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あやぴーの成長日記

20041(45ヶ月)

 

 

(あやぴーが一人で作ったお面)

 

 

 

11(元旦)

17(お留守番)

19(ふたたびフランソワと)

111(Saint-Jeanでの遭遇)

114(ランチ&フランソワ)

115(お面を作る)

130(幼稚園をサボって遊ぶ)

 

 

 

11(元旦)

 

家族全員9時起床。いつも通りにシリアルと牛乳の朝食を済ませる。毎年元旦のお昼はお義父さんの家で食べるのだが、まだ三人とも体調が本調子ではないので、食事はパスして、コーヒータイムにあいさつに出向かうことにした。午前中はのんびりと過ごし、お昼はお米を食べることにした。具合の悪いときは和食に限る。

 

友達がくれた「五目寿司の素」を使って五目寿司を作り、残り物の肉じゃがを温めて、塩じゃけを焼いた。あやぴーはもちろんのこと、栗も喜んでくれたので良かった。大人はアサヒドライで乾杯。「せっかくだから。。。」と栗がBGMを選んでくれたのだが、かかったものはなんと「ソーラン節」(驚)!!!ひっそり隠してあった「日本の盆踊り・祭り集」のカセットをわざわざ出して来たらしい・・・(汗)。あやぴーは顔をしかめ、「ママー、これ中国の歌?」などと聞いてきたが、私はソーラン節の強烈さに笑いが止まらなかった。

 

食事が終わってから着替えをして家を出た。車に向かうまで、近所の人にひっきりなしに会い、その度立ち止まって「Bonne Annee !(ボナネー!)」と新年のあいさつをしていたので、すっかり時間がかかってしまった。久々に私の運転でお義父さんの家まで行く。駐車する場所がなかなか見つからず、しばらくグルグルと周ってしまったが、縦列駐車が一発で出来たのでうれしかった。(栗には「免許を取ってもう何年経ったんだよ。いちいち喜ぶなー!」と言われたけど。。。笑)

 

お義父さんが出してくれたクッキーを食べて、テレビを見ながら談笑。いつもの通り新聞を読みだめした。途中、栗の弟から電話が入ったので、お義父さんがまず話し、それから栗に受話器がまわってきた。二人はいつまでも長電話をしていた。ベタベタに仲が良いわけではないけど、年が2つしか違わないので友達のような兄弟。ちょっとうらやましい。。。

 

あやぴーはその間お義父さんの寝室にこもり、お人形さんとおままごとをしていた。おみやげにお義父さん特製のトマトソースや、ベルチーちこりのグラタンをもらって帰る。

 

ポカテラおばあさんの家にも呼ばれていたので、新年のあいさつに出かけ、シャンパンと一緒にクッキーやチョコレート、おばあさん特製のタルトなどをごちそうになった。あやぴーはおばあさんの従兄弟と言う可愛らしい女性にすっかりなつき、一緒に遊んでもらっていた。途中帰る人あり、来る人ありと、メンバーは次々と変わったが、常に人がたくさんいて、とても和やかな雰囲気だった。ポカテラおばあさんを慕っている人はとても多く、私もお近づきになれて本当に良かったと思っている。あやぴーにとっても、私にとっても、本当のおばあちゃんみたいなのだもの。。。

 

夜になって、栗の具合が悪化した。おなかが痛いらしい。それでも今晩のお雑煮は食べると言った。我が家はにんじんと大根と鶏肉をだし汁で煮ただけのシンプルなお雑煮だから、消化に悪いことはないだろう。私は薬味にフリーズドライのゆずと三つ葉を入れたが、栗は何も入れずに食べていた。あやぴーにはまだお餅は早いかと思って用意しなかったのだが、一口あげようとしたら、向こうからいらないと言われた。おいしいのに。。。

 

 

17(お留守番)

 

