あやぴーの成長日記

20051(55ヶ月)

 

 

(「猫を描いて。」とリクエストしたら、こんな絵になりました。)

 

 

 

13(幼稚園開始)

16(トイレ)

19日(家族ガレット・トリスタン9ヶ月)

111(またまたガレット)

114(チャリティー・バザー)

117(初給食が決まる)

121(初めての給食)

128(高熱)

131(幼稚園休み)

 

 

 

13(幼稚園開始)

 

二週間の冬休みを終え、再び幼稚園が始まった。朝あやぴーを送っていくのはいつも栗の役目なのだが、月曜日だけは私と決まっている。その足でステップ・エアロビのクラスに行くからだ。あやぴーは特にぐずることも、不平を言うこともなく幼稚園に行き、「じゃ。」と言って淡々と教室に入っていった。私は知り合いのお母さん達と新年のあいさつや冬休みの報告をした後、エアロビのクラスに向かった。

 

お昼前に迎えに行くと、担任の先生から「あけまして!」とあいさつされた。冬休み前に先生から日本語の新年のあいさつを紙に書いてきてほしいと言われて、それを渡した時に発音も一緒に教えてあげたのだが、「おめでとうございます」の部分は覚えきれなかったらしい。。。

 

先生のあいさつを聞いたからか、ママにコートを着せられていたクラスメートのソフィーが、私に向かって「あけましておめでとうございます。」と日本語で言った。フランス人の子供の口から日本語が出てくると、驚くけれどやっぱりうれしい。「あら、ソフィー、すごいじゃない!長いあいさつなのによく覚えられたわねぇ。発音も完璧よ!」と誉めてあげると、ソフィーとソフィーのママがにっこり笑った。あやぴーのクラスには外国の血が入った子供が何人かいる。今朝は各々の国の新年のあいさつを学んだらしい。担任の先生は後ろからニラニーのママが来たのを見ると、スリランカ語で新年のあいさつをした。ニラニーのママは頷きながら笑っていた。年末に起こった大惨事を知ったとき、クラスの父兄の誰もがニラニーのことを思ったようで、ニラニーのママに親戚の安否を尋ね、お悔やみと励ましの言葉をかけていた。

 

お昼ご飯には、サンドイッチの具をテーブルに用意し、あやぴーと二人で自分の好きなようにバゲット・サンドを作った。冬休みには一度も食べなかったので、あやぴーはとても喜んで、よく食べてくれた。

 

食後は私が洗濯物を干しにお庭に出ると、あやぴーもついてきて、しばらくお庭でおままごとをしていた。私が家の中に戻ると言うとおままごとを止めて一緒に家の中に入り、絵を描きたいと言った。テーブルに絵の具セットを用意すると、あやぴーはキッチンペーパーの芯に色を塗り、その後筆拭き用の布にも絵を描き、あっという間に幼稚園に行く時間になってしまった。

 

途中でニラニー達と会ったので一緒に幼稚園まで行った。家に戻り、掃除をしつつ、のんびり息抜きをしていたら、あっという間に夕方のお迎えの時間。あわてて幼稚園に行くと、まだ門は開いていなくて、フランソワのママのナタリーに会い、門が開くまでフランソワの妹のジャンヌと一緒に遊んだ。

 

帰りはいつものように近所のナタリーとクリスティーヌ(&娘(年少組のマイリー))とおしゃべりしながら歩く。あやぴーは途中までニラニーとニラニーの弟ラグナンと走り、二人と別れると、私達と合流し、フランソワとしゃべりながら歩いていた。途中でフランソワの妹ジャンヌが「あやー、あやー」と手を出しながらあやぴーに声をかけた。「手をつないでもらいたいみたい。」とナタリーが言うと、あやぴーは自分の手を出してジャンヌの手を握った。ジャンヌ大喜び。まだまだ小さいと思うあやぴーだが、1歳半のジャンヌを横にするとずいぶんお姉さんに見える。しかし、このお姉さんはまだ忍耐力がないので、たった3分ほどでジャンヌの手をほどき、フランソワを追いかけて走って行ってしまった。。。(汗)

 

急にUターンして戻ってきたあやぴー。「ママ、フランソワがおうちにおいでって言ってるんだけど。」と聞いてきたので、「家に行くかどうか決めるのは、フランソワじゃなくて、フランソワのママだよ。」と答えると、あやぴーはフランソワのママのところに行って、フランソワと共に直談判し、騒がないことを約束にフランソワの家に行くことが決まった。おじいちゃんとひいおばあちゃんが来る予定になっているというので、私は遠慮し、ナタリーにあやぴーを頼んだ。

 

本当はあやぴーと二人でパロラおばあさんの家に年始のあいさつに行く予定だったのだが、一人になってしまった。しかし、予定通りあいさつに行くことにした。おばあさんはクリスマス前の白内障の手術はうまく行ったのだが、転んで肩の骨にヒビが入ってしまい、利き腕が使えないという。「掃除は人が来てくれるし、食事も配送サービスに頼んでいるから不自由はしていないんだけど、手が使えないとやることがなくてねぇ。」と言い、訪問を喜んでくれた。紅茶をごちそうになり、長いことおしゃべりをしてから、家に戻る。夕飯の準備をしていたら栗が帰ってきた。そしてしばらくするとナタリーから電話が入り、子供達が全く騒がず、特にあやぴーは良い子にしていたと言うことを聞いた。

