(笑)

 

お昼ご飯には、お義父さんが差し入れしてくれたミートソースでペンネを食べた。あやぴーの大好物の一つ。私達がコーヒーを飲んで、食休みをしてから散歩に出かけることにした。あやぴーはキックボードを持つことにしたらしい。

 

階段では栗がキックボードを持ってあげながら、山を登っていく。ようやく上り坂が終わったので、あやぴーは喜んでいた。キックボードは昔から使っている三輪のものなのだが、片足を90度の角度に上げながらバランスを取って滑ってみたり、座りながら滑ってみたり、本人なりに工夫して遊んでいる様子。でも、次のお誕生日に二輪のキックボードを買ってほしいそうだ。

 

なんだかんだ言って、私達と一緒に2時間しっかり歩いたあやぴー。港のカフェで一息つくことにした。あやぴーはオレンジ−ナをおいしそうに飲んでいた。栗と私はテラス席で太陽を浴びていたが、あやぴーは店内にある水槽があることを発見し、ずっと魚を見ていた。

 

夜はお義父さんの家に行き、みんなでピザを食べた。お義父さんの家の近くにある屋台のピザは本当においしいので、あやぴーも毎回楽しみにしている。あやぴーは、ピザを食べ終えるとソファに移動し、アイスを食べながらテレビでアニメを見るのが定番。今日は私がトリノオリンピックのフィギュアスケートを見たいと言ったがために、アニメの時間が短縮され、ブーブー言っていた(笑)。帰り際に、お義父さんからいつものようにお小遣いをもらって大喜びだった。

 

 

212(サン・ラファエルのミモザ祭り)

 

るいまま一家とサン・ラファエルのミモザ祭りに行ってきた。あやぴーはるい君が大好きなので、会うなりすぐ一緒に遊び始めた。二人ともお絵かきが大好きだし、笑いのツボが似ているのと、同じぺ−スで遊べるのが良いみたい。

 

お昼にはあやぴーはクロック・ムッシュー、るい君はクロック・ムッシューに目玉焼きが乗ったクロック・マダムをオーダー。あやぴーはガ−ッと食べ終えるとテーブルを離れて遊び始め、るい君はそんなあやぴーにつられてソワソワしながらも食事を続ける、、といういつものパターン。るい君は本当にかわいい。(^ ^

 

食事を終えた後も、お散歩の間も、子供達は延々と走り(るい君は時々転び。笑)、出店をひやかしたり、不思議なオブジェを見つけたり、船を見たり、みんな楽しそうだった。ミモザ祭りの会場に移動してからは、子供達は華やかな衣装に身をまとった人達を眺めたり、音楽に合わせて体を動かしたりしていた。係の人がやってきて子供達に紙ふぶきの入った袋をくれた。「親切だね〜。」なんてのんびり言っていたのも束の間、悲劇が始まった。。。

 

私がるいままとおしゃべりをしている横で奇声が上がった。ふと目をやると、るい君とあやぴーの頭が紙ふぶきだらけ。ちょっと、ちょっと、何やってんの?!しかも、中途半端な量じゃない。髪の毛が見えないくらいになっている。そんなことを知らない子供達は、更にムース状の紐が出るボンブもかけ合い始めた。まだカーニバル始まってないんですけど。。。(汗)。童心が抜けない栗とるいぱぱも早速仲間入りし、周りの女の子達も引き込んでの紙ふぶき合戦が繰り広げられた。周りのご老人などは、ぶつかられると明らかに迷惑そうな顔をしていた。申し訳ない・・(汗)。ミモザのパレードが始まる頃には、子供達も男親達もすっかり見学者の輪から離れ、それでもまだ後ろの方で戦いを続けていた。この人達は何のためにここまで来たんだろう。。。(笑)

 

私とるいままは気にせずにパレード見学。山車が一周したところでるいままが席を立ったので、私も合流した。カフェで休憩。るい君はバニラアイス、あやぴーはチョコレートアイスを頼んでいた。自家製でとってもおいしそう。栗とるいぱぱは若いウエートレスさんにジョークを言って笑わせていた。楽しい一日だった。帰の車ではあやぴーは爆睡状態。エネルギーを使い果たしたからに違いない。。。(笑)

 

 

213(マントンのレモン祭り)

 

今日は朝方は曇っていたが、昼近くになると青空が戻ってきた。あやぴーと二人、電車に乗ってマントンのレモン祭りに出かけることにする。車窓から見える海岸線はいつものように美しく、遠足気分で盛り上がった。

 

マントン駅からレモン祭りの会場まではすぐそば。最初に見つけた窓口でチケットを購入し、さっそく中に入った。レモンやオレンジを使った彫像はやはり見事。「すごいね〜!」と大興奮だった。しかも、平日だったからか人が全然いなくて、一つ一つゆっくり見ることができたのはうれしかった。今年のテーマは「世界のカーニバル」だそうで、ベルギーや、フランス北部のダンケルク、ヴェネツィアやニース、リオと言った、有名なカーニバルをモチーフにした彫像がたくさんあった。お花もふんだんに使われているので華やか。

 

あやぴーはヴェネツィアのコーナーにある白い鳩に興味津々だった。確かに本物と間違えそうなくらい良く出来ている。また、仮面をつけた「白雪姫」がいること、そして、正面入口の噴水のそばには「美女と野獣」の「ベル」がいることを発見。さすがディズニ−・プリンセス好きだと感心した。

 

栗から「あやぴーを見失わないように気をつけるんだぞ。」と言われていたのだが、人がいないので気をつけるも何もない。あやぴーは私が写真を撮る横で、水を触ったり、花を触ったりして楽しそうに遊び、「ママ、それはさっきもう写真撮ってたよ。」とアシスタント係も務めてくれた。その後、「私も写真撮りたい!」と言うので、デジカメを貸してあげた。せっかくなので私の顔を写してもらう。なかなか良く撮れていたので驚いた。