今日はフランソワがポカテラおばあさんの家にやって来る日なのだが、冬のバーゲンの初日でもある。あやぴー用に来年の冬のコートを買っておきたいので、行くなら今日だとずっと思っていた。しかし水曜日は幼稚園がないため、あやぴーをどうするか考えないといけない。案は2つ。あやぴーと一緒に買い物に行く。但したくさんは見て周れないので店を1,2軒に絞り込んで、そこでなかったらあきらめて、また後日一人で買い物に行く。もしくは、あやぴーをポカテラおばあさんの家で預かってもらい、一人で買い物に行く。両方を天秤にかけてよく考えたが、まだ咳き込むあやぴーを人込みに連れて行くのは忍びないし、一人の方が要領よく回れることは明白なので、ポカテラおばあさんにあやぴーを預かってもらえるか聞いてみた。すると快く引き受けてくれた。朝にもう一度本人に確認してみたが、きっぱりと「買い物には行きたくない。タタの家で(タタ=ポカテラおばあさん)、フランソワと遊ぶ!」と言われたので、やはりポカテラおばあさんに頼むことにしてよかったと思った。

 

11時ごろにフランソワが来ると聞いていたので、その頃に伺おうと思っていたのだが、10時半を過ぎるとあやぴーが「タタの家に行く!」と張り切りだした。パジャマから洋服に着替えさせ、おやつやお絵かき道具などを入れたバッグを手に、少し早いが二人でおばあさんの家に向かった。キックボードも持参である。お昼ご飯に使ってもらおうと食材を渡すと、「またそんな水臭いことして!もう全部用意してあるんだよ。いらないから家に持って帰んなさい。」と怒られた。おばあさんってば・・(涙)

 

「今ソースの仕込みを終えるからちょっと待っててね。」とおばあさんがキッチンに消えていくと、あやぴーは早速ソファに座ってお絵かきを始めた。絵を描き終えると、「タタにあげる!」と紙の後ろに「TATA」と書いたので、おばあさんはとても喜んでくれた。今日のランチはミートソースのラビオリとのこと。ラビオリは近所のおいしいパスタ屋さんで買ったものらしい。天気が良かったので三人でテラスに出て、フランソワが来るのを待った。「TOMO、何も心配する必要はないよ。こっちは大丈夫だから早く出かけなさい。」とおばあさんにせかされて、私はとうとう出発することにした。途中、近所の人に会うたびに、「おっ、今日はバーゲンなんだってね。いってらっしゃい!」とか「安心してゆっくりしておいで!」などと声をかけられ、ちょっと恥ずかしくなった。みんな知ってるのね。。。

 

歩行者天国に着いて、なじみの靴屋さんをのぞくと、昨日一緒にジョギングをした友達のLaurenceがいた。「すごい偶然だねー。」とお互いびっくり。私は欲しいと思っていた茶色のブーツを買い、Laurenceと別れてプチバト―に向かった。プチバトーではスカートを自分用に買ったのだが、なんだか自分のものばかり見ていたことに気がついて、あわててあやぴーにもフード付きパーカを購入した。いつも見るお店をぐるりと回り、とりあえずこれだけは買っておきたいと思ってリストに挙げていたものは全て手に入れた。残るはあやぴーのコートのみである。

 

プチバトーにもボンポワンにも気に入ったものがなかったので、ギャラリー・ラファイエットに向かう。いいなと思うコートにはちょうど良いサイズがなく、その代わりスカートを何枚か買おうとしたのだが、レジがものすごい行列になっていたので、せっかちな私はさっさとあきらめて店を出た。その足でDu Pareil Au Memeをのぞく。混雑を予想して覚悟していったのだが、ガラガラで驚いた。でもゆっくり見れたのでラッキー。念願のピンクのダウンコートをようやく見つけたのでうれしくなった。原価でも十分安かったのだが、3つ買うと30%引き、4つ買うと40%引き、5つ買うと50%引きだというので、5つ買うべく他の品物を見てみた。そして、刺繍がかわいい厚手のレインコート、スパッツを2本、ウエストのところが調整できるズボン(ビーズのベルトつき)を購入した。レジで「49ユーロです。」と言われて、あまりの安さにぼう然とした。また来なくっちゃ。。。