 

栗があやぴーを迎えに行き、お風呂に入ってから夕飯。夕飯後はフランス語の勉強。今日担任の先生から、「あやぴーが自分の名前を筆記体で上手に書けないから家で練習させてほしい。」と言われていたのだ。栗があやぴーと一緒に筆記体の勉強した後、今度は毎日のお約束であるひらがなとカタカナの練習。冬休みは一度も勉強しなかったので、カタカナはほとんど忘れたんじゃないかと思っていたが、それほどは忘れていなかったので安心した。私のエアロビも再開が辛かったが、あやぴーに取っても新学期の始まりはそうであったに違いない。時間になるとおとなしく浴室に向かい、歯を磨き、トイレを済ませ、自ら進んでベッドに向かった。

 

 

16(トイレ)

 

夕方寄り道をせず、幼稚園からまっすぐ帰ってくる日は、家に着いたらすぐに平仮名とカタカナを書くことになっている。「じゃ、やろうか。」と声をかけると、「待って。今日は自分の部屋で勉強する。」とあやぴーが言った。どこで勉強しても同じことなので、本人の意思に任せることにした。終わったら私に見せると約束させ、私は上の階、あやぴーは下の階へと別れた。

 

しばらくすると、「ママ〜、「い」がわかんない。忘れちゃった!」という叫び声が聞こえてきた。あやぴーの部屋に入ったが、誰もいない。びっくりして、「あやぴー、どこに隠れてるの?」と周りを見渡しながら聞くと、「トイレだよー。」という返事。あわててトイレのドアを開けると、あやぴーが便器に座っていた。ノートとペンを手にしている。「あのね、平仮名は全部終わったの。カタカナを書き始めたんだけど、「イ」でつまずいちゃって。」と言う。まるで昔からトイレで勉強をするのが当り前みたいにしゃべるあやぴーに思わず笑ってしまった。

 

「ねえ、トイレをしながらだと落ち着かないんじゃない?終わってからにすれば?」と声をかけたのだが、「いや!ここがいいの!」と言い張る。いちいち呼び出されてはかなわないので、トイレの中にカタカナの本を持ってきてあげることにした。便器の前に小さな椅子を置き、その上にカタカナの本を広げると、あやぴーは大喜びした。これを見れば全部書けると張り切っている。「終わったら声かけなさいよ。ママがお尻拭くからね。」と言い残し、私は先に出た。トイレ好きなのはフランス人の血に違いないと思いながら。。。

 

ポカテラおばあさんから電話が来た。フランソワが遊びに来ているのだが、あやぴーの家に行きたいと言っているので連れて行って良いかとのこと。幼稚園からの帰り道、フランソワがうちに来たいと大泣きしていたことを思い出した。フランソワのパパはダメだと言っていたけどいいのかなぁと思いつつ、ポカテラおばあさんが良いと言うならといいかと思って引き受けた。しばらくすると玄関先で声がしたので、門の鍵を開けに出た。ポカテラおばあさんとフランソワである。フランソワはいち早く靴を脱いで家の中に入り、ポカテラおばあさんは門に立ったままで話し始めた。

 

すぐにフランソワが戻ってきた。あやぴーがいないと言う。「そんなわけないでしょう。あやぴーの部屋にいるってば。」と言ったのだが、「いないよ。本当にいないんだよ。」と真剣な顔で訴えてくる。ポカテラおばあさんを帰し、私はフランソワの後についてあやぴーの部屋に向かった。

 

フランソワがあやぴーをトイレで発見した。「Bonjour, Francois !(ボンジュー、フラソワ!)」と片手を上げて明るくあいさつするあやぴーに私達はあ然とした。フランソワは女の子のトイレ姿を見てしまったということで驚いたのだと思うが、私はそうではない。あやぴーがトイレにいることをすっかり忘れていた自分がショックだったのだ。家の中だったからいいようなものの、忘れっぽいにもほどがある。。。

 

フランソワをトイレの外に出し、あやぴーのお尻を拭いた。パンツとズボンを履くと、本人は元気にフランソワと遊び始めた。いつのまにか洋服からドレスに着替えていたが、それほど部屋は荒らさずに遊んでくれた。6時半頃ポカテラおばあさんが迎えに来て、フランソワは帰っていった。

 

あやぴーを寝かせた後に栗に今日の話をしたら、「なんで子供がトイレにいることを忘れるんだよ!」とやはり突っ込まれた。そして、フランソワのパパがダメだと言った日は、ポカテラおばあさんのお願いだろうとフランソワを家に呼んではいけないと注意された。確かにそうだ。自分が逆の立場だったら納得いかない。もっと考えてから行動しなくちゃダメだと深く反省した一日だった。シュン。。。(涙)

 

 

19日(家族ガレット・トリスタン9ヶ月)

 