 

「さ、さ、お茶しよう。」とあやぴーに促されて会場を後にする。向かったのはマントンに来る時は必ず立ち寄ることにしているイタリアン・カフェ。あやぴーはオレンジジュース、私はサン・ぺリグリーノを頼んだ。あやぴーは持参したバッグからお絵かきセットを取り出すと、早速絵を描き始めた。このカフェで働いている人はみんなイタリア人。店内を飛び交うイタリア語にあやぴーも興味を示していた。また、店内のオブジェのローマ字を読み、意味が理解できると目を輝かせた。

 

トイレを済ませた後、「そろそろ家に帰りたい」と言うので、カフェを出て駅に向かった。早く着きすぎてしまったので、ホームのベンチに座って待つことにする。日本人観光客の方と目があったので、私があいさつをすると、「ママ、知ってる人?知らない人としゃべっちゃダメなんだよ。」と大声で言うので(もちろん日本語)、相手の方が恐縮してしまった。そこで、相手の方には普段知らない人には話しかけないよう教えていることを説明し、あやぴーには、私は大人だから挨拶をして良い人とそうでない人の区別ができること、私が一緒にいる時は日本の人に会ったらちゃんと「こんにちは。」と言うようにと教えた。どこまでがOKで、どこまでがダメなのか、微妙な感覚を教えるのは難しいと改めて思った。

 

帰りの電車ではイギリス人の親子連れと一緒になり、おしゃべりをして帰ってきた。あやぴーは週に一回学校で英語を習っているのだが、恥ずかしがって一言も英語を話さなかった。イギリス人の女の子も学校でフランス語を習っているそうなのだが、やはり恥ずかしがって一言もフランス語を話さなかった。イギリス人親子にお別れして電車を降りると、今度は近所に住むイギリス人のミッシェルにバッタリ出会い、一緒に帰ることにした。楽しいお出かけだった。

 

 

215(花のパレ−ドとお誕生日会)

 

午前中は家でのんびり過ごし、お昼ご飯を食べてから「花のパレード」を見に行った。あやぴーが仮装していきたいと言うので、私が作った簡単な衣装を着させることにした。自分のお小遣いで買った仮面もつけて大喜び。すれ違う人、すれ違う人に、「おお〜っ!かわいいねぇ。」「素敵な衣装だねぇ。」と声をかけられて恥ずかしそうにするあやぴー。バスの中でもやはり仮装している男の子がいたので、何となくホッとした。花のパレードで仮装する人はあんまりいないような気がしたから。。。(注・・・会場に入ったら、子供はもちろんのこと、大人でも仮装している人が結構いた。)

 

マセナ広場でバスを降りると、日本人の団体さんがいて、みんなの視線が一斉にあやぴーに移動した。「あら〜!」と言っているおばさんもいる。あやぴーはまたまた照れてしまい、横を向いてしまった。せっかく歩行者天国にいるので、パン屋さんをしている友達に衣装を見せてあげようと顔を出したのだが、あやぴーは「恥ずかしい。」の一点張りで、遠くからあいさつするだけに終わった。せっかくだからお茶でも飲んでいこうかとも思ったのだが、あやぴーが早く行きたいというので、会場に入ることにした。しかし、それで正解だった。入口も中もすごい人で、なかなか前に進めなかったのだ。

 

今年は指定席のチケットを買った。最前列の席が売り切れで二列目だったのだが、どの席も見事に人で埋まっていた。隣の列に仮装した若い女の子達の集団がいて、異常な盛り上がりを見せていた。それを見た私の席の後ろのおばさん軍団、負けじとウエーブを始めた。みんな楽しそう。寒いけど寒さを感じないほどの熱気だった。

 

パレードはいつものように「ミス・ニース」を乗せた山車から始まる。花で飾られた山車はやはりとてもきれいで、周りを囲む馬の仮装をしたダンサー達も素敵だった。花の山車には一人か二人若い女の子や男の子が乗っていて、彼らの衣装もカラフルで楽しい気分にさせてくれるものだったし、山車と山車の間のパフォーマンスも見事だった。先日のサン・ラファエルのミモザ祭りで見かけた人達もいたが、昨年同様大きなバルーンを操る人たちや(今年は人の顔やドラゴンと言った風にオブジェは変わっていた)、空飛ぶ飛行船、花を形どったオブジェをつけながら踊る人達、バロック調の衣装を身につけた人達、アメリカ海軍をパロッた老紳士のパフォーマー軍団、様々な種類の音楽隊などなど、どのシーンも見逃せないものだった。

 

二周目に入ると、観客席に向かって花が投げ始められた。ここからが勝負。「花のパレード」のフランス語名は「Bataille de fleurs」、「花の戦い」という意味である。昔は山車に乗る人達と観客の間で花の枝を持ちながら戦うというものだったらしいが、今では「我こそは。」と花を奪い合う観客間での戦いと化している。私達はこの後出かける予定があったので、今日は花をもらわなくてもいいと思っていたのだが、左右からあまりにも押されるために、競争心に火がつき、参戦することにした。前のおじいさんが良い人で、いくつかお花をくれたこともあるが、花束ができるほどたくさんもらうことができた。あやぴーは蘭の花に大喜びだった。(それは私の顔にめがけて投げられたもので、鼻にぶつかって痛かった。涙)

 

午後4時頃パレードが終わると、早々に出口に向かい、旧市街からお誕生日会の会場を目指した。歩いた方が早いので歩き。お誕生日会は