 

あやぴーのものを十分に買ったので、今日はこれにて終了。歩行者天国にある友達のパン屋さんでサンドイッチを食べて、おばあさんの家に差し入れのケーキを購入し、偶然会った友達とちょっとお茶をしてから家に戻った。

 

一旦家に荷物を置いてからおばあさんの家に向かうと、土まみれの子供達が出てきた。いつものごとく、お庭で土いじりをしていたらしい。フランソワは顔にまで泥をつけていた。「コートと洋服を汚しちゃったよ。悪いことしたねぇ。」とおばあさんが申し訳なさそうに言うので、汚してもいい服しか着せていないし、どうせワンシーズンしか持たないのだから気にしないようにと答えた。「タタ、今日はどうもありがとうね。助かったわ。これ、みんなで食べよう。」とケーキを出すと、「また、そんなことして!私もケーキ買ってたのよ!」と大きなガレットを見せてくれた。カラチおじいさんも呼んで、みんなでおやつタイム。ガレットの中にはfeve(フェヴ)と呼ばれる小さなお人形が入っているのだが、一つしかないので、あやぴーとフランソワがケンカしないようにと、おばあさんの家にあったfeve2つ洗って、こっそりとガレットの中に忍ばせておくよう指示を受けた。細かいところにまで気を配るおばあさんの優しさには、いつもはっとさせられる。私もこういう風なおばあさんになれたらいいなぁと思いつつ、ガレットを切り分けてテーブルに持っていった。

 

カラチおじいさん差し入れのJURA地方の白ワインを飲みながらガレットを食べる。子供達の飲み物は苺味のVOLVIC(ミネラル・ウォーター)。ガレットを食べ始めたあやぴーは、踊り子の人形が中に入っていたので大喜び。それを見てがっかりしていたフランソワも、自分のガレットにもお人形が入っていたので驚き、とても喜んだ。私とカラチおじいさんはお人形が入っていない部分を選び、ポカテラおばあさんには人形が入っている部分を渡した。何も知らないおばあさんは、ガレットを食べているうちに自分のものにも人形が入っていたことを知り、びっくりしていた。ガレットとケーキとたくさん食べて大満足の子供達は、椅子を降りて再び二人で遊び始め、私はバーゲンの様子やお正月からの出来事をおばあさんとおじいさんに話した。あやぴーとフランソワに時々目をやると、いつものごとくケンカをしながらも、二人くっついてああでもない、こうでもないと論議しながら遊んでいた。お昼には恋愛の話などもしていたらしい。。。()

 

フランソワのママ、ナタリーが午後6時頃フランソワを迎えに来ると言うので、それまで一緒に待つことにした。ナタリーと新年のあいさつを交し、色々とおしゃべりしてから、家に戻った。もう7時近くだったので栗は既に帰宅していた。あやぴーは栗とお風呂に入りながら、フランソワが頭をぶったこと、手をひっかいたことなどを告げ口していたらしい。夕飯はスープの残りを食べ、デザートにはやはり友達のお店で買ったケーキを食べた。おばあさんのおかげで楽しい一日だった。感謝。

 

 

19(ふたたびフランソワと)

 

今日あやぴーの幼稚園はお休みだった。冬休みの前から「19日はJournee Pedagogique(教育の日)のため、幼稚園はありません。」と聞いていたのだが、幼稚園関係者の会合かなんかがあったのかな。詳細は謎のまま。。。おとといナタリーに会った時、フランソワの幼稚園もお休みだと言っていたので、もしかしたらニース市内の幼稚園はみんなお休みだったのかもしれない。

 

朝、ポカテラおばあさんに電話をかけたら、予想通りフランソワが遊びに来ていた。あやぴーが退屈しだしたところだったので、うちに遊びに来るように誘うと、すぐにやってきてくれた。おばあさんも中に入るように勧めたのだが、「お昼になったらうちに連れてきてね。」と言い残し、一人で家に帰ってしまった。まだ家事が残っていたのだろう。

 