今週は、恒例の土曜日ではなく、日曜日のお昼にお義父さんの家で食事をした。お茶の時間に弟家族も合流して、みんなでガレットを食べることになっていたのだ。エピファニー(公現祭)を祝ってガレットを食べるという風習はフランス独自のものらしい。毎年1月の第一日曜日に祝うのがしきたりだが(今年は12日)、毎年1月中は何度も食べることになる。私達も2日に家族でお祝いしてから、もう数え切れないほど食べているのだが、お義父さんが買うケーキはいつもおいしいので、ちょっと楽しみ。

 

「ガレットは二つあるからね。一つは食後のデザート用。もう一つは弟達が来た時用。」とお義父さんが笑った。ガレット・デ・ロワと言うと、パイ生地にアーモンドプードルが入ったクリームが挟まったものが主流だが、南仏では王冠型をしたブリオッシュに果物の砂糖漬けを乗せたものも人気がある。生粋のニースっ子であるお義父さんの頭の中には、「ガレットと言えばブリオッシュ」という回線が出来上がっているので、「ブリオッシュを二つも食べるのかぁ。。。」と、ちょっと心配になった。

 

食事を終えて、ブリオッシュを切り分けた。おいしかったが、たくさん食べさせられておなかいっぱい。コーヒーを飲みながら新聞を読む。お義父さんは相撲が大好きで、ケーブルテレビで九州場所を毎日楽しみに見ているのだと話してくれた。

 

2時になると、弟夫婦がトリスタンを連れてやってきた。「今日はニュースがあるのよ〜。」とアポちゃんがトリスタンを抱っこしながら近づいてきた。トリスタンの口を開けて見せてくれたのだが、下の歯が一本出てる!「うわ〜、やっと出たんだねぇ。よかった、よかった。」と盛り上がった。早速トリスタンを抱っこさせてもらい、弟とアポちゃんはコートを脱いでテーブルについた。

 

お義父さんが大きなガレットを持ってきて、みんなに切り分けた。おなか一杯だったが、全く手をつけないのは悪いかと思って、一番小さいのを一緒に食べることにした。トリスタンは「あーあー」「うーうー」さまざまな音を出す。床に座らせようとしたら嫌がって、そのうち動き出した。両手を握ってあげると、ひざを上下してトレーニングを始め、それからパタパタ廊下を行ったり来たり。お義父さんの家が珍しいのか、目の視線に入るものはみんなとりあえず触ってみる。トリスタンは延々と歩きつづけ、段々腰が痛くなってきた()。床の上に置いたブランケットに座らせようとしたが、座ってくれない。アポちゃんに腹ばいにさせればいいよと言われたのでそうすると、大声で泣き出してしまった。大きな目で私の方を見ながら泣くので、罪悪感。。。(汗)

 

その後、しばらくアポちゃんにトリスタンを戻したのだが、やっぱり可愛いので遊ぶのに付き合ってあげた。腰痛は翌日まで続いた。。。(汗&笑)

 

 

111(またまたガレット)

 

火曜日。明日は水曜日で幼稚園がないため、夕方にポカテラおばあさんの家に集まり、みんなでガレットを食べようとナタリーと決める。ナタリーがポカテラおばあさんに連絡してくれることになった。ガレットはナタリーと私が持参することも言っておいてもらう。

 

午後あやぴーを幼稚園に送りに行った後にガレットを買いに行った。ナタリーはへーゼルナッツが乗ったブリオッシュを買うと言っていたので、私はフルーツの砂糖漬けが乗った普通のブリオッシュを買うことにした。夕方はバタバタしそうだったので、早目にガレットをポカテラおばあさんの家に持っていくことにし、ブザーをならした。

 

「おばあさん、今日は私がフランソワとあやぴーを迎えに行くの。バタバタしそうだから、先にガレットを置いていくね。」とテーブルに近づくと、ガレットがあるではないか。しかも二つ!「ちょっと、これって!?」と聞くと、「あたしも二つ買っておいたんだよ。」とおばあさんが答えた。「えっ、でも、ナタリーと私がガレット持って来るって言ったじゃん!」と言ってみたのだが、おばあさんは当然動じない。「そうだったっけね。でも、みんなで食べちゃえばいいんだから。」と笑った。おばあさんはナタリーの家で集まるのかと思っていたので、「違う、違う。みんながここに来るんだよ。」と訂正しておいた。先に寄ってみて良かった。。。()

 

夕方、まずあやぴーを迎えに行ってから、フランソワの教室に向かった。フランソワは「友達のテオとルカを待つ。」と言って、幼稚園の門から動こうとしなかったが、「今日はダメ。みんなおばあさんの家で待ってるから、早くして。」と何とか歩かせた。すると、後ろからフランソワの友達が走ってきて、フランソワもその子と一緒に走って行ってしまった。ひえ〜っ!(汗)。「フランソワ、そこで止まりなさい。道を渡っちゃだめよ!」と叫ぶ。幸い、止まる場所は心得ていたようで、おとなしく待っていてくれた。「人の子はやっぱり気を遣うね〜。冷や汗かいたよ。」と一緒に歩いていたクリスティーヌ&マイリー母娘と話した。その後、あやぴーとニラニーも走り出し、そこにフランソワとニラニーの弟ラグナンも加わった。子供は本当に元気が良い。。。()

 