あやぴーはフランソワが来たので大喜び。二人で早速レゴをして遊び始めた。私はそんな二人を見ながら、書類に目を通したり、メールの返事を書いたりしてのんびり過ごした。そのうち二人はあやぴーの部屋に移動。しばらくしてから見に行くと、二人で「もののけ姫」のビデオを見ていた。フランソワに「それ恐くない?うちには日本語のビデオしかないけど、「アラジン」とかの方がいいんじゃない?」と聞くと、「もののけ姫」の方が良いというので、そのままにして部屋を後にした。お昼近くになって、フランソワが自らおばあさんの家に戻ると言ってきたので、あやぴーと二人でフランソワをおばあさんの家まで送り届けることにした。あやぴーが「ママ、見て!」と言うと、フランソワも真似して、「ママ、見て!」と言ったので、びっくりした。完璧な日本語だったのだ。フランソワに「よく日本語が言えたねぇ。それは、「Maman, regarde !」っていう日本語なんだよ。」と教えてあげると、フランソワはとてもうれしそうな顔をした。

 

おばあさんの家に到着。フランソワはあやぴーと一緒にお昼ご飯が食べたいと言い張ったのだが、今日もお世話になるわけにはいかない。実は前もっておばあさんに、「うちで食べてもらってもいいんですよ。」と言っておいたのだが、おばあさんもフランソワがかわいいから手放したくないようだったので、お昼ご飯は別々に食べて、また午後一緒に遊ぼうと言うことで落ち着いた。

 

お昼ご飯を食べ終わってちょっとのんびりしていたら、おばあさんから「早く来て!」と催促の電話が入った()。あわてて身支度をして、キックボードを持参して外に出る。すると、おばあさんとフランソワは既に外に出て私達を待っていた。おばあさんの「寒くなる前にキックボードをさせてあげようよ!」という一声で、近くにある教会の広場への移動が決定した。私はあやぴーをおばあさんの家に置いてきて、家で少し息抜きさせてもらおうと勝手に決めていたので、上着を着ずに出てきてしまった。こんなことなら厚着をしてくれば良かったとがっくりしつつも、嫌だとは言えず、薄着のままみんなに付き合うことにした。

 

寒いので広場にはひとっ子一人いない。あやぴーとフランソワは、キックボードで広場の端から端までを何度も競争したり、かけっこをしたり、野生の花を摘んだりして遊んでいた。1時間ほどしてあまりの寒さに震えが来始めたので、集合をかけ、一同おばあさんの家に戻った。暖かい室内に入ってほっと一息。

 

子供達がはお水を飲み、苺のタルトをおやつに食べている間、私はカラチおじいさんの差し入れのケーキを切り分けるように指示された。おととい同様、キリスト教のしきたりでエピファニー(公現祭)を祝って食べるガレット・デ・ロワ。今日はブリオッシュ型だった。おととい同様、おばあさんから予めいくつかのfeve(小さな人形)をケーキの中に仕込むように言われたので、子供達の目に入らない場所でブリオッシュを切り分け、その中にfeveをねじり込んだ。本来ケーキには一つしかfeveが入っていないので、おととい同様、二人が取り合いをしないためにとおばあさんが考えた策なのである。

 

ところが、あやぴーには昨日と同じfeveが当たってしまった。「Encore !(アンコー!=まただ!)」と大憤慨。一方フランソワは、一昨日とは違う赤ちゃん時代のキリストの人形が当たって大喜びだった。今日も長い間紙で出来た王冠をかぶり、自分達を王子とお姫様だと主張するフランソワとあやぴー。間抜けでかわいかった。子供達のおやつが終わってから、ようやく大人のコーヒータイム。おばあさん特製のブレンドコーヒーを頂きながらブリオッシュを食べた。(ガレットについて興味がある方は「南仏の味(お祭りのお菓子)ガレット・デ・ロワ」をご参照下さい。)。

 