クリスティーヌにもガレットを食べに来ないかと誘ったのだが、あいにく今日は予定があるとのことで、また別の機会を設けようということになった。お別れを言っているところに、ナタリーがやってきた。フランソワの妹のジャンヌを連れている。「ママ!」フランソワが喜びの声をあげた。ナタリーはフランソワの頭をなでてから私の方に向き直り、「フランソワ、どうだった?いい子にしてた?」と聞いてきた。「うん、いい子にしてたわよ。元気よく走ってたし。」と言うと、ナタリーの表情が変わった。走ってはいけない決まりだったらしい・・(汗)。ナタリーはその場でフランソワを叱り、私は申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまった。余計なこと言わなきゃよかった。フランソワが全然気にしていない様子だったのが救いだった。

 

ポカテラおばあさんの家には既に友達のマリーズおばあさんと、近所のカラチおじいさんも来ていた。テーブルには大きなガレットが四つ。まずはポカテラおばあさんが買ってきたアーモンドプードルベースのクリームが詰まったパイ生地のガレットを切り分けた。目をつぶったフランソワとあやぴーが「このガレットはママ」「今度はマリーズ」と言う風に、交互に指名していった。子供達はりんごジュースを飲みながら、大人は紅茶を飲みながらガレットを頂く。フェーブと呼ばれる小さな人形はナタリーのガレットに入っていた。フランソワは「ママが女王だ!」と大喜び。その後、私が買ってきたフルーツの砂糖漬けが乗っているブリオッシュ型のガレットを切り分けて、しゃべりながらみんなで食べ、次はナタリーが買ってきたへーゼルナッツが乗ったブリオッシュ型のガレットを食べた。

もうおなかいっぱい。「最後の一つはとっておけば?」とポカテラおばあさんに言ったのだが、おばあさんが「いま食べる。」と言い張るので、薄く切ってもらって味見程度に食べた。

 

フランソワとあやぴーはガレットに飽きたようで、キッチンに移動してテレビを見ていた。夕方はお気に入りの科学番組を見るのがフランソワの日課なのだ。時々フランソワはママに番組の報告をしに来たが、わが娘あやぴーは一度も顔を出さなかった。フランソワの妹ジャンヌ(17ヶ月)は大人のそばにいて、小物でおとなしく一人遊びをしたり、一人で歌ったり踊ったりしていた。かわいい。

 

辺りが暗くなってきたので、6時半頃においとますることにした。ポカテラおばあさんがガレットの残りを二つに分けて、ナタリーと私に持たせてくれた。楽しい集まりだった。

 

 

114(チャリティー・バザー)

 

破壊的な被害を受けた東南アジアの国々への募金のため、幼稚園でチャリティー・バザーが開かれた。バザーと言っても、売るものはおやつ。父兄がお菓子を持参して、それを夕方のお迎えの時間に売ると言うもの。私は販売のお手伝いをすることになっていたので、少し早目に幼稚園に行った。

 

入口のホールには既にたくさんのお菓子が並んでいたので、もう一人のママさんと一緒に切り分ける作業をした。1切れ1ユーロで販売する。あまり大きく切らないようにという園長先生の指導のもと、私達は次々とケーキを切っていった。いっぱい売れば、いっぱいお金が入るから。

 

段々と人が集まってきたので、いよいよ接客を始めた。注文を受けたケーキを紙皿に盛り、アルミホイルをかけて渡す。お金を受け取って、箱の中に入れる。次の人の注文を受けて、また紙皿に盛り、アルミホイルをかけて渡す。お金を受け取って、箱の中に入れる。後で取りに来るという人の分は、横のテーブルに置いておいた。結構な勢いなので、このままではケーキがなくなってしまうかもしれない。本日有給休暇でお休みの栗に、早く幼稚園に来るように電話を入れた。

 

ようやく落ち着いたので、自分用のケーキを取り置きしておくことにした。すると、背後から「売り子さんが先に取っちゃっていいんですか?」という声を聞いたので、ギョッとして後ろを振り返ると、それは栗だった。「んも〜っ!誰かと思ったじゃない!」と笑い、手が空いているうちに買っておくのだと説明した。飛ぶように売れているリンゴのタルト、チョコレートのケーキ二種類をお皿に入れたところで、ケーキを持参した父兄が続けて現れた。急いで自分の分を精算して、横のテーブルに置く。新しいケーキを切り分けてから、接客を再開した。

 

年中のクラスに息子がいるアジア系の女性が、フランス人のご主人と一緒にネム(揚げ春巻き)がたくさん入った大皿を抱えて持ってきた。おいしそうな香りに「おおお〜っ!」というどよめきが上がる。持ち帰り用の袋も持参するほどの用意周到ぶりに一同感激。おばあちゃんが作ったというネムは飛ぶように売れた。「今晩のおかずに」と言って、たくさん買う人もいた。

 

教室から次々と子供達が現れて、おやつのテーブルがますますにぎやかになってきた。「TOMO!」と呼ばれたので顔を上げると、ナタリーが立っていた。「TOMOは何を作ったの?」と聞かれたので、白い箱に入っているリンゴのケーキだと答えた。友達くるみさんの日記で見たレシピ。オリーブオイルを使っているのが特徴である。ブルーベリーがなかったので、代わりにお庭のライムを絞り、皮をすって入れてみた。ナタリーは「せっかくだからTOMOのケーキを一切れ、それとチョコレートケーキを一つと、、、」と家族の分ケーキを買い、ご主人のおやつ用に揚げ春巻きも買ってくれた。「ナタリーのケーキはどれ?」と聞くと、リンゴのタルトだという。これまでの一番人気!私もお取り置きしていることを伝えた。