子供達がパズルで遊び始めたので、私は一旦おいとまして家に戻り、待っていたメールに目を通し、急いで返事を書いて、掲示板のお返事を書いてから、またおばあさんの家に戻った。しばらくすると、ナタリーのパパであるジェラ―ルおじいさんがフランソワを迎えにやってきた。ジェラ―ルおじいさんは仕事で日本に行ったことがあり、日本人の親切さと礼儀正しさに感動したと言う親日家である。新年のごあいさつをして、少し近況報告などをしてから、おばあさんと共に二人を見送り、私達も家に戻った。

 

夜ご飯はお昼に余ったブロッコリーと鶏肉のパスタにカリフラワーを加え、ベシャメルソースをかけたグラタン。寒い夜のグラタンはとてもおいしくて、久々にワインを開けて楽しい晩餐となった。あやぴーは昨晩おもちゃを片付けないことで私からものすごく叱られたため、今日は自ら「おもちゃは寝る前にちゃんと片付けないといけないんだよね。」と言って、一人で全部片付けてくれた。ちょっと怒りすぎちゃったかなと反省していたので、あやぴーにこちらの気持ちが伝わったことはとてもうれしかった。

 

111(Saint-Jeanでの遭遇)

 

私が昨日マフラーをなくして、ものすごく落ち込んでいたので、栗が素敵なレストランでランチをしようと誘ってくれた。でも朝起きてみたら、ちょっと胃が痛い。予定を変更して、午前中はお布団にくるまってのんびり休養し、家から車で15分のSaint-Jean Cap Ferrat(通称サン・ジャン)で軽くランチをしてから海辺を散歩することにした。

 

ヨットハーバーの前にある小さなカフェに入り、ハムとチーズと卵が乗ったそば粉のクレープを食べることにした。あやぴーはハムとチーズのサンドイッチ。そば粉のクレープを食べるのは久々だったので、シンプルながらもおいしく感じた。デザートにもクレープ(ココナッツアイスが乗っかったチョコレートのクレープ)を頼み、栗に「胃が痛い割にはよく食べるね。」と笑われた。確かに。。(笑)

 

サン・ジャンからはいくつか散歩道があるのだが、今日は一番短いコースを歩くことにした。冬だからかあまり動く気にならないのだ。それでも、青い海を見ながらの散歩はとても気持ちが良く、途中でコートを脱ぎ、潮風を胸に吸い込みながら、止まることなくずんずん前に進んだ。あやぴーもコートを脱いで長袖Tシャツ一枚になり、周りを見たら半袖Tシャツの人もいた。やっぱりコートダジュールって温暖な気候なんだな〜としみじみ感謝。あやぴーは疲れたと言いつつも、道中ほとんど走っていた。散歩道が終わったので、海岸にてあやぴーを放牧。枯れ木や石を拾ってしばらく遊んでいた。その間栗と私は家の手直しについて話し合う。最近日曜大工づいている栗、頭の中は工事のことばかりなのだ。。。

 

一旦ヨットハーバーに戻ってから、隣町まで歩いていこうかと話していると、後ろから「AYA!」と叫ぶ声がした。振り向くと、なんとフランソワ!あやぴーはびっくりして、「あれ、フランソワ?でも何でここにいるの?」とすごい驚いていた。フランソワがいるところまで戻ってみると、なんと散歩道の途中にある小さなかわいらしい一軒家が、フランソワの母方のおばあちゃん(ナタリーのママ)イヴェットの家だということが発覚した。

 

ドアを開けたイヴェットに誘われて中に入る。アンティ―クの調度品がぴったりの本当に素敵な家。栗はこの家の前を通るたびにどんな人が住んでいるんだろうと思っていたらしく、かなり感動していた。「小さな家でしょう?」とイヴェットが上品に笑った。「それにしても偶然よね。フランソワが「TOMOTOMOが通った!」って叫ぶから、そんな訳ないでしょう?って言ってたんだけど。。。」 

 

ナタリーも寝室から出てきた。腕に抱いていたフランソワの妹・ジャンヌはもうすぐ8ヶ月。前に見たときよりもずいぶん大きくなっていた。「これから防波堤を散歩するから一緒に行かない?」と誘われたので、ご一緒することにした。フランソワもあやぴーも大喜び。

 

ジャンヌの防寒準備をしっかりしてから一同外に出た。すると、栗が「あっ!」と叫んだので、その方向を見てみると、デンマーク人の友達がいた。出産準備クラスで知り合いになったヘレンである。ご主人のアンドレも一緒。ここ数年会っていなかったので、懐かしさがこみ上げ、お互い「キャ〜!元気だった?」と話し始めたら止まらなくなってしまった。ナタリー達を待たせては失礼なので、後からジョインするからと先に歩いててもらうことにした。

 

あやぴーより1ヶ月先に生まれたカミ−ユ。赤ちゃんの時の印象しか頭に残っていなかったので、すっかり女の子らしくなった姿に感激した。金髪に青い目。いかにも北欧系の顔をしている。背も高い。ヘレンには2人目を妊娠している時に一度会ったのだが、その子ももう14ヶ月。名前はジュリアと言う。

 

ヘレンもご主人のアンドレも全然変わってなくて、きっと私達も変わっていないと思うのだけど、確実に大きくなる子供達を目の当たりにすると、時間はやっぱり過ぎているのだとひしひしと感じた。「日曜日の午後は公園で過ごすことが多いから、今度また会おうよ!」と約束し、名残惜しかったがお別れをした。

 

急ぎ足でナタリー達に合流する。ジャンヌが泣き止まず、ナタリーとナタリーのおばさんが苦労しながら交替であやしているところだった。栗と私はフランソワとあやぴーと一緒に歩く。サン・ジャンにはよく散歩に来るが、防波堤の方を歩くのは初めてだったのでとてもうれしかった。途中で追いついてきたナタリーにそう言うと、「今ママが住んでいる家は、私達一家がパリに住んでいた頃、別荘として使っていたの。休みには必ずここに来ていたのよ。だから、子供の頃はこの道を自転車で走ったり、海に入ったり、思い出がたくさん詰まった場所なんだ。」と教えてくれた。なんだかホノボノ。

 

あやぴーとフランソワは、いつものように時々ケンカをしながらも仲良く遊んでいた。二人の会話はまるで大人がしゃべるような口ぶりなのだが、今まで耳にしたことがなかった栗にはかなり新鮮だった模様。驚いたり、笑ったりしていた。寒くなってきたので帰途に着くことにした。「また水曜日ね!」とお約束。二人は最後の最後でまたケンカをしたのだが、「AYAが来るなと言っても、僕はAYAの家に行くからね!」と言うフランソワの捨て台詞に、あやぴーはまんざらでもない顔をして微笑んだ。

 

 

114(ランチ&フランソワ)

 

日本に帰る友達の送別会と称して、ラオス・ベトナム料理屋さんでランチ。全員集合するのを待ったのだが、あやぴーがおなかがすいたとうるさいので、とりあえず先にラーメンを頼んでおいた。念のために持参したフォークが大活躍。あやぴーはうれしそうにラーメンを食べ、その後はお絵かきをしたり、前に座っていた友達に遊んでもらったりしていた。

 

大人は何品か適当に頼み、みんなでシェア。どの料理も予想通りおいしかったのだが、主役の友達は朝から胃が痛いとかで、ほとんど何も食べられなかったのがかわいそうだった。

 

あやぴーはそのうちテーブルの上にあった香草でサラダを作り始めた。バナナ・サラダなのだそうで、バナナというのは、おはしが入った紙の袋だった・・(汗)。お店の人がお皿を下げ始めたので、あやぴーの席に山盛りになった緑の香草と紙を集めてお椀に入れて下げてもらうと、あやぴーは「サラダ、持って帰りたかったのに!」と泣き出してしまった。でもそれは無理な話。。。

 

友達と別れて家に帰ってから、ポカテラおばあさんの家に寄った。フランソワはずっとあやぴーを待っていたそうで、遅いじゃないかと怒られた・・(笑)。おばあさんのお向かいに住んでいるミレイユ&ポールご夫妻からプレゼントがあった。フランソワには警察のパトロールカー、あやぴーにはお人形。二人は大喜びで、早速頂いたおもちゃを手にして遊び始めた。