 

いつのまにかあやぴーが私の横に立っている。「あやちゃんも、フランソワと同じチョコレートケーキがほしい!」とうるさい。「取り分けてあるから。」と言っても、「早くくれないと、なくなっちゃうよ〜。」と泣きそうな声で言うので、お取り置きしていた紙皿にアルミホイルをかけて栗に手渡し、先に帰っていてもらうことにした。しばらくすると、ナタリーがフランソワを連れてまた戻ってきた。チョコレートケーキを2切れ買った後、「TOMOのケーキ、おいしかったわよ!」と言ってくれたので、うれしかった。

 

たくさんあったケーキはいつのまにか減っていて、人も少なくなってきた。おやつバザーを開催すると聞いた時は、「親が売って親が買うなんていう面倒くさいことはしないで、募金を頼んだ方がはやいんじゃないか。」と思っていたが、予想以上の反応だった。たくさん買う人もいたし、「1つだけよ。」と親に言われてどれにしようか一生懸命考えていた子もいた。和気あいあいとした雰囲気を感じ、手伝いに来て良かったと思った。みんなが帰った後、ケーキのお金とは別に設置した募金箱を開けると、いくつかの小切手が入っていた。「冷たい」とか「自己中心的」とよく言われるフランス人だが、決してそんなことはないと再確認した。本日の収益金は全てユニセフに渡される。少しでも子供達の役に立てますように。。。

 

 

117(初給食が決まる)

 

高校時代の部活の友達が仕事でカンヌに来る。金曜日のお昼にニース空港に着くので、一緒にランチをしないかと誘われた。友達は責任のある職についた会社員なので、帰省中もなかなか会う事ができない。彼女の空いている時間は夜か週末しかなく、子連れの私が空いている時間は平日の日中。夜は出れないし、週末は家族と過ごすことを最優先にしているので出かけられない。時間が合わないのである(涙)。友達は本当はカンヌに行くところ、逆方向のニースに来てくれるという。その好意を無駄にしたくないし、次いつまた会えるかわからないから会っておきたい。だけど、問題が一つあった。それはあやぴーがお昼ご飯を家で食べると言うことだった。

 

フランスでは給食を取らない子供は、午前11時半頃に一旦家に帰り、お昼ご飯を食べてから、また午後一番で学校に戻る。栗自身、給食を食べた経験がなく、ずっと家でお昼ご飯を食べていたため、「自分の子供も家で食事をさせてあげたい。」という希望があり、私もそれを支持している。お昼に2時間あるとあやぴーと二人でゆっくり日本語が話せるし、一息入れられるだろうし、何をどのくらい食べるか私自身の目で見ることができる。何度も送り迎えするのは面倒くさいと思うときもあるけど、子育てはそういうものだ。面倒は避けて通れない道なのだ。

 

しかし、あやぴーを午後幼稚園に送っていってから、友達と待ち合わせするとなると、私が行ける時間は午後2時。早く見繕っても午後145分。ランチの時間にはちょっと遅い。あと15分何とかできたらと考え、幼稚園の園長先生に、例外的にあやぴーを早く幼稚園に送っていくことを許可してもらえないかどうか聞いてみることにした。午後120分の代わりに1時に送っていけば、1時半には待ち合わせができる。そうすれば、あやぴーに取ってもあまり変化がないし、友達もそれほど待たないで済む。双方に良いと思ったのだ。

 

お昼ご飯を食べ終えてから、あやぴーを幼稚園に送っていき、園長先生に早速聞いてみた。先生は困った顔をしながらも、「本当はダメなんだけど、一回きりということで、あなただから許可するわ。」と言ってくれた。でも、その後に、「どうしてダメかと言うとね、保険の問題があるからなの。あやぴーは良い子だから、何の問題もないとは思うけど、万が一事故があったら、幼稚園の規定時間外ということで、保険が適応されないの。だから個人的にはお勧めできないんだけど。。。」と言うセリフが続いた。

 

保険の問題については全く考えていなかったので、驚くと同時に、先生の言うことはもっともだと思った。たかだか20分のことではあるが、万が一なにかあったらやはり困る。それに、園長先生にそこまでのリスクを負わせることもどうかと思う。私は考え直すことにした。「わかりました。私にとっても、一番大切なのは子供の安全なので、無理はお願いせず、やはり規則通りの時間に連れてこようと思います。自分の方の都合を変えれば良いことなので。。。」と言いながら、友達には申し訳ないけど、少し待っててもらうことになりそうだと思った。すると、先生が「あ、待って!」と言った。何か思いついたようである。

 

「そうだわ!給食を取っている子はお昼休みの間も保険が適応されるから、あやぴーがその日給食を取ればいいんじゃない?私もその方が安心だし。」と話し始めた。給食!?思ってもいなかった答えが返ってきて驚いた。あやぴーの幼稚園は非常に小さな幼稚園なので、給食はフルタイムの共働きの家の子のみと決まっている。仕事ならともかく、私用のためだから気が引けた。「いいんですか?」と聞いてみると、「大丈夫よ。一日のことなんだし。」と先生が言った。「あやぴーはこれまで一度も給食を取ったことがないでしょう?彼女にとっても良い経験になると思うわよ。」と先生はかなり乗り気だったのだが、私は「ご配慮に感謝します。一応主人と相談したいので、返事は夕方まで待って頂けますか?」と答えた。先生は私をからかうように、「あら!ご主人に許可を取らないといけないわけ?給食だとあやぴーがひもじい思いをするとでも思ってらっしゃるの?」とわざと憤慨したような振りをした。「いやいや、そんなことはないんですが、うちはどんなことでも二人で相談してから決めるし、夫はちょっと保守的なところがあるので。。。」と弁解すると、先生だけでなく、横にいたミッシェル(年少組の副担任)も笑った。みんな栗がマメなお父さんだと言うことをよく知っているのだ。

 

家に帰ってきてから栗の職場に電話をかけた。栗も栗であれこれ考えていてくれて、労働超過時間がちょうど2時間あるから、その時間を利用してお昼に家に戻り、自分があやぴーにご飯を食べさせようと思っていたらしい。給食の話をしたら、ちょっとがっかりしていたようだった。しかし、私達は自分達で決めるのではなく、あやぴー本人に聞いてみるのが一番良いのではないかという結論に至った。あやぴーが給食を食べたければ給食、家が良ければ栗が一旦お昼に家に戻って二人でお昼ご飯ということだ。

 

夕方のお迎えに行ったとき、すぐあやぴーに聞いてみた。「あやぴー、金曜日、ママお出かけしないといけないから、お昼ご飯をどうするか考えないといけないの。給食を食べる?それとも、パパと一緒に家で食べる?」と聞くと、あやぴーはすぐさま「給食!!!」と叫んだ。「ママ、私、給食が食べたい。ソフィーも給食だから、一緒に食べれるし。」と大喜びである。(注・ソフィーと言うのは最近あやぴーが一番仲良くしている女の子。ニラニーはウィッサルの親友になったのだそうだ。)

 

話は決まった。あやぴーを連れて園長先生が担任をしている年中組のクラスに行く。「先生、あやぴーに聞いたところ、給食が良いと言うので、金曜日はどうぞよろしくお願いします。」とあいさつした。先生は「任せておいて。何の心配もありませんよ。」と言い、あやぴーに「金曜日が楽しみね。」とウインクした。給食費は2,68ユーロとのこと。350円位だろうか。安くて驚いた。(が、日本の給食はもっと安いと後で知った。笑)

 

帰宅した栗にあやぴーが給食を選んだことを報告すると、栗はがっかりしつつも、「あやぴーにとって良い経験になる。」という意見に頷いていた。「まぁ、お昼にあんまり食べなかったとしても、夜ご飯で埋め合わせればいいんだしね。」とちょっと不安もある様子。「あやぴー、給食だと一日が長いよ。朝8時半から夕方までずっと家に帰れないけど、本当にそれでもいいの?」と聞き直していた。余計なことを、、、と思ったが、あやぴーはしっかりと答えた。「大丈夫。私、ソフィーと遊ぶから。」こうして、あやぴーの初給食の日が決まった。

 

 

121(初めての給食)

 

今日は初の給食である。夕方に教室まで迎えに行くと、あやぴーは元気いっぱいで、そのせいか、結んだ髪の毛がぐちゃぐちゃに解けていた。。。「給食どうだった?」と聞くと、「うん、どうだった。」という答え。相変わらず、「どう」という質問には答えられないようだ(汗)。質問を変えて、「何食べたの?」と聞いたら、「忘れた。」とそっけなく言われた。忘れたって、そんなわけはないでしょう・・(涙)。

 

あやぴーは紙袋の中に幼児雑誌が入っていることを目ざとく見つけ、私が注意するより早く、それを引き出した。早速パラパラと雑誌をめくる。後ろから来たクラスメートが「それなに?それなに?」とあやぴーを囲んだ。日本の幼児雑誌はフランスの子供にとっても魅力的に写るようだ。(朝子、ありがとう!)

 

幼稚園の入口でコートを着せていると、昨年副担任だったロレットがいたので、初給食は大丈夫だったか聞いてみた。「大丈夫、全然問題なかったわよ!」と言われたので、ホッとした。担任の先生も後からやってきた。あやぴーが手に持つ雑誌を見て驚いている。「これ、あやぴーが読むの?日本語が読めるなんてすごいなぁ。今度クラスで発表してよ。」と言われて、あやぴーは恥ずかしがりつつも、こっくり頷いていた。今日の午後はクラスメートのマレバと人形劇を披露したそうで、創造性にあふれた楽しい即興劇だったと先生からお誉めの言葉を頂いた。