 

あやぴーをおばあさんの家に置いてから私は一人で家に向かい、今日のおやつ用に買ってあったポテトチップスと苺のシロップ、それにおばあさんへの差し入れとしてクッキーの大箱を持って行き、再び家に戻らせてもらった。洗濯物を干さなければならなかったのだ。それと、留守番電話に仕事関係者から緊急メッセージが入っていたので、早速連絡を取って、打ち合わせをしたりと、色々な用事を済ませてから、急いでポカテラおばあさんの家に戻った。カラチおじじさんはちょうど帰るところだったが、まだマリー・ジョーおばさんがいたので、みんなでコーヒーを飲みながらおしゃべり。

 

フランソワとあやぴーは今日はケンカをすることもなく仲良く遊びつづけた。時々フランソワは乱暴な行動を取ったり、悪い言葉を使ったりして、おばあさんからひどく叱られた。家でいくら気をつけていても、幼稚園やテレビアニメや道端など、使ってはいけない表現を耳にする機会はどこにでもあって、子供は意味もわからずに復唱するので、そのたびにこっぴどく叱らないといけない。私もおばあさんと一緒に仁王立ちし、あやぴーにもこういう言葉は誰に対しても使ってはいけないのだと説明した。

 

マリー・ジョーが帰った後は、若いフランス語教師のエリーズが登場。今夜はオペラに行くのだとうれしそうだった。フランソワとあやぴーは、おやつにポテトチップスとポッキーを食べ、苺のシロップを入れた赤い水を飲み、各々トイレで大小を済ませた。

 

午後6時過ぎにフランソワの両親が登場。ママのナタリーには日曜日に会ったけど、パパのアンリに会うのは久しぶり。「あやぴー、また大きくなったねぇ!」と感心された。フランソワ達と一緒におばあさんの家を後にした。家に入ると、既に栗が帰宅していた。料理をする時間がなかったので、今夜は鍋。鶏肉と白菜とねぎと木綿豆腐を入れただけのものだったが、体に染み入る温かさにホッとした。あやぴーはお豆腐と白菜を食べなかった。アーティチョークとか赤ピーマンは食べるくせに、コーンとか白菜と言ったクセのないものが嫌いなのだから不思議である。。。

 

 

115(お面を作る)

 

幼稚園から帰ってきて、お昼ご飯を食べ終わったあと、あやぴーはいつものように自分の部屋に一旦移動した。その間後片付けをしていると、「ちょっとこれほどいて。」と長いひもを持ってきたので、だまになっていたところをほどいてあげた。リボンにでもしたいのかなーと思いつつ、片づけを終え、PCを開けた。すると、そこに「ママ〜、見てみて!」とあやぴーがやってきた。手にしているのはお面。ちゃんと穴が開いていて、そこにひもが通っている本当のお面!びっくりして、「すごいね〜。偉いね〜。」とあやぴーを誉めてあげた。「これ、あやちゃんが一人で作ったんだよ。」とあやぴーは言った。クリスマスにたくさんおもちゃをもらったけど、結局こういう遊びが一番好きなのかもしれない。。。

 

「顔にこのお面をつけてみる?」と聞くと、あやぴーはこっくり頷いたので、目の部分を丸く切って、小さな顔につけてあげた。なかなかぴったり!「中から見える?」というと「うん、見えるよ。」と大喜びのあやぴー。思わず撮影会となった。

 

 

しかしながら、このお面、本人にとっては満足のいくものではなかったらしい。「あのね、カーニバルではもののけ姫になりたいから、お面を作ったんだけど、猫の耳もないし、白い毛もないから、あやちゃん、もののけ姫になれないの。。。」と悲しそうにうなだれていた。そっか、もののけ姫のお面だったんだね。。。

 

 

130(幼稚園をサボって遊ぶ)

 