 幼稚園を出てからも、幼児雑誌に夢中なあやぴー。表紙に描かれたプリキュアが気に入ったようだ。階段を上りながら、もう一度「今日は何食べたの?」と聞いてみた。答えがないので、校門に貼ってあったメニューを暗誦してみた。前菜が「Mimolette(ミモレットというオレンジ色のチーズ)、Salade IcebergIcebergという種類のレタスのサラダ)」、メインが「Omelette francaise aux petits pois(フランス風グリーンピースのオムレツ) 」、そしてデザートが「Tarte aux pommes(リンゴのタルト)」。「うん、うん。」と頷いて聞いていたあやぴーが、デザートのところで「違う!」と言った。「あのね、リンゴのタルトじゃなくて、クレープだったの。砂糖がかかったクレープ。」だそうなのだ。どうやらメニューに変更があったらしい。

 

あやぴーはようやく話す気になったのか、仲良しのソフィーの隣で食べたこと、テーブルには他にマレバとウィリアムがいたこと、年中組は年中組、年長組は年長組とテーブルが分かれていること(=年中組のフランソワは年中組の子達と食べていたこと)、給食の前に外で遊ぶことなど色々話してくれた。「全部食べれたの?」と聞くと、全部食べたと言う。好き嫌いはあまりないが、味にはうるさいところがあるし、受け付けないものだと絶対食べないので心配だったのだが、どうやら本当に大丈夫だったらしい。「給食、また食べたい?」聞くと、「うん!」と言う元気な声がすぐに返ってきた。「もう二度と給食には行きたくない!」と泣かれたらどうしようかと思っていたのだが、その心配は全く無用だった。

 

家に帰って、いつものように平仮名とカタカナを書いた後、あやぴーにせがまれて幼児雑誌の付録を作ることになった。プリキュアのおしゃれセット。作業が細かいの何のって、不器用な私は泣きそうだった。日本のお母さんは(そしてアイルランドのfairyちゃんも)こういうのを毎月作っていると思うと、本当に尊敬である。あやぴーは紙で出来た指輪やらネックレスやらブレスレットをジャラジャラつけてご満悦。最後の大作おしゃれバッグが出来上がったので栗に見せたら、「おおお〜っ!」と驚き、「さっきからブツブツと文句言ってんな〜と思ったら、このせいだったのか。こりゃ〜、大変なわけだ!」と笑っていた。

 

お風呂と夕飯を終え、食後にあやぴーが幼稚園から借りてきた本を栗が読んであげた。ふと思い出したように、「そういえば、今日、給食で何を食べたの?」と栗があやぴーに聞いた。すると、あやぴーはペラペラと答え始めるではないか!「チーズとサラダ。オレンジ色のチーズは好きじゃない。おいしくないんだもん。でも、全部食べなくちゃダメだって言うから、全部食べたんだけど。」栗はちょっと驚いて、「全部食べなくちゃダメって言われたの?」とあやぴーに念を押した。「うん、そう言われた。」「誰から?」と更に質問を続ける。「名前はわかんないけど、おばさん。おばさんが全部食べろって言ったのよ。だからちゃんと食べたの。その後はね、玉ねぎとグリーンピースが入ったオムレツ。そっちは大丈夫だった。」栗はちょっと安心したようで、今度はデザートについて聞いてみることにした。「デザートはリンゴのタルトだったっけ?」「ううん、違うの。クレープだったのよ。砂糖がかかったやつ。」私の時と同じ答えだった。でも、栗に対しての方が自ら進んでしゃべっている感じがして、私はちょっと寂しかった。日本の帰省からフランスに戻ってきて5ヵ月半。最近はフランス語表現の成長が目覚しく、いっぱしの大人のような口をきく事も出てきた今日この頃なのだ。

 

 

128(高熱)

 

昨日の朝のことなのだが、あやぴーを幼稚園に連れて行った栗から電話が入った。あやぴーの担任のイヴ先生がお風呂ですべって肋骨を二本折ったため、今週はお休みするらしい。代理の先生がまだ見つからないため、給食を取っていない子は家で預かってもらえないかとのこと。私は一週間ぶりのオフを一人でゆっくり過ごしたかったのだが、こういう事情なら仕方がない。快く了承し、あやぴーを連れて家に帰ってきた栗を迎えた。

 

その後、園長先生から「代理の先生が見つかったので、良かったら幼稚園にどうぞ。」と電話がかかってきたのだが、何度も行き来させるのもかわいそうなので、幼稚園へは午後から行こうということになった。ところが、お昼ご飯を食べ終えたあたりから、あやぴーの咳がひどくなり、おでこに手を当てると微熱があることに気がついた。あまり無理をさせてはいけないと思い、幼稚園に連絡を入れ、結局一日お休みさせることにした。あやぴーの熱は夕方になると更に上がったため、栗が熱ざましのシロップを与えた。

 

夜中にあやぴーは何度も起き、それは咳のせいだったり、のどが渇いて水が飲みたかったりということだったのだが、朝はいつも通りに起床。元気は良いが、まだ熱はある。幼稚園に電話をかけ、今日も一日お休みすることにした。今日はヨガのクラスで朝食パーティーが予定されていて、私は前から楽しみにしていたのだが、とても行けそうにない。友達のローランスに電話をかけ、欠席する旨を先生に伝えてもらうことにした。残念。

 

あやぴーは午前中をベッドの上でおとなしく過ごし、お昼ご飯はあまり食べなかった。大好きな納豆ご飯にしたのだが、食欲がないらしい。アプリコットのネクターは喜んで飲んでいた。心配している栗から電話が入った。歯がガチガチ言っている音がするので、「どうしたの?」と聞くと、栗も具合が悪いらしい。あやぴーから病気をもらってしまったのだろうか。

 

その後あやぴーは少し復活し、「パンナコッタを作りたい。」と言うので、一緒にパンナコッタを作ることにした。パンナコッタの生地をあやぴーがおたまで型に入れていると、玄関先で物音がした。具合の悪い栗が仕事を早退して帰ってきたのだった。真っ青な顔をしているので驚いた。

 

私は夕方から会議に参加しなくてはならなかったので、栗に夕飯は冷蔵庫のポタージュを飲むように指示し、身支度をして家を出た。突き刺すような寒さに、雲が立ち込めた空。雪が降りそうだと思い、折り畳み傘をバッグにしのばせた。

 

会議の休憩時間に外に出た人が「雪が降ってるよ!」と言うので外に出ると、大粒の雪が空を待っていた。「ニースで雪って珍しいよねぇ。」とみんなで話し、「最後に雪が降ったのっていつだったっけ?!」と私が聞くと、フランス人の仕事仲間が「月曜日だよ。」と言って笑った。そうだ、今週は月曜日にも雪が降ったのだったっけ。。。

 

8時過ぎに会議が終わり、みんなで夕飯を食べようかと言う話になったので、家に連絡を入れると、栗がどうしても具合が悪いから早く帰ってきてほしいと言う。一瞬がっかりしたが仕方がない。みんなにお別れを言い、まっすぐ家に帰ることにした。バス停で30分ほど待ったのだが、いつまで経ってもバスが来ないので、ニース駅まで行って電車に乗ることにした。幸い、この数日間行なわれていた国鉄のストがちょうど終わったところで、時刻通りに電車に乗って家に帰ってくることができた。それまで大粒だった雪は勢いを和らげ、ほとんど雨のようになっていた。

 

駅からの道は暗いところがあるからと、栗が途中まで迎えに来てくれた。車にも木にも少し雪が積もっていて、家に着いてからベランダに出てみると、お庭が真っ白になっていた。きれい!あやぴーは私達のベッドで夕方からずっと寝ているとのことで、栗も食欲がないらしく、そのまま寝室に直行。栗とあやぴーが食べるはずだったポタージュを私は一人寂しく夕飯に食べた。明日は土曜日。恒例のお義父さんの家でのランチは電話でキャンセルしたらしい。二人の具合が早くよくなりますように。

 

 

131(幼稚園休み)

 

完全休息の週末を終え、あやぴーはだいぶ元気になった。一方、回復の兆しを見せていた栗が再ダウン。昨夜は熱が39度まで上がって心配したのだが、今朝は少し落ち着いたようだ。とは言え、まだ具合が悪いらしく、午前中はお休みして、仕事は午後から行こうと思うとのこと。

 

あやぴーを連れて幼稚園に行くと、「今日はお休みです。」と係の人がみんなに知らせているところだった。「お休みって!?」と聞くと、幼稚園の下水道に問題があることが今朝わかったので、至急工事をしなくてはいけないのだそう。下水道が使えないとなると、子供達はトイレを使えないし、給食を作ることもできないので、このような状況では子供を預かれないと言う。ショック。。。

 

私はステップエアロビのクラスを2週間お休みしていたので、今朝こそは行きたかったのだが、あやぴーが幼稚園に行かないとなると無理かもしれない。あやぴーを連れ、暗い足取りで家に向かう。道中、マイリーとマイリーのパパ、フランソワとフランソワのパパに会ったので、各々に事情を話し、私達は計6人でブーブー言いながら道を引き返した。

 

家に戻ると、栗が驚いた顔をしていたので、一部始終を説明した。私ががっかりしているのがわかったのか、「ステップのクラスに行ってきなよ。どうせ今日は半休を取って家にいるんだから、あやぴーの面倒は見ててあげるよ。」と言ってくれた。感謝(涙)。あやぴーに、「パパは病気だから、ママがいない間、いい子にしててね。」と良く言い聞かせ、急ぎ足で家を出た。

 

ステップのクラスを終え、近所の自然食品スーパーで買い物をしてから家に戻った。栗はだいぶ気分が良くなってきたらしい。午後は仕事に行けそうだと言っている。お昼ご飯は消化のよいものをと思い、スパゲッティをゆでて、チェルヴォで買ったバジルペーストを絡め、あやぴーと私はそれにトマトサラダも食べた。

 

紅茶を飲んでゆっくり食休みをした後、栗は職場に出かけ、あやぴーと私は一緒に掃除をすることにした。ものがあふれてグチャグチャになっているあやぴーの部屋を徹底的に整理整頓し、「私がやる!」というあやぴーに床を拭いてもらった。あやぴーは公園に行きたがっていたのだが、まだ咳が出るので油断できない。今日もおとなしく家の中で遊んでもらうことにした。

 

日本から友達に持ってきてもらったあずきのムースポッキーの箱を開けて、二人でおやつ。幸せ。最近ハーブティーにはちみつを入れて飲むのがお気に入りのあやぴーは、「二人でお茶するのは楽しいねぇ。」とニコニコしていた。

 

 

 

 

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