今日は午後幼稚園をお休みさせて、FAIRYさんと一緒に子供達を公園で遊ばせることにした。お互い交代に予定が入っていたので、なんと1ヶ月以上ぶりの再会。ここ2,3日風がものすごく冷たいが、天気は良いので何とかなるだろう。あやぴーも滑り台で遊ぶと大張り切りで、私も久しぶりのおしゃべりが楽しみ。

 

バスに乗って待ち合わせの公園に向かう。まだ公園にはあまり人がいなかったので、あやぴーは誰にも邪魔されることなく一人でガンガン遊び始めた。FAIRYさんがまーちゃんとはーちゃんを連れて登場。何だか二人ともすごく大きくなった感じ。まーちゃんは早速あやぴーに合流し、はーちゃんはいつもの通りしばらくママのそばでうろちょろしていた。

 

実は一昨日、私が仕事で外出している間にあやぴーをシャトー(城跡公園)に連れて行った栗が、偶然にもFAIRYさん達に会い、シャトーの児童公園で一緒に遊んだらしいのだ。子供達はもちろんのこと、栗もFAIRYさんとの会話を楽しんだ模様。その報告を聞いて私はまず大笑いし(栗が母親としてだけでなく、友達に対しても私の代わりを立派に務めてくれたので)、そして、「私も一緒に遊びたかった!」とジタバタした。しかも、プリシラというローティ―ン・アイドルのビデオクリップ撮影現場にも遭遇したらしいし。。。

 

FAIRYさんと私は公園内のベンチを移動しながら、1ヶ月のブランクを埋めるようにおしゃべりした(日陰になると寒いので、日向のベンチに座る必要があり、太陽の光が時間と共に移り行くので、ベンチを変えていく必要があったのだ。笑)一方、子供達は子供達で楽しそうに遊んでいた。おやつタイムも大盛況。途中、あやぴーがカーデガンを脱ぐと大泣きしたので困ったが、あれこれ手を尽くして何とか長袖Tシャツ1枚になるという事態は避けることができた。いくら太陽が出ていると言っても気温はかなり低い。既にコートを脱ぐという妥協はしているので、それ以上は譲れなかった。風邪を引かれては困るのだ。一瞬、あやぴーが「そんなに泣き叫ばなくても!」というほどひどく泣き叫ぶ姿を見て心が揺れたが、ここで負けるものかと何とかふんばった。その甲斐あって、ひとしきり大騒ぎした後は二度とカーデガンを脱ぐとは言わなくなった。しかも、コロッと態度を変えて、「あやちゃん、カーデガンをちゃんと着てるんだよね。寒いもんね。」などと良い子ぶる様子を見て、「最初から人の言うことを聞いていれば泣かずに済んだのに。。。」と思わずにはいられない私だった。

 

しばらくすると、共通の友達のユリちゃんが17ヶ月のミオちゃんを連れて公園に現れた。「久しぶり〜!」とあいさつをするや否や、ミオちゃんは元気にお姉さん達の輪に入って遊び始めた。お人形のように可愛いけど、物怖じをしない性格のよう。やっぱりママゆずりかな。。。(笑)。ユリちゃんは相変わらずかわいくて、おしゃれで、でも、ミオちゃんから目を離さずにしっかり面倒を見ていた。お互いママなんだな〜としみじみ。それから、私の友達も来てくれたので、みんなで相変わらず太陽の光を求めて公園内を移動しながら、寒空の中おしゃべりをした。

 

かなり冷え込み始めたので、私と友達はお別れを言って公園を去り、二人でカフェに入った(+あやぴー)。ココアを飲みながらさくっとまたおしゃべり。

 

帰途の途中、近所の花屋さんの前を通ったらあやぴーに花をねだられた。あやぴーが選んだのは黄色いマーガレットに色とりどりのアネモネが入ったブーケ。3ユーロだったので買うことにした。あやぴーは家までちゃんと自分で花束を持ってくれた。栗はもう既に帰宅していて、PCと格闘しているところだった。我が家にもついにADSLがやってきたよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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